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原題は「Armageddon Game」

長年戦争を続けてきたタラニ人とケルラン人の和解に伴い、遺伝子を破壊する最終兵器・ハーヴェスターの解体を依頼され、タラニの船に乗り込んだジュリアンとオブライエン。解体は無事すんだが、その直後に賊が侵入、解体にあたっていた人間を襲撃してきた。ジュリアンとオブライエンはからくも脱出したが、オブライエンがハーヴェスターを浴びてしまい・・。



賊との白兵戦で、ジュリアンをかばって活躍するオブライエン。さすが、実戦経験のある人は違うねぇ・・という感じ(オブライエンがいなきゃジュリアン死んでた訳で)

地上に逃れて、通信機を修理する間、恋愛&結婚について語り合うジュリオブ(省略形) やはり、オブライエンの「結婚以上の冒険なんてないのに。…結婚生活には落とし穴だの、罠だのが…一杯だ。ハハ…でも、それでも楽しい。二人一緒なら…」に尽きますよね、この回は。

その後の「確かに、DS9 への赴任が決まって、ケイコは不機嫌になった。…今でも、ケンカする。ハ…でもいいんだ。……乗り越えられる。…愛情があるからね」といい、本当、「ごちそうさま」というか。

妻・ケイコが、「事故録画記録」を見て、それに映ってたオブライエンが午後なのにコーヒーを飲んでる・・夜眠れなくなるから、午後にコーヒーは飲まない人なのに・・この記録はおかしい!!と見抜いて、事態の突破口を開いた・・オブライエンが結婚していたおかげでもってして、ジュリアンも助かった訳で。

んでまた、その、「オブライエンは午後にコーヒー飲まない」ってのが、実はケイコの思い違いだったっていうオチが最高(笑)

よく見てる・分かっているようでいて、実は結構思い違いをしていて、それでも・・いや、それでこそ?成り立っているのかもしれない、夫婦という関係の、奥深さというか不思議さというか・・。

「立って死にたい」というオブライエンがかっこいい~!!で、その直後、死を覚悟して見詰め合うジュリオブはいい感じでした。この回で決定的に友情が芽生えたのね。

平和のために、ハーヴェスターの知識を持つものを抹殺しようという極端なやり方に出たタラニとケルラン。その結果として、連邦に宣戦布告に等しい行為をした訳で、これまさしく本末転倒。「健康のためなら死んでもいい!」ってのと同じおかしさというか・・。

それにしてもジュリアンが、「僕を理解して欲しい」と日記をジャッジアに差し出していたとは・・(激笑) イタイタしいまでの自信過剰も、ここまでくると清清しいというか、かわいらしいというか・・。いい男だからかろうじてセーフ(←か?)ですけど、普通、どん引きしそうな。

そしてその日記を、ジャッジアが読んでなかったってのがまた・・(笑)
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原題は「The Alternate」

DS9に、発見された当初のオドーを研究したモーラ博士がやってくる。他人から見れば「親子」のように思えるのだが、当の本人達同士には、わだかまりがあり・・。
 

モーラ博士を演じてる役者さんって、TNGの亡命ロミュラン士官(中尉ではなく、実は提督だった)と、おっさんアレキサンダーを演じた人なんですね。一番素顔に近いであろうモーラ博士より、ロミュランの提督の時の方がかっこよく見える・・。

それはともかく。オドーのことを想っているのに、彼(の能力・適応力・可能性)を信じきれず、手元に置こうと考えるモーラ博士が、子離れ出来てない親そのもの(そんな博士に反発するオドーは、思春期の息子そのもの)で、本当、傍で見てると「親子」以外の何物でもないやん、あんたら・・という感じなんですが、当の本人同士達には、それが分かってないんですよね・・。

オドーが反発する気持ちもよく分かるんですが(実験動物扱いされた・・という)、それでもやはり、人間社会で適応していくための最初の手ほどきをしてくれたこと、そして博士が博士なりにオドーのことを思っていることは間違いない・・ある程度、モーラ博士を認めるべきな訳で。そして博士ももっと、オドーを信じてあげて、彼の気持ちを汲んであげるべき・・。お互いがそのことに最後気付けて、良かったな・・と。

それにしてもガスのせいで暴走した姿を多くの部下に見られた訳で、今後のオドーの指導力に影響が出ないか、多少心配。まぁ、それをゆうならシスコやキラもおかしくなったことがありますから大丈夫か・・。

ジャッジアの一挙一投足に勝手にやきもきしてるジュリアンは、バカみたいですがかわいい・・(笑)

オブライエンの「うちのワイフが・・」もいい感じ。
原題はRivals。

クワークのバーで、身なりのいいご婦人の話を親切ごかしに聞いていた男を捕まえて、連行するオドー。その男はエル・オーリアン星人・・人の秘密を聞き出すのが得意な種族で、その特技を、エンタープライズのガイナンのように正しく活かしている者もいれば、この男、マータス・メイズーアのように、詐欺師として悪用している者もいるのである。さる星の老夫婦に訴えられていた彼は留置所にブチこまれるが、そこで、この上なくツイてない人生を送ってきた男から、妙な、ゲーム機のような機械を手に入れる。

一方、ラケットボールのコートを造ったオブライエンは、ジュリアンにこてんぱんにやっつけられ、すっかりムキになって打倒を誓うが・・。



マータスの開いた店にロムが引き抜かれた際の、クワークとのやりとり・・

クワーク「マータス、気をつけないとラチナムをくすねられるぞ」
ロム「くすねないよう! ま、ちょっとはね(小声)

この時のロムが最高です(笑)

ムキになったオブライエンがかわいかったですが、それにしても、彼の私服姿が数種出てきて、上半身裸のシーンまである(←誰も喜ばないでしょうが・・(笑))なんて、ある意味すごいというか何というか・・。

彼の、出陣前のケイコとのやりとりがいい感じでした。ジュリアンの方が若く、艦隊内の地位も高い訳ですが、こうして励ましてくれる人が身近にいて、プライベートに関してはオブライエンの方がずっと、恵まれてるよなぁ・・というか。

ジュリアンといえば、彼のミョーな服は何だったんでしょう・・?

マータスを演じてたのがクリス・サランドンとは全然、分かりませんでした・・(少なくとも出演作3作は見てるのに) つくづく、人の顔を覚えるのが苦手・・。

OPのご婦人・・アルシアのため息が、「話の相手」ではなく、「カモ」を連れ去られたゆえの・・だったんですね(笑) 原題のRivals(競争相手、商売敵)は、オブライエン⇔ジュリアン、クワーク⇔マータス・・だけではなく、暗にマータス⇔アルシアをも、指していた訳で・・(笑)

これといって深みも重みも何もない(断言)、他愛のない話ですが、オブライエンとジュリアンがかわいいので、よしとしましょう・・そういう感じ。

あと、チョイ役でしたが最後マータスの店からロムに連れられてクワークの店に戻る(ということは、ダボガールだったんですね)女の子が、キレイで、ひっとことも喋らないのが良かったです。
原題はSanctuary。

及び腰の政府のお役人を怒鳴りつけたり、懇意の音楽家がクワークの店で演奏が出来るよう取り計らったり、キラは今日もベイジョーのため、同胞のため、忙しくたち働いていた。そこへ、ワームホールを通過した船が現れる。危険な状態のその船から4人の異星人を転送で助け出すが、彼らの言葉はコンピュータが翻訳不能らしく、全く話が通じない・・。



移民がテーマの重く、苦い話。

4人の女リーダー・ハニークと、ドレスをめぐるちょっとした誤解を通じて、お互い同じセンスなんだと知って意気投合したキラ。しかし、ハニークが300万人のスクリーア人のリーダーとなり、その移住先に、連邦が選んだ肥沃な星ではなく、ベイジョーを希望したことで、その友情も壊れていく・・。

スクリーア人の聖なる書によれば、ケンタナ・・彼らの伝説の故郷は、宇宙の目(ワームホール)を抜けたところにあり、スクリーア人はその悲しみの星に喜びの種を蒔くであろう・・と記されているという。確かに地理的にも、「悲しみの星」という条件も、つい先ごろまでカーデシアに占領され、その痛手からいまだ立ち直れてはいないベイジョーは合う・・。

ハニークは、スクリーア人は農耕が得意なので、今ベイジョーが不毛の土地として見放し、誰も住んでいない地域に移住を認めてくれれば、そこで農業を成功させて自活していく・・と主張。

しかしベイジョー側は、300万人もの移民を受け入れる余裕はなく、もしスクリーア人の移住を認めて、彼らが農業に失敗したら、人道的にそれを見過ごす訳にはいかず、今でも不足している食糧を分け与えるしかない・・結果、ベイジョーもスクリーアも共倒れになる・・と主張し、断固受け入れを拒否。

ハニークはキラに何とかベイジョー政府の考えを変えてくれるよう頼むが、ベイジョー・・自分の星が一番大切なキラの考えは、政府のそれと同じであり、それを知ったハニークはキラに失望する・・。

結局、スクリーア人は連邦の選んだ星にいかざるを得なくなったが、増え過ぎた自分達に向けられる邪魔者意識を感じ取り、それに反発心を抱いていたハニークのひとり息子・チュマックは、混乱に乗じて船を奪い、友人達とベイジョーに向かう。しかし、その船はエンジンからエネルギー漏れを起こしていた・・。

スクリーア移民を断固受け入れない方針のベイジョーが出した迎撃機にチュマクの船は攻撃、結果迎撃機は反撃し、エネルギー漏れにフェイザーが引火して、チュマクの船はモニター上から消えていく・・。

ハニークが、最後見送りに来たキラに、「私達がベイジョーのお荷物になると思ったの?」と問い質し、それを肯定するキラ。

それに対するハニークの最後の言葉・・丸々引用させて貰いますが、「それはあなた方の大きな間違いだわ。とても残念。…私達が入植すれば、お互いに助け合えたかもしれない。…スクリーア人は農業が特技なのよ? 飢えに苦しむベイジョーを、私達の技術で救ってあげられたかもしれないのに。やってみなきゃわからないでしょ。50年に渡るカーデシアの支配が、あなた方を怯えさせ人を信じなくさせてる。…ほんとにお気の毒だと思う。……あなたの言う通りね。ベイジョーはケンタナじゃなかったわ」

最後のハニークの、「ベイジョーはケンタナじゃなかったわ」が重く、苦い・・。移民は受け入れられないと、キラ(ベイジョー)の方が「ベイジョーはケンタナではない」と言ってたのが、最後は逆に、そう言ってたスクリーア人自身が否定する・・ベイジョーは、我らの故郷・聖域と呼ぶには値しない星だったと見限り、切り捨てる、スクリーア人なりのしっぺ返し。

ベイジョーの言う通り、スクリーア移民を受け入れたらベイジョー人ともども共倒れになったかもしれないし、ハニークの言う通り、農業が得意なスクリーア人はベイジョー人とお互い助け合う存在となり、ベイジョーを飢えから救ったかもしれない・・。どっちだったのか、ベイジョーがトライしなかった以上、永久に分からないまま・・。

ハニークの言葉を信じて、可能性に賭ける・・それを出来るだけの、余裕・・経済的なものもですがそれ以上に、精神的な余裕が、今のベイジョーにはない・・そのことがただただ、悲しい・・。

カーデシアの罪・・占領の負の遺産は、こういう形でも尾をひいてるんだなぁ・・と。

勿論、自分がキラ(ベイジョー)の立場だったら・・共倒れのリスクを背負ってまで、自分の星にスクリーア人を受け入れることが出来たのか?と訊かれると・・返事に窮する訳ですが・・。

少なくとも共倒れはしない・・スクリーア人達は自活していけるであろう肥沃な星を移民先として見つけてあげただけ、連邦&ベイジョーは出来る限りのことをした訳ですけど・・。

ベイジョーが択びとることが出来なかった、「明るい未来」のひとつ。破滅という最低を択ばない為に、同時に、共存繁栄という未来をも、択べない・・捨てざるを得ない「現実」の厳しさ・・。
原題はSecond Sight。「千里眼」

妻ジェニファーの4度目の命日を過ぎたことに気付いたシスコは、夜のプロムナードで、フェナと名乗る魅力的な、しかし謎めいた女性と出会う・・。



ジェニファーを亡くしてから初めて、女性に心惹かれるシスコ・・つまり4年間まったくご無沙汰だった訳で(←カークだったらあり得ねぇよ!!) しかしそんなレア発情・・いや、恋情を、待っていた結末は・・。

恋をしていることをジェイクに見透かされたシスコが、「向こうも(パパのこと)好きなんでしょ?」と聞かれて、「多分、そう思う」と返事するシーン・・「Wow!!自信家ね!!(笑)」と次姉ともどもバカウケ。

テラフォーミングの権威で、これから死んだ恒星を生き返らすというセイエティク教授の妻ナデル。心理投影テレパスであり、離婚が許されない種族出身である彼女の、抑圧された感情の発露とでもいうべき「夢」・・「幻」が、フェナの正体・・。

妻を救う為、自分の死によって彼女を解放しようと恒星にシャトルで突っ込むセイエティク。それだけ愛していたのなら、彼女を精神的に抑圧しない、より良い夫たることは出来なかったのか?・・とも思いますが、現実に、彼は懸命にそうあろうとしていたのかもしれない・・。しかし、努力だけではどうしようもない部分もあった・・ということなんでしょうか・・。

生き返った恒星が放つ、煌々とした光が照らすプロメテウスのブリッジで、涙を流しながらはかなく消えていくフェナ・・。再生の光の中、幻とはいえシスコにとっては確かに「愛」であった存在が消えていく・・その対照的な切なさ。

故郷の星へ帰るという、フェナと全く同じ姿形、声・・しかし、彼女のことは何も憶えていないナデルをただ見送り、フェナと見つめた星々を、一人で眺めるシスコ・・(哀)
原題はNecessary Evil。「必要悪」

ベイジョーの地表。派手な身なりのご婦人・パルラから、依頼を受けるクワーク。それはカーデシア占領時代、ステーションで営んでいて薬局の壁に、何者かに殺されて死んだ夫パトリックが隠した箱を回収してきて欲しい・・というものであった。クワークは依頼を引き受けて帰るが、部屋にはもう一人、あやしげな男が隠れていた・・。



5年前のカーデシア占領時代のステーションの様子や、当時のオドーと、キラ・クワーク・デュカットとの出会いを知ることが出来て、そういう意味では興味深いエピソード。いつもの服じゃないオドーが新鮮。そして、ロングヘアのキラが、最初彼女と分からなかった位、雰囲気が違います。

ただ、最後結局、パトリックを殺したのがキラだったと分かり、ちょっと複雑な気分になる・・。キラも、殺したくて殺した訳ではない・・彼の持ってた密告者のリストを奪う任務で、見つかって仕方なくしたこと、なおかつパトリック自身も密告者・・ベイジョーにとっては裏切り者ではあった訳ですが・・。

5年間、キラ自身もおそらく苦しんだであろう・・そして、今彼女が犯人だったと気付いたオドーも、彼女を告発する気はさらさらない訳ですが、しかし当時、オドーが犯人を挙げられなかった以上、デュカットは上層部の言いなりになって、適当なベイジョー人10人を「生贄」として処刑したのだろうか・・と思うと・・。

「キラが捕まって処刑されなくてよかった」と手放しで喜ぶ訳にもいかない、その事情を思うにつけ、複雑な気分になる、そんな話です。

同様に、クワーク警護の保安部員が、クワークを暗殺しようとする男に殺されてしまう(←助かったかもしれませんが・・急所っぽいですよねぇ)のも、クワークを守るために結果、人が死んだ訳で、職務上仕方が無いこととはいえ、複雑・・単純に「クワークが助かって良かった」と喜べない・・(だいたい、誰でも簡単に医療室に入れるようになってるのがおかしい!ロックしとけよ!)

それにしても至近距離で、あからさまに殺意をもった人間に、何に遮られることもなく直に撃たれたのに、それでも死なないクワークはすごい・・(ジュリアンの手当て・・腕が良かったという可能性もありますけど) 以前の免疫力を見せつけた話といい、結構フェレンギは逞しい・・。ベタゾイドにも心を読まれない訳ですし、地味に強い種族というか、何というか・・。

パルラの家を訪ねて事情聴取・・もう帰るのかと思いきや、さらに質問をするオドーはまんま、「刑事コロンボ」(笑)
原題はMelora。

低重力の母星をでれば、歩くことが出来ないエレージアン星人。その星の人間として初めての艦隊士官メローラが、任務のためDS9にやってくることに。

ここでは彼女が普段使っている低重力ユニットが使えないため、ジュリアンは車椅子を用意したり、オブライエンは部屋を改造したりと、皆彼女を迎えるための準備に心を砕いたが、到着した彼女は憐れみは無用とばかりに何事もひとりでやろうとし、周囲の気遣いをつっぱねる。そんな彼女にジュリアンは・・。



もうひとつの筋・・クワークに恨みを抱くコットの話とどう絡んでくるのかと思いましたが、最後の最後で、ジュリアンの治療のおかげで命拾いした彼女が、得意の低重力で活躍してコットを倒す・・という繋がりだったんですね。コットの顔のアレはどう見てもハサミ・・どうやって飲み喰いするのか気になりましたが、肝心のシーン、うまいこと映らない角度でしたね・・(笑)

警戒も役に立たず事件が起こってしまい、下手をすればメローラ死んでしまっていた・・オドーを責める訳ではないですけど(何もしてない時点では逮捕も出来んのは確かですし)、それにしてももう少しなんとか出来なかったのかという気が。そもそも、狙われてる本人のクワークがひとりで行動ってのが・・(←それをゆったら話が進まないとはいえ) 性格的にボディガードは雇わない(お金が勿体無い)でしょうけど、せめてロムと一緒に行動するとか、もうちょっと警戒しろよ・・。まぁ、ロムじゃ役に立たなかったかもしれませんが・・。

「フェレンギは死ぬと身体をバラして販売」って・・。最後の最後まで金儲けですかい!しかし、死体なんて買ってどうする・・生きてるうちなら臓器とか、使い途(←イヤな言い方ですが)ありそうですけど。TNGでフェレンギの遺族が遺体を解剖するなと言ってたのは、販売に備えて・・ということだったのでしょうか・・?冗談とはいえ、オドーの「(クワークの遺体が販売されたら)ひとつ買ってやるよ」という台詞に、「鹿の剥製のごとく壁に飾られるクワークの首」を連想・・(笑)←やっぱ、どうせ買うなら顔ですよね(値段も一番、高そうですが)

クリンゴンシェフがいい味だしてましたね・・(笑) しかし違いの分からない客には平気で鮮度の落ちたものを出してる訳で、「おいおい」という気もせんでもない・・そもそも、違いの分からない奴は喰うな・・ってことなんですかね。クリンゴン的には。ちなみに演者のロン・テイラー氏は02年に50歳で心臓麻痺で亡くなったそうで。合掌。

ジュリアンの後に注文にきた連中、もしや・・と思って確認したらやはり、TNGに出てきたパクレド人でしたね。ジュリアン・・というかシディグさんが撮影で実際口に入れていた、アレは一体何で作ってあったのか・・気になります。

ジュリアンの色男(?)っぷりの発揮された回ですね。「先制攻撃」で自分のプライドを守ろうと突っ張って生きてきたメローラに、人は誰でも、一人では生きることは出来ない・・人に頼ることも時には大切だと説き、頑なだった彼女の心をほぐす・・。「自分には能力がある・・無能ではないのだから、周囲には頼らない」というメローラに、「君が無能でないのと同様、僕達だって無能ではない・・それなりに有能なんだよ」=自分を認めて欲しいなら、周囲の人間のことも認めなければ・・と諭す辺り、なるほど・・と。

低重力状態でのメローラとジュリアンのラブシーンが美しい・・TOS→TNG→DS9ときて、つくづく、撮影技術の進歩には目を見張る・・というか。

一般的な高重力の世界では「障害」となる特性・・しかし、それこそが自分の種族であり、自分自身である・・と、受け入れて生きることを決意するメローラ。道は別れましたが、彼女にとって、頑なだった自分を変えてくれて、気付かなかったことに気付かせてくれたジュリアンは、確かに一生、忘れ得ない人でしょうね。

それにしても、結構、「ふられのジュリアン」なんですね・・(笑)
原題はCardassians。今に始まった話ではないとはいえ、とりわけ今回の邦題はおかしい・・全然「戦慄」ではないと思うんですけど・・。

ジュリアンとガラックは、レプリマットでベイジョー人の老人に連れられたカーデシア人の少年を見かける。ガラックに話しかけられた少年は、いきなり彼の手に噛み付いてしまい・・。



ベイジョーに残された、カーデシア人の戦災孤児問題という、これまたDS9らしいヘヴィなお話。

仕方なく取り残されたのではなく、実は故意・・デュカットの、政敵を陥れんがための謀略のせいで戦災孤児となったことが判明するルーガル。

内ゲバってやあねぇというか、真に怖いのは敵ではなく、味方の中の敵・・というか。

そんな大人のエゴで人生を大きく狂わされ、苦しんだであろうルーガルが哀れでしたが、それでも、彼はベイジョー人の養父母に慈しまれ、そしてこれからは実の父親が慈しんでくれる・・。一番哀れなのは、養父母に引き取られることも、実の親がカーデシアから迎えにくることもない、養護施設にいたあのカーデシア人の子供達・・(泣) 本当、戦争の生み出す悲劇を、いろんな方向から描いていきますねDS9は・・。

自身が生身でカーデシア人と殺し合いをしたことがあり、敬愛していた上官もカーデシア人とのことが元で人生を狂わせた・・。ゆえに、カーデシア人への偏見をルーガルにもあてはめていたオブライエンが、最後には、カーデシアに向かう彼に「ベイジョーに行きたくなったら迎えに出るから連絡しろ」と親身に接するようになる・・ってのが良かったです。種族で一概に、いいか悪いか決め付ける、そんな偏見は「美しくない」(byケイコ)

シスコの「しかしなぜ彼(ルーガル)を養子に?」という問いに対する、ベイジョー人養父の言葉・・「だって誰かが育ててやらなきゃならないでしょう、まだ子供なんだから」が、ずしりとくる・・。身寄りをなくした子供に、まともな人間なら抱くであろう当然の感覚・・しかし、敵の子供となるととたんにその感覚を曇らせる人間が多いであろう世の中にあって、潔い・・。

今回の件で、ジュリアン・・DS9面子は、コタン・パダールに貸しを作った・・これを、シスコの言う通り、他の戦災孤児問題解決という形で返して貰えるといいんですが・・。

それにしても、ガラックに勝手に寝室に忍び込まれたことに何のとまどいも見せないジュリアンは変・・(笑) 普通、「どうやって入ったんだよ」とかツッコむやろ!!

ジュリアンとシスコが、寝間着披露で揃い踏み(笑)
原題はInvasive Procedures。「侵襲的処置」・・メスとかでザックリ、身体を傷つけるやり方。本来なら意味するところは「治療」でしょうに、今回の場合は・・。

激しいプラズマ嵐のため一般人が避難したDS9に、嵐に巻き込まれたらしい船がたどり着く。牽引し招き入れたところ、複数の異星人で構成された乗員達はあろうことかオブライエンに銃を突きつけ、オドーを容器に閉じ込めて封印してしまう。

DS9の事情をよく下調べしてある闖入者の一団のリーダーは、見るからに気弱そうな学者肌の男・ヴェラード。彼の目的はなんと、ジャッジアの体内の共生生物・ダックスと合体することであり、それはすなわち、ジャッジアの死を意味した・・。
 



オブライエン達を人質にとられ、大好きなジャッジアを死なす手術に踏み切らざるを得なくなったジュリアンの苦悩っぷりが良かったです。

闖入者の一団を招き入れるのに手を貸したクワーク・・さすがに今回はちょっとやり過ぎやろ!という気が。連中に騙されて、本当の目的は知らされてなかったんでしょうけど(←知ってた上でなら本っ当に許されない!!訳ですし)

共生生物と合体することに人生の全てを傾けて、結果、非合法かつ非人道的な方法を選んでしまったヴェラード。その心の「弱さ」こそが、ホストに選ばれなかった最大の理由でしょうに・・。そこら辺が、本人には分からないんですよね・・。

一度、共生生物との合体を果たし、知識の共有・・素晴らしい体験をした後で、切り離されたヴェラード。普通なら、一度合体をしたら死ぬまで一緒なんですから、味わうことはないはずの「空虚さ」を、犯した罪の報いとはいえ、これからの一生、抱え続けたまま生きなければいけない訳で・・。

まだ合体に焦がれ、そのままで人生を送った方が、目標もありましたし、自分自身のちっぽけさにも気付かず生きれたでしょうに・・。

ちなみにそんなヴェラードの恋人マリールが、彼から救い出して貰ったのは吹き替えでは「場末のカジノ」となってましたが、実は原語では「売春宿」だったそうで、それならなおさら、人殺しの片棒担ぎになってまで、彼に尽くそうとする彼女の気持ちも、分からなくもない?・・というか。しかし、出会ったということはヴェラード、売春宿に行ったってことですよね・・?

それにしてもマリール、元レジスタンス闘士のキラに、生身の殴り合いで勝てるたぁすごい女。ヴェラードの夢サポートの為に血のにじむような訓練を重ねたのでしょうか・・?

2人のクリンゴンのうち、ロイエンタール(若本規夫さん)の声で喋る方、どっかで見たことあんなぁ~・・と思いきや、演じてるのがトゥヴォック役のティム・ラスでした。

クワークが、仮病で作ろうとしたチャンスを危うく潰しかけるところだったジュリアン(笑) 場の空気読めよ!というか、あそこら辺に「お育ちの良さ」が出てるというか・・。

「背後から忍び寄る医者に注意」という、スタトレの伝統(?)が息づいてるのが微笑ましい。

シスコにヴェラードごと撃たれて、よくダックス死ななかったもんですね・・。でも確かに、撃って正しかった・・逃がしちゃ完全に、ジャッジアの生きる道は絶たれた訳ですし。それならわずかでも可能性のある方に賭けるべきな訳で。

しかし考えるにつけ、下手をすればヴェラードは自殺するような気もする・・これから法に裁かれてどんな刑に服するのか分かりませんが(ベイジョーのステーション内の事件ですから、ベイジョーの法で裁かれるんでしょうけど)、収監中に自殺させないよう、よくよく見張っといた方が良さげな・・。

たとえ共生生物と合体できてなくても、素の、ヴェラード自身の人生にも、マリールのように寄り添ってくれる人もいたりで、それなりの生き甲斐・・生きる価値がある訳ですが、肝心のヴェラード自身がその価値に気付けていない以上、合体という夢を絶たれた人生を、自殺という形で終わらせる可能性は高いんではないかと・・。悲しいことですが。

原題はThe Siege。

サークルによるクーデターにより、DS9撤退を余儀なくされるシスコ。しかし、ステーションを乗っ取られるのを少しでも遅らせ、サークル自身も気付いていない事実・・武器の供給の裏には、カーデシア人が関与していた・・ということがベイジョーで公になるのを待つため、彼はここに残る決意をする。提督は内政干渉を禁じたが、現実にベイジョーのステーションで暮らしているシスコやその部下にとって、ベイジョーの未来は他人事ではなくなっていたのである。

ベイジョー人以外の民間人を逃がすため、そして、ベイジョー人でも逃げることを願う者はいるであろう・・と、彼らを無事、脱出させる為の準備に、シスコ達はとりかかる。



なんかもう、シスコ(達)、かっこ良すぎでしょ!というか。

彼らが残り、キラとジャッジアが協力して、閣議にカーデシアの武器供与の事実を知らせ、結果的にベイジョーを救った・・やはりシスコは、ベイジョーにとっての「選ばれし者」だよなぁ・・としみじみしましたが、提督の命令に逆らったのは事実・・。後で処分を受けないか気になりますが、まぁ、彼のおかげで地位を取り戻したベイジョーの政府高官達がのちのち、連邦にお礼を言ってくるでしょうから(←言ってこなかったら許さない)、提督も表立ってシスコを処分することは出来ないでしょう。現実問題として、艦隊の人間全員が撤退するには船が足りなかった訳ですし。

ステーションに残るという夫・・「ワームホールをカーデシアに渡す訳にはいかない」というオブライエンに、「ガンマ宇宙域なんか奴らにくれてやればいいのよ!」というケイコ。愛する夫が自分の傍らで生きていてくれるなら、「全宇宙が原子に還元したって構わない」と泣いた銀英伝のフレデリカを思い出したり(しんみり)

ジェイクとノーグの別れもいい感じ。異文化、異種族、親父達の迫害・・もろもろの障害を乗り越えて結ばれた2人の友情・・。「ベイジョー人以外は出て行け!」と主張するサークルの連中に、2人の爪の垢でも煎じて飲ませたいです、本当。

ジェイクの、シスコへの「僕も残った方がよくない?」にも、ちょっとウッときた・・。傍目には無力な子供でしかないジェイクですが、彼は彼なりに、一生懸命、他の誰よりも父・シスコを心配し、想っている、その気持ちに・・(泣) そして、彼にチップという形で手紙を渡したシスコの気持ちにも・・(泣) 結局その手紙の内容が明らかにされることはなかった訳ですが、どう考えても、自身に万一のことがあった場合の、ジェイクへの「遺書」であろうことを思うと・・。一体、どんなことを書いてあったのか・・。

いつも兄貴にいいようにこき使われてるロムが、クワークの分の搭乗券でダボガールと仲良く脱出したのには笑いました・・。やるときゃやるねぇ・・というか。しかし、ステーションに帰ってきたらクワークにどんな仕返しをされたのか・・。

ステーション内に残って潜伏・・ゲリラ活動を始めたシスコ達。ジュリアンがひとつのユニットを任せられて、活躍していた・・やっと、彼も頼もしくなってきたというか。

生きるか死ぬかの差し迫った状況でも、やはりというか、ラチナムを置いていかないクワーク・・(笑) それでこそ彼よね・・という感じ。

ちなみにクリム将軍役の俳優さんはピカード役候補だったそうで。確かに軍人役の似合う、渋いおじ様ではありましたが、やはり、「パトリック(←馴れ馴れしい)以外のピカードなんて、想像できねぇよ!」という感じ・・。

最後、シスコをかばったリーが、やっと虚像の人生を終えられる・・と安堵しながら死んでいくのが悲しい・・。英雄として祭り上げられ、カーデシアで捕虜として10年苦しみ、やっとのことで帰還を果たした故郷は混迷を極めていた・・。自分自身の、本当の人生を、心安らかに送ることは出来なかった彼がつくづく哀れで・・。

人様の感想で、リーを演じてたのがウエストサイド物語のトニー・・つまり、ツイン・ピークスのベンジャミン・ホーン(俳優自身の名前はリチャード・ベイマー)だと知ってびっくり!!ツイン・ピークス全話見てますけど、全然気付きませんでした・・。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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映画鑑賞、お絵描き
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