[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) DS9感想 忍者ブログ
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原題は「Life Support」

ジェイクは、彼氏と別れたという旧知の女の子と、食事の約束をする。そんな時プロムナードを、保安室から飛び出したオドーとオブライエン達が慌てて駆け抜けていった。

彼らが急行した先はエアロックで、ジュリアンと看護婦も待機していた。ベイジョーからの船が途中で事故に遭い、負傷者が出たという。プラズマ漏れのせいで怪我人を直接医療室に転送することも出来ず、中からカイ・ウィンと、もっとも重傷を負ったらしいヴェデク・バライルが助け出された・・。



バリバリネタバレ邦題のせいで、前からバライルが死ぬことは分かっていた訳ですが、やはりカイ・ウィンが殺すのか?でも、望み通りカイの地位についた以上、彼を消す必要はもう無いはず・・?と思ってましたが、なるほど、こういう形でしたか・・。

いつぞやの暗殺未遂のような直接的な形ではない、間接的な形にしろ、やはり、カイ・ウィンが彼の死の遠因には、なってた訳ですね・・。

そんな、ヤな女(でも、ベイジョーでは最高指導者)に、堂々と楯突くジュリアンがかっこよかった・・「あなたが言ったことを忘れませんよ」というカイ・ウィンに、「僕もですよ」と言い返すのが!

で、パーティーで落ち込む彼を、ジャッジアが励ますシーンもいい感じ。TNGのディアナ&データのような、姉弟的微笑ましさ。

バライルの気持ちを汲み、一度は不確実な延命である保存療法より、和平交渉に臨める脳移植に気丈にも同意したキラが、最後の最後ではやはり、延命を望んで涙を流すのが・・(泣)

残り3時間で脳の活動が停止する・・緩慢に、しかし確実に、死に向かって突き進む意識の戻らぬ恋人に、キラが語り続ける・・そして、カメラが段々ひいていく静謐なラストシーンは、悲しいながらも美しい・・。
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原題は「Past Tense」

連邦の、ガンマ宇宙域に関するシンポジウムに招かれたシスコ達は、ディファイアントで地球に到着する。長話で有名な提督の会食の招きを嫌い、キラ・オドー・オブライエンは艦に残ったが、サンフランシスコに転送降下したはずのシスコ・ジュリアン・ジャッジアが、向こうで実体化していないことにオブライエンが気付く。

シスコとジュリアンは、銃を持った男達に起こされて連行されてしまう。一方、2人と少し離れたところで実体化したジャッジアは、好意的な態度の男性クリスに助けられる。そこはなんと、2024年のサンフランシスコ・・3人は347年も過去へと、時間を遡ってしまったのだ。 



冒頭、ディファイアントのブリッジからのシーン・・「地球か・・何もかも、懐かしい・・」とアテレコしたのは私だけではないはず。

それにしてもお約束とはいえ、司令部の主要面子ががん首揃えて、主力戦艦であるディファイアントで地球に出かけて、こんな時にドミニオンが攻めてきたらどうするんだよ・・と思ったり(ワープですぐ帰れるのかもしれませんが・・)

しかしまぁ、同じ過去にタイムスリップする話でも、TNGとは全く違う、現実の人間社会の、厳しく醜い部分をしっかり描くのがDS9らしいというか。

クリスに親切にして貰うジャッジア・・つくづく、美人は得だねぇ・・という感じでしたが、ああすることで、下層社会に無関心な上層社会を描いた訳で。

で、彼女とは逆に、下層社会・・保護区域の中に放り込まれ、大きく世の中を変えることとなるベル暴動まであと数日であることに気付くシスコとジュリアン。大勢死ぬと分かっていても、歴史を変える訳にはいかない・・何もできない2人。

しかし、ならず者=ゴーストのB.C.達に殴られていた2人を助けようとして、ベル暴動で人質の命を守り抜いた死んだベルが、B.C.に刺されて暴動前に死んでしまい、歴史が変わってしまう・・未来の、ディファイアントのいる世界も、すっかり変わってしまう・・。

制服を交換し、当時の、ラフな格好になったシスコとジュリアン。特にジュリアンが似合ってましたね~。少し不精ひげがのびて、暗いビルの中でウェブと話ししてる時が特に、かっこよかったです。

どうしようもない奴だったB.C.も、最後ダニーに帽子をあげたりで、ちょっといい奴っぷりを発揮してたのがよかったですが、その直後撃ち殺され・・。まぁ、B.C.はベルを刺し殺してましたから仕方が無い気もしますが、妻子もいて、真面目に、真っ当な手段(デモ)で保護区域を変えようとしていたウェブも同様に撃ち殺されたのが本当に気の毒。

「奪われたディファイアント」のトム同様、大きな事件には必ず、首謀者が落とし前をつけなければいけないんでしょうけど、いきなり命までとらなくても・・。「人質が死んだ」ってデマ、流した奴誰だよ!というか、ウェブ達も、ネットで定期的に人質の無事な姿を流せば良かったのに。そうすれば、そんなデマは打ち消せて、知事も世論を恐れ、人質を危険にさらす州兵突入という強硬手段に出るのに、もう少し時間をかけたんじゃないかと思うんですが。まぁ、お国柄的に、人質が生きていようとも、ある程度経てば強硬突入したでしょうけども。

ウェブ、いわば巻き込まれて、シスコに指名されて代表になっただけなのに・・。助かったとしても、「ベル」としては死んだことにして、いずれ未来へ帰るシスコがひとりで代表・・フロントにたてばよかったのに・・とも思ったり。まぁ、パッセンジャーなシスコではなく、あくまで当事者・・保護区域で実際に苦しんでいるウェブだからこそ、その苦境を伝えられた・・って面もあったのかもしれませんが。

一番ぐっときたのは、人質の女性職員と、ジュリアンのやりとり。「あなたのせいでこうなったんじゃない」と慰めるジュリアンに、「みんな自分にそう言い聞かせている、だから何も変わらない」という彼女。そう、社会の問題点や他者の苦境・・そういったものに、自分は関係ない・・っていう、ひとりひとりの無関心こそが、最大の罪・・なんですよね。

同様に、最後、全ての事態を解決し、ディファイアントに戻ったシスコとジュリアンの会話も。「戻ってから21世紀について調べていて、どうしても分からないことがある。どうしてあんなになるまで放っておいたんでしょう」というジュリアンに、「私にも分からないが、そこを考えるべきなんだ」というシスコ。

ナチスの台頭→ユダヤ人虐殺とかのひどい歴史も、何故、そんなひどい事態になるまで誰も止められなかったんだ・・と思えますが、それを許容した人達が、確かにいた訳で。

「なんでそうなるまでに止められなかった?」 過去に学ぶべきことは多いですし、学ばなければ、やがてまた同じ過ちを、人類はきっと繰り返す・・。
原題は「Fascination」

マルタと別れることになり落ち込むジェイクを、シスコは、また新しい出会いがある・・ベイジョーの感謝祭のパーティーで、運命の相手に出会うかもしれないと励ます。

久しぶりにベイジョーからステーションに帰ってきたケイコ。その船に同乗していたのは、ラクサナ・トロイであった。 



わ!またラクサナでたよ!と思いましたが、吹き替えの声優さんが違ってて違和感~!なんでDS9はこうしょっちゅう声優さん変えるんでしょうね。何かしら仕方が無い事情があったのかもしれませんが・・。

無意識のうち・・図らずしてトラブルメーカーとなるあたりが彼女らしいというか・・(笑) まぁ、笑って流せる(?)お祭りの日でよかったね・・というか。オドーの秘めたる恋心に気付き、キラを待つのに疲れたら私を呼んで・・と言うのが、いい感じ。

「ラクサナに接触し、かつ潜在的な恋愛感情を抱いていたものが影響を受けた」・・なんか結構、分かるような・・って組み合わせが多かったですよね。特にバライル。

バライルが、影響受ける前にジャッジアのことを「打ち解け難い」と言ってましたけど、嫌い嫌いも好きのうち?というか、好きなのに嫌いって言っちゃうケースってあるじゃないですか。それだけ気にかけてる・・というか。ジャッジアの美貌には、男ならほとんどが気をひかれるはず・・その気持ちに、無意識のうちに「打ち解け難い」という札(レッテル)を貼ることで、封じていたのかな・・と。

ジュリアンとキラは、演者同士がマジカップルだからこそ(?)の猛烈ないちゃつきっぷり・・オドーが医療室までジュリアンを迎えに行った時、「最後までイっちゃってるじゃ・・」と、視聴者は皆、心配したのでは・・?(ベッドのある場所なだけに・・)

ちなみにこの回の監督はシスコ役のブルックスさんとのことで、ジャッジア=テリー・ファレルに抱きついて貰える役得なシーンを作ったのは監督権限かっ!?(笑)←いや、まぁ、脚本の時点で決まってたことでしょうけど・・。

喧嘩もしちゃうけど、ちゃんとお互い反省して、譲歩してみせる・・ケイコのために辞表まで書いてみせるオブライエンと、彼のために赤いタイトなドレスを着るケイコが、いい感じ・・ほんま、ええ夫婦やあんたら。スタトレベストカップル投票があったら絶対あんたらにいれたるよ!

そういえば冒頭のオブライエンとジュリアンは完全にタメ口で、すっかり仲良くなったのね・・と微笑ましかったり。
原題は「Defiant」

過労気味のキラは、ジュリアンに休養をとるよう連れていかれたクワークの店で、感じのいい艦隊士官に声をかけられる。それはなんとエンタープライズのライカー中佐で、彼もまた、ドクターからの休養命令で休暇をとって、ライサに行く途中だという。

すっかり意気投合し、キラの案内でDS9各所を見学していたライカーであったが、ディファイアントに乗り込みキラのコードで艦を起動して貰うと、突然彼女をフェイザーで撃った!



ジュリアンとキラは、役柄上ではあまりからむ方ではないですが、実生活では子供までつくった仲な訳で、冒頭の会話シーンとか見ると、「この頃はどこまで進行していたんだろう・・」とか、気になります。

私室に独りきりにすれば見張れないから・・なんでしょうけど、それにしても休養=クワークの店って、まるでジュリアンはクワークからなんぼかマージン貰ってるみたいですね(笑)

シスコと同じ階級だから・・ってんでしょうけど、吹き替えでライカーを「司令官」と呼ぶのは違和感あり×2でした。「中佐」でええやん!

で、事前にネタバレ地雷を踏んでしまっていて、ウィルではなくトムだと知ってたんですが、それにしても・・。

自分にとっての思い出の品は、君にとっても持つ権利がある・・と、大事な楽器をトムに渡したウィルが、今回の事件を、そしてその後のトムの処遇を知ったら、心を痛めるだろうなぁ・・と思うにつけ・・。

勿論、ウィルが責任を感じる必要はない・・ウィルへの対抗心(だけでも無かったかもしれませんが)で、こんなふうな道と結果を、選び取ったのはあくまでもトム自身の責任な訳ですけど・・それでもやはり、ねぇ。「俺の存在が、お前を苦しませたのか?道を誤まらせたのか?」と思うだろうなぁ・・と。そして、彼と一時的にしろ深い仲になったディアナも、ウィルからその存在を知らされていたであろうカイル(父)も。

ディアナとは別れましたし、多分、カイルとは(トムと名乗るようになってから)会ってもいないと思いますが、それでも、何かしら自分の身に起これば、悲しんでくれる人・・既存の友達は全部、ウィルにもっていかれたとしても(←考えたら結構キツいよな)、少なくとも3人は、そういう人がいたことを、トムは思い至ることが出来なかったのか・・。

でも、こういう誤まった道を選んでも、二つに分かたれるまでは確かに彼(トム)もウィル・ライカーだっただけあって、キラやマキの部下にみせる思いやり・心遣いに、根本的には優しい、いい人なんだよなぁ・・ってのがにじみでてて、それがまた、余計に悲しい・・。彼も確かに、「優秀な、優しいライカー」なのに、何故、道を誤まった・・やはり、同じ人間が2人いる・・しかも、数年分、キャリアに差をつけられている・・というのは、相当なプレッシャーだったのか・・。正攻法では縮められない差を、ウィルとは違う、マキという道で埋めようとしたのか・・。

よく考えたらトムは、ピカードの指揮下で薫陶されてないんでしたね。その違い・・差が、こういう形で出てしまった・・ということか。

「ライカー」という人間が、もともと持っているのかもしれない、ちょっと危なっかしい側面・・ヒロイズム的傾向というか。それが、(ウィルへの対抗心が手伝って)拙い形で発露してしまったのが、今回のトムのケース・・ということ?

で、そんなトムの命を救うため、デュカットに粘り強く交渉するシスコが頼もしかったというか。終身刑で強制労働はかなりキツいですが、体力のあるトムなら当分もちそう・・生きてさえいれば、捕虜交換的な合法、もしくは非合法、どっちにしろ助け出す機会はある訳で(←でも、そんなエピソードが描かれることはないんでしょうね・・)

しかし、彼もカーデシアの基地を壊滅させてるんですから、基地勤務者を大勢殺している・・遺族からすれば、死刑にならないなんて!と納得いきかねるでしょうね。犯した罪を思えば、これから一生、強制労働というのも、妥当なのかもしれない・・(強制労働そのものより、女色を絶たざるを得ないことの方が彼にはキツかったりして・・)

全面戦争で多くの命が失われるのを防ごうと、命懸けでディファイアントを止めようとしたキラが、勇気あるよなぁ~と。怪我を治療してくれたマキの人にお礼言ってたのも感じよかったですし。

トムは彼女を騙して利用した訳ですが、それでも双方、多少は通じ合うもの、惹かれ合うものを感じていたのも確かなんでしょう。ゆえに、一瞬の別れの挨拶が切ない・・。

そして、カーデシアの内部闘争。中央司令部とオブシディアンオーダーの確執が結果、シスコにデュカットとの取引材料を提供する・・ってのが面白い。デュカットは500年もこれで上手くやってきた・・と言ってましたが、本当かよ!同じ国・・味方の中に、敵がいるという状況。一番恐ろしいのは、現実でもそういう状況が往々にしてある・・ということでしょうか。

物理的に爆撃できないぐらい遠い世界とは戦争できませんが、国境を接してる隣の国とは、そして毎日顔を突き合わせている同胞とは、憎んで疑って、殺しあう機会は無限にある・・近いから・・近いからこそ、結果傷付けあってしまう、人間の悲しさというか。勿論、近くにいるからこそ愛し合い、敬い合うことも出来る訳ですが・・。
原題は「Meridian」

クワークのビジネスの相手である、異星人ティロン・・感じの悪い金持ちに懸想されたキラは、彼を追っ払う口実として、たまたま同席していたオドーを恋人だと言い張り、オドーもとまどいながら口裏を合わせる。結果ティロンは引き下がり、キラはオドーに礼を言って立ち去るが、オドーは・・。

一方、ディファイアントでガンマ宇宙域を探査中のシスコ達は、何もない空間にいきなり惑星が現れるという現象に遭遇し・・。



恋人のふりをした後、オドーに友情以上のものは感じていないキラは、オドーのおかげでイヤな奴を追っ払えた・・と清清しい気持ちで去って行く訳ですが、オドーの方は複雑そうな表情・・。天下のニブチン可変種君も、やっとこさ、キラへの好意を自覚し始めたか?という感じで、面白いシーンでしたね。

で、現実のキラは手に入れられない・・と悟ったティロン(ちなみに役者はウェイユンの人だそうで)が、金にあかせて、ホロスィートにキラのプログラムを作れ!とクワークに依頼、ホロ嫌いのキラを、どうやって撮影してデータを得るか、クワークがあの手この手を考える訳ですが・・。

キラ、前回のデュカットといい、モテモテですね。気の強い美女がお好みのようです、皆さん。最後のオチ(顔がクワーク)は読めてしまいましたが、なかなか面白かったような。

で、もう一方の、次元移動惑星メリディアンの筋な訳ですが。恋におちたディラールのため、艦隊の仲間と「60年の別離」を覚悟してまでメリディアンに残ろうとしたジャッジアが、結局うまく次元移動出来ず独り取り残され、船室で、落ち込む自分自身を「たった60年よ・・」と励まそうとする、一連のシーンは切なくてよかったんですが・・。

ただなんというか、ディラールとジャッジアがいきなり恋に落ちすぎ・・というか。勿論、1話で別のパートと半分こしか時間がないんですから、じっくり描くわけにもいかなかったでしょうけど、唐突な印象を拭えず、ゆえにちょっと、感情移入し難かったかな・・という気も。

ディラールがジャッジアに恋をするのはよく分かる・・あの美しさ+才気+明るい性格、そりゃ一瞬で魅了されますがな・・と納得なんですが、ジャッジアがディラールに恋をする理由がよく分からない・・(単に好みの問題かもしれませんが、そない、ディラール役の人が魅力的に見えなかったんで)

ちなみにこの回の監督はジョナサン・フレイクス(=ライカー)だそうで。
原題は「Civil Defense」

カーデシア占領時代に、多くのベイジョー人が強制労働させられ、そして死んでいった金属加工場で作業をしていたオブライエンとジェイク。そこに、食事をとらないかとシスコがやってきた時、ジェイクがコンピュータ上にカーデシア時代のファイルでどうしても消去できないものがあることに気付く。

オブライエンが見てみるがどんなファイルか分からず、とりあえず横によけておこうとしたところ、突然コンピュータが作動しだし、結果、「金属加工場で暴動が起きた」となり、画面上にガル・デュカットの姿が映しだされた・・。



3年経ってもまだ、こうしてカーデシア時代のとんでもないプログラムが眠ってて、ひょんなことで動き出して(←銀英伝のイゼルローンを思い出した人は多いはず)ステーション全滅の危機に瀕する・・。やはり、このステーション怖過ぎ!任務でいる人はともかく、よく民間人が住み続けるよね・・という感じ。

よかれと思ってしたことが、どんどん事態を悪化させていく様が面白かったです。

そして何と言っても、レプリケーターが作った攻撃機(?)のレーザー乱射の雨の中に降り立ち、(カーデシア人には当たらないと知っているので)余裕のよっちゃんな態度でふるまい、キラにカーデシア軍のDS9駐留を認めさせようとする傲岸きわまりない態度の、そしてその直後の、自分のコードが無効になっちゃって、自分もこの、自爆しようとしてるステーションに閉じ込められた+ガラックに、キラへの下心を指摘されて動揺しまくってた、デュカットがもう、サイコー(笑)

クライマックスの、シスコが核融合炉を止めるくだりがいまいちだったので、お話全体としての評価は若干下がるような気もしますが(もうひとひねり、欲しかったね・・という感じ)、あの、デュカットがらみの一連のシーンは爆笑で、素敵過ぎる・・DS9で一番、笑えるシーンかもしれません。

一緒に閉じ込められちゃったオドーとクワークのやりとりも面白かったですけど(おでこに手ぇ当てて、頭抱える・・うんざりな仕草のオドーがかわいかった)、笑いの神が降臨していたとしか思えない(笑)デュカットの前では、かすんじゃいますね。

それにしても、レーザーで撃たれて消滅した人、気の毒・・。勿論、エンタープライズでも殉職者が出ない訳ではなかったですけど。

そして、シスコやジュリアンにとって「我が家」と呼べる位になったDS9も、かつて強制労働で多くのベイジョー人が命を落とした場所・・という事実を改めて認識させる回でもあった訳で。

怪談のひとつやふたつは、絶対ありそうな・・。

以下、第6シーズン終盤~ラストに関するネタバレありですのでご注意。
原題は「The Abandoned」

ジェイクは、交際中のダボガール・マルタが、シスコからディナーに招待されたことを聞かされ驚く。一方、なじみの女船長から、ガンマ宇宙域で見つけた難破船を売りつけられたクワークは、その残骸の中に赤ん坊を発見し・・。
 


ジェイク・・こ、このマセガキッ!(笑) 16才で20才のダボガール(巨乳)と付き合うなんて、隅におけなさ過ぎでショ!!というか。

マルタが、「職業で人を判断する人が多くて・・」と言った時の、シスコに向けたジェイクの表情が・・(笑)

それにしてもジェムハダー。最初はほとんど人間の赤ん坊と変わらないんですね。自分と同じ、実験動物扱いはかわいそうだ・・と彼に同情して、なにかれ親身になってあげたオドーですが、結局は彼の、ジェムハダーとしてDNAに刻み付けられた本能を御することは出来ず、キラに敗北を認めるラストが切なかったですね・・。

こういう「殺人兵器」といえる人間を造り出し、テトラセル・ホワイト(←今回は名前はまだ、分かってない訳ですが)で絶対的に支配する・・本当、創設者はヤな連中ですこと。
原題は「Second Skin」

ベイジョー中央公文書記録センターから、カーデシア側の記録でキラが、収容所に収容されていた・・との連絡が入る。そんな記憶はない・・その時は、レジスタンスとして洞穴にいたとはっきり憶えているキラだったが、当時収容所で同室だったという男と通信したところ、相手はキラの顔を覚えていた。

事実を確かめるため旅立ったキラは何者かに拉致され意識を失い、目覚めるとカーデシア人の顔に・・。現れた男はオブシディアン・オーダーのエンテクで、彼女に告げる。「君は私の部下で、ベイジョーに潜入していたのだ」と・・。



今までの人生を全否定されるような事態に陥り、困惑しながらも、それでも土壇場でこの陰謀の真意に気付くキラがさすがね・・という感じ。

ゲモール、娘だと信じた女性が実はそうでなかった上、国を追われることになり気の毒でしたが、それでも、キラと心の交流をもてたことを後悔せず、これからも家族同様に彼女を想うという彼の優しさ・・。それに触れて、さすがのカーデシア人嫌いのキラも心を開いた・・ってのが良かったです。

当たり前ですが、カーデシア人にも娘想いで、秘密組織が幅をきかせ過ぎる国を憂う、私人としても公人としても「いい人」が、いるんだよなぁ~と。

オブシディアン・オーダーこそが国家だ・・と言い切るエンテクが怖い・・。ガラックは、「クワークの愛」でもそうでしたが、自分の気に食わない旧知の人間を、どさくさ紛れにちゃっかり殺してる・・まぁ、どっちもヤな奴だったからいいか・・(←おいおい)

それにしても、死んでしまったかもしれませんが、まだ生きているとしたら、本当のイリアナは自分がベイジョー人だと信じて生きてる訳で、もし彼女がベイジョー人男性と恋に落ち、子供を産んでいたら、その子供の容貌は・・。

カーデシア人と不貞をはたらいたと相手になじられるのか、もしくは自分のDNAを調べて、自分がカーデシア人だったと気付いて愕然とするのか・・。

しみじみした終わり方の話ですが、よくよく考えると結構怖い・・裏に、残酷なドラマを孕んでいるのかもしれない・・と思うと・・。
原題は「Equilibrium」

シスコがプライベートで皆を部屋に招き、ご馳走をふるまうことに。仕事を終わらせて駆けつけたジャッジアは、ジェイクの楽器で、ダックスの本体は誰も、音楽の才能がない・・と言いながらも、聞いた覚えもない曲を弾いてみせる。そのメロディーが頭から離れないジャッジアは、とても彼女とは思えないような、猜疑心に満ちた言動、暴力的な行動をとるようになり・・。 



「ダックス」に隠された、トリルの大いなる秘密が明らかにされる回。

実は共生生物との合体は、1000人にひとりではなく、トリル人の半分は適合可能で、かつてダックスは、人殺しさえしてしまうような音楽家・ジョランと合体していたことがあった・・。消されたはずの記憶が蘇り、それがジャッジアを変えてしまっただけでなく、共生生物との合体の・・シンクロ率?(byエヴァ用語)を下げ、共生生物を救う為にジャッジアとの切り離し=彼女の死をも、必要とする状況に陥ってしまう・・。

真実を突き止め、「ジャッジアを救わなければ、この事実を大々的に暴露する!」とトリル人医師に迫るシスコが、連邦とトリルの関係考えたらどないやねん・・という気もしないでもなかったですが、いち友人としては、頼もしかったなぁ・・というか。トリル全体のため、個(ジャッジア)を早々と見捨てようとするトリル人医師のやり方は確かに、間違っていましたし。歴代ホストに比べれば激しく劣る人格であるジョアンの記憶をも受け入れて、それでも、皆に愛される聡明なジャッジア自身でいられるだけの強さを、彼女はもっていたのですから・・。

以下、第6シーズン最後~第7シーズンに関するネタバレありです。ご注意。
原題は「The House of Quark」

ドミニオンを恐れてステーションを出て行く人が増えたため、閑古鳥が鳴いているクワークのバー。モーンがダボガールを「お持ち帰り」した(←・・・・・)後、客は飲んだくれのクリンゴン人ただ一人。

もう金がなく、ツケで払うという彼にクワークは抗議しようとするが、恐れをなしてツケに応じることに。しかしクワークの態度に腹を立てたクリンゴン人は、ナイフを抜いて襲い掛かってくる。もみ合い、倒れて転がってるうちに、ナイフはクリンゴン人に突き刺さってしまい・・。



「クリンゴンは、重要な臓器は2個あったりするし、大丈夫さ!」と思ったら、OP明けであっさり、検死されてました・・(笑) まぁ、クリンゴンでも死ぬときゃ死ぬ(当たり前)・・それに、死んでも仕方が無いような駄目男だった訳ですが。

この話があとあとまた出てくる、グリルカの登場話だったんですね。確かに、強気なクリンゴン女性に小柄なフェレンギ人が振り回される・・って絵ヅラは面白い。それに、クワークもただ、振り回されるだけではない・・ってのがいいですよね。

彼なりの手腕でドゥゴールの企みを白日のもとにさらし、また、グリルカの窮地を救うために漢気を見せ、命をかける・・知恵でもってして、ドゥゴールの腕力に勝利を収める・・。かっこ良過ぎでしょ!というか。そんな兄貴に惚れ惚れ・・なロムもかわいい。

それにしても、クワークがグリルカに誘拐されても、DS9司令部は全く、いつもどおりの平常ってのが・・(笑)

ドゥゴールが追放される場面のポーズが、TNGでウォーフがされてたのと同じで懐かしかったです。

もうひとつの話の筋・・人が減ったことで子供が減り、学校が閉鎖されて落ち込むケイコを、元気付けようとあれこれ思案をめぐらすオブライエン・・もいい感じ。あくまでクワークの筋が主題であって、こっちはそれほど派手さや面白さはない訳ですが、夫婦愛にしみじみさせられる・・いい夫やオブライエン~!

傍にいて、家事をしてくれる、性欲を満たしてくれる、子供の面倒をみてくれる・・そういう、自分にとって果たしてくれる「役割」しか、妻に求めない馬鹿夫と違い、妻である以前に、一個人の人間として、彼女が世の中に対して果たしたいと思っている「役割」・・仕事を通して得られる生き甲斐・・そういうのを、尊重してあげたいと願うオブの気持ちにノックダウン!(←?)

タイプは違いますが、2人の、女にとっての「いい男」を描いた回な訳ですね。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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