[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) DS9感想 忍者ブログ
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原題は「The Search」

ステーションでドミニオン対策を話し合うキラ達の前に、連邦から戦闘用に特化した艦・ディファイアントを借り出してきたシスコが現れる。ディファイアントには、ロミュランから貸与して貰った遮蔽装置が備え付けられており、その操作と機密保持を担当するロミュラン士官、そして個人プレーが多いため連邦上層部に嫌われていたオドーの、後任の保安士官エディングトンが乗り込んでいた。
 

ここから第3シーズンということで、ジャッジアの髪型やオドーの制服が変わったり(ジャッジアの髪型に関してはまたすぐ、変わりましたけど)

創設者との交渉のとっかかりに必要なクワークを、説得して連れていくために、ネーガスの威を借るシスコ・・(笑) 人を操るのが上手い・・。

ディファイアントで「他の部屋は生命維持装置が切られてる」ということで、オドーがクワークとの相部屋を強要されて嫌がってましたが、オドーは呼吸しないんですから、生命維持装置が無くても大丈夫そうな・・?せめて、衝立おくとか出来ないんですかね。しかし、オドーがバケツを小脇に抱える姿はかわいかった・・(笑) あと、クワークに言われたことにキツいカエシをするジュリアン・・なんか逞しくなってきたよな・・というか。

ジュリアンがステーションに無事帰ってきた時のガラックの喜びようがまるで恋人同士のようでしたが(笑)、結局幻覚だった訳で・・。

幻覚といえば、その中でしたがキング牧師ばりに「私には夢がある」と語りだすクワーク・・(笑)←シスコの記憶に基づいたシュミレーションなんでしょうかね。

やっと同胞を見つけ出したのに、彼らと訣別しなければならなかったオドーがかわいそう・・最後、去り際に「偉大なるつながり」を見つめる彼の気持ちを思うにつけ・・。

でも確かに、正義を希求する彼には、同胞のやり方は許せないもの。かつて固形種に虐げられたからといって、それを防ごうと自分達が固形種を支配しようなんて、過剰防衛もいいとこじゃないですか。

確かに分かり合うのは難しい・・。オドーも、偏見や迫害にさらされることもある。それでも今、故郷を去るオドーの傍らには、キラがいてくれる・・。そういうふうに、「絆」を築くことだって出来るのに・・。
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原題は「The Jem'Hadar」 う~ん、テトラセル・ホワイト!(←これが出てくるのはまだ、先ですけど)

ジェイクの自由研究のため、休暇をとってガンマ宇宙域へ出かけることにしたシスコ。親子水入らずの旅のはずが、ジェイクはノーグと一緒に自由研究をすることで落第寸前の彼を助けたいと言い、シスコは渋々、同行を認める。しかもいざ出発となると、ノーグの保護者としてクワークも同行すると乗り込んできた。彼は、モニターを使った通信販売の許可をシスコから取り付けたいと思っているのだ。



クワークの、モニターを使った通信販売は、DS9居住者の立場にたてば、あれば結構便利なような気も。勿論、無駄遣いしてしまいそう=クワークに弱みを握られる人間が、今以上に増えそうですけど・・(笑)

シスコ、普段着が似合わねぇ~!(笑) 制服の方が数段、かっこいいです。クワークのお出かけ着も変でしたが、それにしても、耳のでかい彼らがTシャツとか、すっぽり頭からかぶる系の服を着てるのを見る度、「・・・首んとこ、すぐユルユルなるんちゃうん?」と気になります。

「どんな虫でもいいわけじゃない!」と言って、料理に飛込んできた虫を怒っておきながら、後でそれを食べようとして火だるまになりかける(笑)クワークがお茶目。シスコの、「クワークを無視できる人間はいない」も笑えました・・。結局、彼の商魂が持ち帰らせたエリスの首の装置が、テレパス抑制装置でも何でもないと分かってドミニオンの企みを暴いた訳で、やはり、(いたらいたらで五月蝿いとはいえ)DS9に欠かせない面子なんですよね、彼も・・。

ただ、彼がフェレンギには、地球の奴隷制度のような野蛮なものは無かった・・とシスコにいいますが、フェレンギの極端な女性差別はどうなのよ?と突っ込みたくなったり(女性を隷属させてないか?君達・・と)

助けたはずの女が、実はドミニオンのスパイだった・・というオチな訳ですが、既に先の話を知ってるので、「・・・・どう見てもこの女、ボルタ人ぢゃん」と、分かってしまうのが悲しい・・。やっぱ大河ドラマは、最初から順番どおりに見るに越したことはない・・。

それにしても、どう見てもエンタープライズ!と思えたオデッセイ(同じギャラクシー級なのでそっくり)が、シスコ達を助けるために結果、爆発・・。あのクラスの船ならかなりの乗員数な訳で、どんだけ戦死者が出たのかと思うと・・(欝)
原題は「Tribunal」

休暇に出発前、司令室で皆にあれこれ指示を出すオブライエン。その後プロムナードを通って出発しようとするが、そこで昔の同僚で、今はカーデシア側の植民地で暮らすというブーンに出くわす。手短に挨拶を交わしお互いその場を後にするが、ブーンはオブライエンの声を録音していた・・。 



ちょいと休暇に出かけただけで、こんなおっそろしい、国家的陰謀に巻き込まれるなんて・・。怖くてステーション出れませんよ・・というか。私がケイコなら、オブライエンに転属願いと離婚届け、両方突きつけてどっちかに強制的にサインさせますよ、本当・・。

カーデシアの、全体・・公の為に、個人・・私をないがしろにし過ぎた裁判制度がおそろしい・・。しかしここまで極端ではないにしろ、捕まっただけでもう「有罪」とみなす的な風潮は確かに今の世の中にもある・・誤認逮捕もあるというのに。

国家的陰謀に巻き込まれて命を落としかけたオブライエンも気の毒でしたが、よそ者の彼とは違い、今後も(殺されない限りは)カーデシアで生きていく老保護人も、結果的に晩節を汚されて気の毒・・ある意味で彼も犠牲者というか。

カーデシア人と付き合いの長いオドーが、裁判所職員の資格をもってたことで大活躍。「発言は認められていない」と言われても、どんどん発言して割り込んでくる(笑)、彼が頼もしかったです。ああいうあつかましさ・・というか積極性が、英語圏文化では重要なんでしょうね・・(「黙っている」=「話すべき人間的中味を持たない奴」だと思われる) 「差し出せる歯がないんでね!」も良かった・・(笑)

オブライエン救出に向けてカーデシアに圧力をかけるべく、エンタープライズを含む3隻の連邦艦が非武装地帯に派遣されたとのことで、多分、ピカード達上級士官は事情を知らされていたであろう・・かつての同僚の危機を知って、さぞかし心配したことでしょうね。

それにしてもブーンがあっさり捕まったのが意外・・事態が発覚しないうちにさっさとカーデシア領内に逃げ込んでそうなもんですけど。普通。

思わぬ事態で休暇を取り直すことになったオブライエン&ケイコ。なかなか帰ってこないパパとママを思い出して、モリーがぐずってピーターソンさんが困っていないか、ふと心配になりました・・。あれ位の年の子が一番、パパとママがいないと困りそうな・・もう少し小さければ、親の不在を知覚できないでしょうし、もう少し大きければ、いなくても大丈夫そうですけど。

ちなみにこの話はシスコ役のブルックスさんの初監督作とのことで、冒頭の、ターボリフトから顔だけ覗かせてまだ、しつこく指示を出すオブライエンが笑えるんですが(あんな位置でも止まるもんなんですね)、同じくブルックスさんの監督作である「自由への叫び(The Dogs of War)」でも、ターボリフトがらみで笑えるというか、印象的なシーンがある・・単なる偶然でしょうけど、もしかしてターボリフト(の演出)にこだわりがあったんだろうか・・とか思ったり。
原題は「The Collaborator」

発光体から不気味なヴィジョンを受けるヴェデク・バライル。まもなく次のカイを決める投票日を迎える中、彼は恋人キラをDS9に訪ねるが、そこにはヴェデク・ウィンの姿も。そしてプロムナードでは、占領時代にカーデシアに協力したとして追放処分になっていたクバスの姿が発見され・・。



多数の住民を救う為、我が子をも犠牲に捧げたカイ・オパカの壮絶な過去が明らかに・・。そこまでしたオパカを庇おうというバライルの気持ちは分かる・・しかし、ベイジョーの今後を導いていく人間として、ウィンがふさわしいといえるのか?彼女に任せるくらいなら、全てを明らかにしてでもバライルがカイになった方が、長い目で見た場合、ベイジョーの為になったんでは?・・という気も。

勿論、占領時代のベイジョー人の心の支えであったオパカの名誉を汚す?ことは、ベイジョー全体の為にはならないかもしれませんが・・。多数を救う為に我が子を含む少数を切り捨てた・・そのオパカの心の痛みを、多くの人は理解できないであろう・・特に、オパカの息子と一緒に死んでいった者の遺族は・・。

人としてのパワーという点においては、お互いカイに登り詰めるだけあって、結構オパカとウィンは似た者同士なのかもしれません。それを向ける方向性が「公(の為)」と「私(の為)」、全く逆ですけども。

悪いヴィジョンばかり見るのに何度も発光体を開くバライルに、私が「やめときゃいいのに」と呟くと、次姉が一言「大吉でぇへんか、何度もおみくじ引くみたいなもんや」・・そ、そうなん?(笑)
st44.png原題は「The Wire」

レプリマットでジュリアンと食事をしようとしていたガラックは、急に気分が悪そうになるが、ジュリアンの診察の申し出を断固拒否し、帰ってしまう・・。



ガラックの過去・・彼が、カーデシアのおっそろしい諜報組織・オブシディアン・オーダーのメンバー、それも、長官の片腕的存在だったことが判明する回。

その時代に埋め込まれた対拷問用インプラント・・苦痛に対してエンドルフィンをださせる、それに頼り過ぎた・・この、カーデシア人には暮らし難くなったステーションで生きるうちに。結果、死の淵に陥ったガラックが、それでも最後まで本当のことを言わない(笑)、その根性(?)がすごいというか・・。

でも、本当のことは言わなかったにしろ、死を覚悟して、誰かに赦して欲しい・・とジュリアンに手を差し出した、その気持ち自体は、嘘では無かったんではないか・・と。

そしてその手を握り返して、過去にどんな罪を犯していようと、君を赦すと言ったジュリアンの気持ち・・優しさに、胸うたれる訳で。

勿論、甘ちゃん過ぎるという批判は免れないかもしれませんけど、でも、あの優しさがあってこその彼・・というか。少なくとも、死を覚悟している病人にとるべき態度としてはベストだったんではないかと。病人を尋問しようとするオドーに対する毅然とした態度もかっこよかったですし。

酒で痛みを紛らわそうとしたガラックがクワークの店で大虎になった時、ジュリアンが彼からとりあげた酒瓶を後ろ手にもって、それをクワークがさりげなく回収していく・・ってシーンが、何気ないですがかなり好きというか、笑えました。

DS9は深刻なお話が多いですけど、こういう何気ない日常描写の中に笑えるというか、光るものがあるよな~というか。

笑えるといえば、ステーションの安全の為に、クワークの亜空間通信は全て監視している・・と堂々と言い切るオドーが爆笑モンでした。クワークの人権は無視・・(笑) まぁ、クワークも、そうされても仕方が無いだけのことをしてきてる訳ですが。

人様の感想で、ガラック役の役者さん(アンドリュー・ロビンソン)が、「ダーティハリー」の「さそり(Scorpio Killer)」だと知ってびっくり(しかも、生い立ちを調べると結構不幸)・・意外な役者さんが出とりますな。ウィンといい(←「カッコーの巣の上で」でアカデミー賞とった女優)
原題は「Blood Oath」

DS9に現れた老クリンゴン戦士達。彼らはクルゾンと、ある復讐のために「血の誓い」をたてた間柄であった。ジャッジアにその誓いを守る義務はないと、クリンゴン戦士達もシスコも言うが、彼女自身はどうしても、守りたいと願い・・。



TOSに登場したクリンゴン人達が、こういう形で再登場!しかも役者さん達もちゃんと同じ人ってのがすごいですね~。もう、それだけで座布団3枚あげちゃう!ってな感じ。

ちなみに私はカーン(のエピソード)だけ知らない・・見たことがないんですが、あの、一番愛らしい(?)性格の酒飲み爺が「クリンゴン帝国の侵略」のコールで、ちょっとお堅い、真面目爺が「新種クアドトリティケール」のコロスと知って、懐かしいというか、なんとも言えない気分に。

コロスは、そんな真面目な人だったっけ?という気もしましたが、コールは「さもありなん」という感じで(たしかにあのおっちゃんなら、爺になっても美女を両手に抱えてそうです)、はまってましたね。

クルゾン時代の約束とはいえ、れっきとした艦隊士官であるジャッジアが、復讐という殺人行為に加担していいんかい・・という気はしますが、多分あの、現場になった星は連邦に加入してない星・・なんでギリギリ、連邦の法にはひっかからない・・ということなんでしょうね。

問題は、法律どうこう以前に、復讐のためとはいえ「人を殺す」ということに、ジャッジアが心の中でどう決着・・折り合いをつけるのか?という部分。

あの仇、吹き替えでは「アルバイノ人」となってましたが、顔見たらクリンゴンっぽいなぁ~と思いきや、実際は「アルビノ」だそうで、つまり、彼も白子のクリンゴン人だった・・クリンゴン同士なら、「復讐」は大事かつ当然の権利なので、3爺達にはなんらお咎めは無い訳ですね。

結局ジャッジアは仇を追い詰めますがトドメをさすことが出来ず、それはカーンが果たした・・。でも、「人を殺そうとした」事実・・その重みは、これからも彼女の心の中に、何らかの形で「残る」んでしょうね。

勿論、名づけ親になった、何の罪もない赤子が殺されたとなれば、その復讐を果たしたい・・という、本体を替えてすらも引き継がれる強い思いには、共感出来る・・。

あの、お酒飲んでご陽気にふるまってたコールにも、第一子を殺されたという辛い、悲しい過去があった訳で・・。我が子の復讐の戦いで、名誉ある死をとげることが出来たカーンとコロスは、クリンゴン的には理想的な死に方だったんでしょうけど、友を亡くしたジャッジアには辛いこと。コールが生き残ってくれたのがせめてもの慰め・・というか。

それにしてもクリンゴンは結構長命なんですね。ということは、TNGのレギュラーの中で、一番最後まで生き残る可能性が高いのはウォーフということか・・。まぁ、なんやかやで波乱含みの人生送りそうですから、必ずしも最後まで生き残るとは限らないでしょうけど。生き残るということは、かつての仲間の訃報を聞かなきゃいけない訳で、彼にとってもそれはありがたくないでしょうし。
原題はProfit and Loss。

DS9にたどり着いたぼろぼろのカーデシア船。乗っていた女性教授ナティマと教え子の一行は、修理が済むまで滞在することになったが、先を急いでいる模様。プロムナードで一行を見かけたクワークは、慌てて店を飛び出してナティマに挨拶、そして彼女に横っ面をひっぱたかれる。どうやら2人は、過去にただならぬ関係だったようで・・。



クワークにも、こんな真面目なラブストーリーがあったとは(笑)

で、その恋模様がこれまた彼(フェレンギ)らしいのがいいんですよね。

昔、彼女とラブラブだった時に、彼女のコード使って詐欺を働いた・・。たとえ恋に落ちてる状態でも色ボケせず、金儲けのチャンスを見逃さない・・一般的な倫理観からすればOUTですけど(だからこそ、ナティマも怒った)、フェレンギの感覚で捉えれば、「頼もしい男」ってことになるんでしょうし。

そもそも、ナティマがクワークに好感を持った理由・・見つかれば死刑になるのに、ベイジョー人に食糧を売った・・ってのも、ナティマからすれば「名誉を知る」行為だった訳ですが、クワークにとってはやはり、「儲かるから」だったんでしょうし(←別に責めてる訳ではありません。彼の動機はどうあれ、その食糧でベイジョー人が飢えをしのいだ・・生命を救われたことに変わりはないんですから)

そして再会した彼女を口説く時の台詞・・「君はおれのものなんだ」も、別にフェレンギ人じゃなくても言う台詞でしょうけど、なんとなく、「所有する」ことが一番大事であろうフェレンギ人なりの、愛の言葉なんだろうな~というか。勿論、一般的な感覚からすれば、「私は物じゃない!」と反発されそうですけど。

で、ナティマを助けたいが為にオドーに土下座までする(笑)クワーク。ここら辺にも、フェレンギのもともとのモデルは(エコノミックアニマルと呼ばれた頃の)日本人・・ってのが関係してるんでしょうか?(それとも、西洋にも土下座はあるのか?)

クワークがオドーに対して、つい感情的になって、「 だってお前には人を愛するって感情が全くないんだもんな」と言った後ですぐ、「言い過ぎた」と謝るところがかわいい・・。で、それに対して「・・続けろ」と言うオドーが怖い(笑)

クワークがナティマを一瞬抱き上げていた・・小柄なんで非力っぽく見えますが、成人男性として、女性を抱っこする位の腕力はあるんですね・・と、当たり前ですがなんか、新鮮な絵ヅラでした。ちなみに演者のアーミンさんを画像検索して知ったんですが、やはりというか、奥さんの方が背が高い。

ガラックの、店でのクワークとのクセ者対決はなかなか、見ごたえがあったというか。

珍しいクワークのラブストーリー&いよいよ(?)、本質をあらわにし始めたガラック・・って部分は良かったですけど、ただ、カーデシアとベイジョー、両政府間で捕虜と交換することで合意してたあの3人組をあっさり逃がしてしまって、あと、ガル・トランを撃ち殺してしまって、その後どう、事態を収拾させたのか?それが気になります。

べイジョーのステーション内でカーデシアのガルが殺されたなんて、結構な大事件・・。ガラックが、「事件」ではなく「事故」にしてしまうのかもしれませんが、それにしてもそう、都合よくいくのか?

3人組の方は完全にオドーの責任となる訳ですが、どう言い訳する・・?シスコやキラは庇ってくれるでしょうけど、ベイジョー政府から責任追及されて、オドー、罷免されるのが普通だと思うんですが・・。

ナティマの吹き替えの声優さんがTNGのビバリーだったんで、気になりました・・。やはり、他のシリーズとはいえ、レギュラーの声やってた人に別の役で出てこられると混乱というか、紛らわしい・・。

クワークがナティマに奢ってた、サマリアン・サンセット・・懐かしい・・(←TNGでデータが作ってた)
原題はShadowplay。

ワームホールの向こうへ調査に出かけたジャッジアとオドー(←新鮮な組み合わせ) オドーはこのガンマ宇宙域で、自分のルーツを探したいと思っていた。やがて2人は珍しいオミクロン分子を発見、惑星上に降り立ち、発生源らしき装置を発見するが、住民に銃を突きつけられてしまう・・。



オドーとジャッジア、ジェイクとオブライエンとシスコ、キラとヴェデク・バライルとクワーク、3つ筋から構成されてる話ですが、やはりメインであるオドーの話がしみじみしてていい話。

オドーと少女テア(テヤ?)との心の交流、良かったですね。日本人の好みのタイプの、かわいい女の子やな~と思いましたが、TNG「イマジナリィ・フレンド」のクララ役の子だったそうで。

テアが語る「可変種(百面体)をやっつけた話」は、小僧を追ってきたやまんばを、餅にくるんで喰って退治した和尚さんの話(「三枚のお札」)そのまんま・・西洋にもそういう話があるってことなんでしょうね。

最後、オドーが去り際、変身するという約束をちゃんと果たして去っていくのが心ニクい・・「グリーンパン?」と思いましたが、それは頭の悪い可変種のすること・・コマに化けましたか。なるほどね。

それにしても冒頭、オドーがジャッジアに「私に興味を抱く女性なんかいない!」と言い切りますが・・・・トロイ大使(ラクサナ)は女じゃないっていうんかい!!(笑) まさかあのキョーレツな女性を、忘れたとは言わせませんぞ・・。

キラにクワークの監視を頼まれて、ワクワクしているジュリアンが子供のようでかわいい・・(笑)

キラはバライルと一線を越える・・やっぱりねぇ。それにしても、キラの目くらましの為に、クワークは坊主にべディクを呼ばせた・・つまり、2人の間にある好意にクワークはすでに気付いていたということか。

ホログラム人格の人権というか、TNGの頃から徐々に扱い出してたテーマではありますが、TNGではホロ人格同士の愛(モリアーティ教授とその恋人)だったのが、今回は片割れ・・一方の当事者が生身の人間。有機体か、本質がコンピュータの中にあるかだけの違いで、「その人」を愛している以上、大切な家族に違いない・・と。

そしてオドーにとっても、相手が生身であろうがホログラムであろうが、そんなことは関係なく、「思い出の少女」として、テアは忘れ得ない存在となる・・。
原題は「Paradise」

ワームホール近くに植民地を建設する計画がもちあがり、シスコはオブライエンとともにランナバウトで調査にでかける。手頃な惑星を発見して転送降下するが、そこでは地表に低レベルのデュオネティックフィールドがあり、機械類が一切作動しないため転送が出来ず、ランナバウトに戻ることもままならない。10年前にここに不時着して以来、機械に頼らない暮らしを続けてきた人々のコミュニティに加わり、救援を待つことにしたが・・。



わ!出たよ、また極端な女が!自然回帰すべし!って理論を、自分ひとりが勝手に実践する分にはかまわないですけど、多くの他人を騙して巻き込んで、その人達の人生を狂わせてまで実践しますか~!!

仕方なく、不時着し、仕方なく、機械が使えなかったってんなら、あの女リーダーの極端なやり方にも、厳しい自然の中生き延びていくため・・ということで、まだちょっとは同情の余地もあったかもしれませんが、事の発端が全て「故意」とは、ねぇ・・。

勝手に人生を狂わされ、10年を奪われた、もしくは薬が無くて死んでいった人達が哀れ・・。

ここにきてなかったらあなた(達)の人生なんてせいぜい○○だった・・と、勝手に決め付ける女リーダーが本当、ムカつく・・。何の権利があって・・。こんな星に留まらなかったら、ジョセフはさらに立派な技術者にステップアップしていたかもしれないし、カサンドラは(コミュニティの為を思って・・とはいえ、シスコを誘惑した以上、決まった人が今いないってことですから)相思相愛の相手を、見つけられたかもしれない・・10年返してよ!って感じです。

脅迫には屈しない・・たとえ拷問されても・・なシスコがかっこよかったです。
原題は「Whispers」

ワームホールに飛込んだランナバウト。乗員はオブライエンひとりで、なにやらステーションで非常事態が起こった模様。個人日誌に口述する形で、彼はここ最近の、自分の身の回りのおかしな出来事を語り始める。
 

倒叙法で事件に至る経緯を描く、ミステリ仕立ての話。

しかし、オブライエンが「周囲がおかしい」と思ってて、オチがそのまんまな訳はないですから、結局、おかしいのはオブライエンの方なんだろうな・・と読めてしまう、しかも、その「おかしい」理由が、彼が(本物とすり替えられた)偽者だった・・って。

そんな、記憶・嗜好・思考・感情・性欲(笑)までそっくりな複製・・あり得るんか~い!!という感じ(げにおそるべきはパラダの技術力というべき?)

モリーのそっけない態度は、(あんな小さい子に、事情は言えないし理解できないでしょうから)本能的に父親ではないことを感じ取ったから・・ってことなんでしょうか。もしくはある程度、事情を知らされていたのか・・?

複製オブライエンに疑惑を抱かせるケイコの態度。そりゃ、夫じゃないかもしれないとなれば、抱かれたくない・・その態度は当然ですが、でも、偽者とはいえ、その自覚はなかった複製オブライエン・・彼自身の自覚に依れば、彼は紛れも無く「オブライエン」だった訳で、知識も記憶も感情も思考も、本物と全く同じ。そして、その最期の呟きからも分かるよう、確かにケイコを愛していた・・。ある意味では、彼に抱かれていても別に倫理的に問題は無かったような・・?(ケイコ本人が生理的にイヤでしょうけども)

和平交渉が始まれば作動する、暗殺用の仕掛けが組み込まれていた・・その一点だけが相違点であり、それは勿論困ったことですが、しかしその瞬間が訪れるまでは確かにオブライエンそのものだったであろう彼・・。TNG「新たなる息吹」でも考えさせられましたが、何をもってして、「本物」と「そうでないもの」を、「生きるべきもの」と「生きるべきではないもの」を分けるのか?

複製オブライエンにも、撃ち殺されて果てる・・という以外に、暗殺用の仕掛けだけ外して、それなりの残りの人生を送らせてやることは出来なかったのか?まぁ、彼がシスコ達とパラダ人の言うことを信じず、銃をおろさなかったゆえのあの結果・・彼自身の責任と言えば責任ですけども。

もし彼が素直に話を聞いて納得・投降し、暗殺用の仕掛けを外すことが出来てたとしても、本物のオブライエンとの共存は無理。ステーションから離れた、どこか遠くで暮らすしかなく、本物同様にケイコやモリーを愛している彼に、残りの人生を彼女達抜きで送れ・・というのも、酷なことだったでしょう。

TAS「変身!ベンドリア人の怪」で、愛するカーターの姿を写すことで、心までも写すようになったベンドリア人を、カーターそのものだといって受け入れたアンを思い出しましたが、でもあれも、本物のカーターがすでに亡くなっていたからこその結末とも言える・・。

ケイコの心の指定席に、座れる男は一人だけな以上、両方ともが本物の心をもっていても、どちらかが消え去るのは必然だった・・かくも愛は、厳しいものである(?)・・というか。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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