[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) DS9感想 忍者ブログ
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原題は「The Sword of Kahless」(そのまんま)

クワークの店で昔の武勇伝を語るコールは、ジャッジアの引き合わせでウォーフと知り合う。彼は、かつて異民族に奪い去られた、初代クリンゴン皇帝カーレスの剣を探す旅に、ウォーフが加わることを許すが、テレパシー攻撃を使うレシア人に襲われ・・。



う~ん。これはやや、ワースト候補作かも。コールは、「血の誓い」ん時は良かったんですけど、今回はいまいち。ウォーフも、艦隊士官にあるまじき行動をとってしまいますし・・。

伝説のバトラフがあれば、権力を持ち、国を変えることも出来るという、その民族性、国家体制こそが問題・・そんなんだから、ガウロンのようなくされ野郎を最高権力につけてしまう訳で・・。

昔の、「三種の神器」のように、ある特定の「物」を所有していることが権力の正当性と正統性を保障するという・・そういう考えをこそ、改めなければ・・というか。

今の、世襲政治家が跋扈する現実世界にも、言える話なのかもしれませんが・・(仮に、親が有能な政治家だったとしても)子供も有能だという保障は、どこにもないんですけどね・・(勿論、無能だとも限定できない訳ですが・・)

何を持ってして、政治家・・自分の代理人を選ぶのか?伝説のバトラフをもっているから?親が有名な政治家だから?テレビでよく見てる顔だから?

確かに難しい・・とりあえず、今までの政策・行状・言動・演説だったり、限られた情報の中で考え、決めるしかない訳ですが、少なくともその人自身(の中味)と関係ない部分を基準に選ぶのは、間違ってるやろ?と。

それにしても、最後あんな形でバトラフを宇宙に流して、パクレド人みたいな人達(ガンマ宇宙域にもいるんでしょうかね・・)に拾われたらどうするんでしょう・・。

あと、レシア人は連チャンで悪事働き過ぎ!ある意味あの能力は、ステーション内に武器を持ち込んでるのと同じことな訳で、滞在中だけでも能力を制限する装置をつけて貰うとかしない限り、また同じことが起こるんじゃ・・。私がステーション住民なら、(直接被害を被らなくても)対策をとらなかった司令部(特にシスコとオドー)の責任を追及しまっせ(←うっとおしい住民・・)
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原題は「Starship Down」

カレマ商務省からの要請で、貿易協定の問題点を話し合うため、ディファイアントでガンマ宇宙域へ赴いたシスコ達。商務長官ハノックによると、直接連邦と取引するのはジェムハダーの怒りを買うかもしれないということで、間にフェレンギを挟んだが、税金や手数料をとられて儲からないという。つまりはフェレンギ・・クワークが勝手に利ざやを稼いでいた訳で、シスコは彼をにらみつける。

シスコが話し合いに応じている最中、ディファイアントのブリッジではウォーフが艦長席に座っていた。ジャッジアはキラに食べ物を勧めるが、キラは、預言者が「選ばれし者」を遣わしてくれたことを感謝するハヌーラの日なので、断食中だと断り、その式典に選ばれし者・・シスコが出席してくれなかったことを残念がる。そんな折、ジェムハダーの戦闘機が現れ・・! 



センサーや通常の武器やらが使えなくなったディファイアントの戦い方は、さながら潜水艦の戦闘のよう?で、面白かったです。

そして、一度はクワークを見限ったであろうハノックが、不発魚雷の解体を通じて、彼を見直す・・ってのもいいです。ハノックに責められた時、「ガンマ宇宙域なんか嫌いだ」とふてくされるクワークがちょっと、かわいい・・。

(我々からすればOUTとはいえ)彼はあくまで、自分の内の、フェレンギの価値観に忠実なだけ・・そう思えば、自分にとっての自然体の生き方を貫こうとして許容されない様子が、いじらしくもある?というか・・。

で、取り残されかけたジャッジアを命令通り見捨てることは出来ず、自分も隔壁の向こうに飛込んで助けたジュリアン・・その後の2人のやりとりもいい感じ。勿論、友情ですけど、それでもジュリアンの方には、友情で覆い隠されたその下にまだ、愛情が息づいているんだな・・と感じさせて、切ない・・。

また、瀕死の重傷を負ったシスコ(ブルックスさんの白目演技が、上手いけど怖い・・)と、彼を信仰の対象と見ることで、距離を置かれていたのでは・・と悩んでいたキラが、懸命に命を救おうとするくだりもいい感じ。

ただ、ウォーフがオブライエンに部下操縦法を伝授されるくだりだけはちょっと・・。アカデミー出身の士官と、そうでないエンジニア系下士官の扱い方は違うのかもしれませんが、ウォーフだってエンタープライズで保安部長として多くの部下に接し、指導してきた訳なんですから、その中に下士官もいたであろうことを思えば(それとも、保安部員は全員アカデミー出なんでしょうか・・?)、彼は彼なりに、ちゃんと扱い方をわきまえてる・・というふうにしてくれてもよさそうな。

確かに部下扱いが上手い方じゃないでしょうし、新しい任地で戸惑ってるって部分も描きたいんでしょうけど、少佐っちゃー、結構な階級っスよ。部下管理能力だって問われた上での任官でしょうし。私がウォーフのことに過敏反応?気味なのかもしれませんが・・(そんな、めっちゃ好きとかいう訳ではないんですけど・・不幸体質だから同情してる?)

今回はジェムハダーをやっつけましたが、(直接撃墜したのはディファイアント=連邦艦とはいえ)カレマの人達は今後、ドミニオンに報復されたりしないもんなんですかね・・。
原題は「Little Green Men」

はれて艦隊アカデミーに入学することになったノーグが、フェレンギの巣立ちの習慣で、少年時代の愛用品の数々をバザーで売りに出す。

相変わらず艦隊に入ることに反対なクワークは、バザーには参加せず、武器商人のいとこ・ゲイラが、商売を始めるにあたってクワークに借金した時の約束である船を送って寄越したので、そのチェックをロムにさせる。

ゲイラのことなのでてっきり欠陥品かとクワークは思っていたが、ロムは予想に反して何処も問題は無いと言う。クワークはテスト飛行をかねて、アカデミーのある地球までノーグを送っていってやるといい、ロムは大喜び。しかし勿論、クワークは商売・・密輸品を積み込むことを忘れていなかった・・。 



そんなに簡単に、元の時間に戻れるんかいっ!とも思いますが、そんなツッコミもこの話では野暮・・頭カラッポにして楽しみたい、スラップスティック(?)コメディ。

クワークの密輸の企みに口止め料を要求するロム&ノーグ・・やはり彼らもフェレンギ・・(笑)、そしてゲイラの仕掛けた罠で、ワープが解除できなくなった時のノーグの「おじさん、相当嫌われてたもんね」・・そんなことゆうとる場合かーっ!(笑)

そして1947年のアメリカへタイムスリップし、軍の施設に囚われる3人。死んだのかと思って、「天国は純粋なラチナムでできている」「聖なる金庫」「天国の競売人」「なぜ新しい命を競り落とさないんだ」「地獄、つまり永遠なる貧困の世界に落ちたのかも」・・と、フェレンギらしい「あの世」観を話し出すのが・・(笑)

トランスレーターの故障で言葉が通じなくなってる時、美人看護婦?に診察されてるクワークが「○△ウーマックス□×%」と、フェレンギ語でも、いやらしいことを言ってるのは分かる・・ってのがもう、サイコー(笑) さしずめ、「姉ちゃん、乳揉ませろ」といった感じか・・・(正確には「耳揉めよ」な訳ですが・・)

言葉が通じるようになった後で、その行為の意味を知らない看護婦に、どさくさ紛れで耳揉ませるノーグも・・(笑)

最後、オドーに連行されるクワークは、サザエさんに耳ひっぱられるカツオにしか見えませんでした・・。

原題は「Rejoined」

クワーク相手に手品を披露していたジャッジアは、シスコのオフィスに呼び出される。トリルから科学者のチームがきて、人工的にワームホールを作る実験をするという。科学士官として面白そうだと興味を抱くジャッジアだったが、シスコは、その科学者のチームにリナーラ・カーンがいることを告げる。共生生物カーンの、リナーラの前の本体ニラーニは、ダックスの昔の本体トライアスの妻だったのだ。



「トライアスはシャトルの事故で死に、何年かして未亡人となったニラーニが死んで、カーンはリナーラの身に移された」ということですが、そうだとするとリナーラが若過ぎるような気がするんですが。クルゾンは結構長生きした方だと思うので、若死にしたトライアスの「何年か」後にニラーニも死んでリナーラにカーンが移されたというなら、リナーラは今、老婆になってるはずでは・・。ニラーニが結構長命で、老婆になるまで生きたというなら分かりますが。

まぁ、そんな瑣末なことはともかく。片一方だけが、本体を変えた状態・・いわば、クルゾンがニラーニを愛してしまう・・ってんならまだ分かりますが、お互い同士が本体を変えて、それでもまだ、愛してしまうってのが、感覚的に理解できない・・。勿論、トライアスの心がジャッジアに、ニラーニの心がリナーラに残ってるから・・な訳ですが。

どうも、トリルものは(あまりにも違い過ぎるがゆえに)理解を超えている・・というか。記憶や心を引き継げるってのは、素晴らしいことであると同時に、昔の想いに囚われる・・ということでもあり、やはり人は、一度の人生で肉体も記憶も、全て焼き払って(あ、焼かない国の方は焼かなくてもOKですよ)無に帰すべきだよな・・と思えてくるというか・・。

終わりがあるから人生は素晴らしく、いつか消えてしまうから、あなたは美しい・・と。まぁ、ゆうても共生生物にも寿命はあるでしょうから、無数の本体達の記憶も、いつの日か消えていくんでしょうけど・・。

でも、トライアスが死の瞬間に抱いた後悔・・ニラーニの言う通りだったという、その言葉をカーンに伝えられたのは、トライアスがダックスだったからで、その点はやはり、共生生物さまさまというか。

ジャッジアとリナーラの女性本体同士のキスシーンは、同性愛に保守的?な製作環境に対する、スタッフ達のささやかな抵抗の一環だったんでしょうかね。本当、異種族間・・有機生命体同士に限らず、アンドロイドやホログラムとの愛も描いておきながら、同性愛だけは登場しない・・ってのが不自然・・。
st45.png原題は「Indiscretion」

キラのもとに、カーデシア占領時代に行方を絶った、捕虜輸送船・ラヴィノクの情報がもたらされる。彼女の古い友人のラズカ・カーンによると、破片らしきものを回収した・・というのだ。おたずね者ゆえ、バッドランドを離れられない彼のもとへ、キラの方から出かけようとするが、カーデシア革命政府からも、調査に同行させて欲しいという要請が入る。シスコの助言を容れ、キラは渋々同行を認めるが、現れたのはガル・デュカットであった。 



デュカットが、ベイジョー人の愛人に産ませていた娘・ジヤル初登場。

ジヤル、そう幸せな生い立ちでなかったであろうことは自ずと察しがついてましたが、まさか6年も奴隷として働かされていたなんて・・(哀)

革命政府における自分の地位を守る・・そうすることで結果、妻とその間の七人の子(←橋下弁護士かよ!)を守る・・。その為に、ベイジョー人との混血児である我が子をその手にかけようとしたデュカット。しかし、父が助けにくることだけが心の支えだった・・父と帰れないなら死んだ方がマシだという彼女を撃つことは出来ず、抱きしめる・・。

ジヤルの母が死んでいたことをしって悲しむ姿や、その後の、ケツにトゲが刺さって大爆笑なシーンとか、本当、今回も「おいし過ぎる」デュカット(&かっこ良過ぎるマーク・アレイモ)

最後、ステーションでの別れ際、今後を心配するキラに向けた笑顔が・・。欠点もある人ですが、それらを含めてなお、妻や愛人等、複数の女性が彼を愛してやまない(やまなかった)理由が、なんか分かるワ~というか、そんな回でしたね。でも・・(以下、「続きを読む」で。終盤シーズンネタバレあり)

シスコがイエイツ・・もうキャシディでいいか、彼女と深い仲になるのを恐れていたのはやはり、ジェニファーを失ったことが関係してましたね。自主独立というか、はっきりした気性のキャシディは、軍人としては完璧に立ち直っていても、こと男女関係においては、迷いや恐れ、悔悟をぬぐいきれていないシスコの、尻を叩いて目を覚まさせてくれるというか、いい組み合わせですね。最後、キスをかわして去っていくところがニクい!

それにしても、司令官(大佐)に、少佐と大尉が恋愛指導をしてる・・ってシーンは考えると結構笑えるというか・・。年や階級はシスコの方がずっと上ですけど、恋愛の場数&成功体験数は、ジュリアンが圧倒的に勝ってる・・ということなんでしょうか。ジャッジアはやはり、複数の人生経験・・特に前の本体のクルゾンの恋愛経験がものを言ってそうな。
原題は「Hippocratic Oath(ヒポクラテスの誓詞)」

DS9には戦術士官として配属されたウォーフだが、エンタープライズ時代の保安部長としての癖が抜けず、クワークのバーに現れる小悪党どもの監視に余念がない。彼は、ここの保安チーフのオドーが、小悪党どもを泳がせていることに納得できないのだ。

一方、ガンマ宇宙域での調査を終え、ルビコンで帰途についたジュリアンとオブライエンは、遭難した船から出ているのかもしれないサインを追った結果、プラズマフィールドに掴まり惑星に不時着、ジェムハダーの捕虜になってしまう・・。 



「ウォーフちん、オドーの職域を侵して反省するの巻」の方はまぁ、他愛もない?話ですが(堅物とはいえ、彼も何年も保安部長やってた訳ですし、オドーの意図くらいくめそうなもんですけど。だいたい、オドーも話しゃいいのに・・)、もう一方のジェムハダーの話が重い・・。

偶然、テトラセルホワイトが要らない身体になったジェムハダーのリーダーが、部下も同じようにして解放してあげたい・・と、その惑星に連れてきたはいいが、部下はそのまんま・・。捕まえられたジュリアンも、医者としての使命感で彼らを助けたいと思い、研究するが解明は出来ず・・。

ロマンチストで理想主義なジュリアンと違い、「現実」をよく知ってる、現場の人間・オブライエンは、ジェムハダーから逃走。で、ジェムハダー達はオブを捕まえようとジャングルの中を探し回る訳ですが・・お前ら、オブライエンという人間を分かっていない!彼がジュリアンを置いて一人で逃げる訳ないんですから、ジュリアンを隠れて見張っとけば、おのずとオブライエンも捕まえられるのに・・。そこら辺、テトラセルホワイトから解放されて(ってか、もともと特異体質だった)、結果、隷属からも解放され、人間らしい思考を持つようになったリーダー以外のジェムハダーには、理解し得ない部分ということか・・。

そして最後、ジュリアンにオブライエンが返事をしないまま・・気まずいまま終わるってのも、リアルでいい感じ。そりゃ、何日かすればまた、元通り仲良くやっていけるでしょうけど、とりあえず今は、ダーツの話をする気分にはなれないわな・・と。

ジェムハダーを救う研究を続けようとしたジュリアンの気持ちも、ジュリアンを助けようと研究成果を撃ったオブライエンの気持ちも、どちらも「優しさ」からスタートしている・・その優しい気持ちが、結果すれ違い・・わだかまりをうんでしまう悲しさ・・というか。そういえば、ジェムハダーのリーダーの気持ちも、そうでしたね。

救いたいと願って連れて来た部下と結局、殺すか殺されるか・・を繰り広げざるを得なくなってしまったリーダー・・(泣)

現実には往々にしてあるのかもしれない、「優しさ」から端を発する悲劇・・(一家心中とか?)
原題は「The Visitor」

雨降る夜、老いたジェイクのもとに、彼の小説の熱烈なファンだという女性が訪ねてくる。若くして断筆した理由を問う彼女に、ジェイクは語り始める。きっかけは18才の時、父が死んだことだという。 



舞台の半分位?が地球なもんで、太陽光を模したライティングが新鮮・・。その、眩い光の中で描かれる父子愛の物語。

まさか、老いたジェイクが画面上で最初にする、何気ない行為にあそこまで深い意味があったとは・・(驚)

とんでもない事態(まさに、DS9版「異次元空間に入ったカーク船長の危機」)に見舞われながらも、親としては当然かもしれませんが、わずかにこの世界に戻れる時も、自分自身のことより息子ジェイクを案じ続けるシスコの父性愛・・。特に、老いたジェイクの寝顔を見つめる笑顔の美しいこと!

ジェイクも、父を、そして自分の、自分らしい人生を取り戻すため、命をかける・・。

DS9にも、「あまりよろしくない未来を生きる人が、過去を変えようとする話」・・ってのがあったんですね。VOYでも2回ほどありましたが、特に、チャコティとキムだけが生き残った未来で、仲間を救う為に過去を変えようとする・・しかしそうすることでチャコティは、今の恋人と「出会えた」未来を捨てることになるという、あの話は切なかった・・。

ジェイクが父を戻したことで過去が変わった、その結果未来も変わった訳ですから、メラニーに渡した原稿も、彼女との心の交流も、全て消えてしまった・・ということ?そこら辺考え出すとややこしくなりますが、それをさっぴいても、いい話でしたね。ちなみにあの、ちょっとおっぱいとがり気味のメラニーを演じてた人は、ガラック役のアンドリュー・ロビンソンの実娘だそうで。

未来の艦隊で、ノーグ・ジャッジア・ジュリアンの着てる制服が、TNGの(仮定の)未来で、医療船のキャプテンになったビバリーが着てた制服・・ってのが、芸が細かいというか。

老ジェイクを演じてるトニー・トッドがいい味だしてます。ウォーフの弟・カーン役の人・・ということは、キャンディマンでもあるということか・・。

TNGのカターンもそうでしたが、「人生」を考えさせられる愛の物語には、あふれんばかりの眩い光が似合う・・(そういえば、カターンの原題は「The Inner Light(内なる光)」でしたね)

スタトレは宇宙に出て行った人達の話ですが、やはり人の記憶の根源というか、そういう部分には、母なる大地に降り注ぐ、恒星の光の輝きが刻み込まれてるんでしょうね。だから光を・・光あふれる眺めを、無性に懐かしいと感じる・・。
原題は「The Way of the Warrior」

DS9では、オドーが創設者役となっての模擬訓練が行われていたが、彼を発見するのにかかったタイムは満足のいくものではなかった。

訓練終了後、イエイツとのディナーを愉しもうとしたシスコだが、話題にも暗いものが上る。そうこうしてるうちにジャッジアから緊急で呼び出されたシスコが私服のまま司令部に向かうと、クリンゴンのマートク将軍から通信が入る。部下を休ませたいという彼の申し出を快諾したシスコであったが、その後遮蔽をといて現れたクリンゴンの、ただごとではない艦数に圧倒される。



マートク、シスコ達を疑って血を流させるなら、まず自分とこの大将疑えよ~!別にクリンゴンに限った話ではないでしょうけど、トップが間違った(と思える)決断を下して、それを正せないまま、他国へ侵略などという最悪の事態を招く・・たとえトップが間違っても、その間違いを是正・STOPできる、安全装置的な機関を、国家っちゅーシステムはそなえときゃあかんよね~・・としみじみ。

まぁ、今回の話に限っていえば、総裁ガウロンや、その独裁を止められない最高評議会というシステム面以上に、長年の平和で戦いを渇望するようになった国民性こそが問題か・・。それもまた、クリンゴンに限った話でもない・・ってのが。

独裁は罪でしょうが、それ以上に、独裁を許容した民衆にこそ、より重い罪がある・・。たとえ総裁が戦争を選んでも、ウォーフのように、「この戦いは間違っている」という、まともな判断を下せるクリンゴン人もいることを思えば、個人一人一人が流されない・・自分自身で理性的に判断を下すことの大切さがつくづく分かるというか・・。

しかし、正しい(と思える)道を選び取った代償は大きい・・なんでこう、ウォーフちん(←?)はつくづく、苦労症なんでしょう?でも確かに、領地も名誉も失っても、「正しい道を選んだ」という誇りは残るわな。彼の、心の聖域だけは、ガウロンにも誰にも、決して侵すことは出来ない・・。

オドーが、ウォーフに私達は似た者同士だと声をかける・・ということは、ウォーフとガラックも似た者同士ということに?(笑) しかし真面目な話、母国や同族と、離れて生きる・・生きざるを得ない異邦人達の彼ら。それゆえの苦悩に翻弄されながら、それでも、正しいと思う道・・たとえ茨の道でも・・を、選んで生きる姿には胸うたれるというか。

カーデシアの政府要人をクリンゴンから救うため、ディファイアントで出撃するシスコ。それを見送るイエイツとの熱烈なキス・・何時の間にあんたらは・・(笑)

そして、DS9でクリンゴンと白兵戦までする事態・・(泣) デュカットとガラックの呉越同舟な様子とかは面白いですけど。
原題は「The Adversary」

ついに大佐に昇進したシスコの祝賀パーティー。その席で彼は、連邦のクラジェンスキー大使から、ツェンケチでクーデターが起こり、その領域近くに連邦の植民地もあるので、ディファイアントでパトロールに出動する任務を聞かされる。大使も、オブザーバーとして同行するとのこと。

その後、出動にそなえ、ディファイアントの整備に励むオブライエンは、物音を聞く。彼はそれを空耳だと片付けたが・・。



可変種によって船の自由を奪われ、通信も出来ず、ワープ速度でツェンケチに突っ込んで、戦争開始の火種となりかねない・・そもそも、クーデターという情報も本当だったのか?・・という事態に陥り、最悪、戦争回避のため、突っ込む前にコントロールを回復できなければ自爆せざるを得なくなるシスコ達。

船という密室の中で、誰が可変種か分からない・・しかも、特定してもすぐにまた、姿を変えられるという状況で展開されるドラマは、まさにホラー&サスペンス・・お互い疑心暗鬼に陥るクルー達同様、見てるこっちも「あいつがあやしい」とか推理出来て、普段と違う面白さがありましたね。

私は、ジャッジアが襲われた時、オブライエンがあやしいと思ったんですが(「お前が襲ったんちゃうんかー!」と)、外しましたね・・。

まだ事態が緊迫化する前の、シスコとエディングトンの会話がいい感じ・・ってか、エディングトンを初めて、「ちょっといい奴かも」と思った・・どうしても、彼に対するある疑惑が晴れないので、いまいち信用しきれない・・でも、一人ぐらいこういう人がいるってのも面白いのかも。

故意ではなかったとはいえ、結果的に同胞を殺してしまったオドー。お仕置きされないか心配・・。

それにしても、本物のクラジェンスキー大使は、ライサへ向かう途中で誘拐・殺害された模様・・って、
いい年こいて、ライサ行くなYO!と、死者に鞭打つようなツッコミをしたのは私だけでしょうか・・?
原題は「Facets」

アカデミー進学予備課程に入るため、ホロでのシミュレーションに余念がないノーグであったが、伯父クワークは相変わらず、彼の、アカデミーへ入るという夢を認めようとしない。

そんなクワークが、ジャッジアにミーティングで呼び出されて上級士官ラウンジへ向かうと、主だった司令部面子+ダボ・ガールのリータがいた。これにクワークを加えての計7人・・「ここ、DS9で一番親しい友人達」に向かってジャッジアは、ジャンタラというトリルの儀式をとりおこなうので、2~3時間身体を貸してほしい・・と語りかける。



ジャンタラで、ダックスの今までの本体達の記憶をDS9面子が宿し、ジャッジアと語り合う・・つまり、キャスト達にとっては普段の役柄とは違う、別人格を演じることを要求される訳で、まだあまり個性が描かれていないリータ役の人以外は結構、力量を問われる?というか、そんな設定な訳です。

まぁ、皆さんプロの役者な訳ですから、「仮面」をつけかえるだけ・・出来て当然なんでしょうけど。こういう話が出てくるとDVDで原語・・役者さん本人の声で聞いてみたくなる・・それでこそ、真の力量が量れるってもんでしょうから。

とりあえず、吹き替えで見た感じでは、内向的なトビンのオブ、人殺し=攻撃的なジョランのシスコ、そしてやっぱり、豪放磊落なクルゾンのオドー・・がよかったような。自信家?なトライアスはあんまし、ジュリアンと変わらない感じだったような・・?まぁ、普段の役柄と落差が激しい方が有利・・そういう意味では、シディグさんも差を出すのが難しかった?ということでしょうか(時間も短かったですし)

それにしてもこういう儀式があるなら、クルゾンの時点で既に、ダックスの中のジョランの存在に気付いててもよさそうなもんですが・・?

それはともかく。実はクルゾンがジャッジアを愛していたという秘密があきらかに・・おっさん、どこまで惚れっぽいねん!(笑) でもまぁ、いくら年老いていても男は男。目の前にジャッジアのような美しい女性が現れて、ときめかない訳がないか・・。愛してはいけない、気持ちを覚られてはいけない・・と苦しみながら、クルゾンがずっと秘めていた恋心。それをオドー=レネさんが演じる・・いいですねぇ。

立場上、クルゾンの肉体が生きていた頃、愛し合うことは決して無かった2人ではありますが、こうしてダックスが生きている限り、共に人生を歩んでいくことが出来る・・。トリルネタはどうも、メリットよりデメリットの方を見てて感じることが多いですけど、今回の話で初めて、こういうロマンチック?なメリットもあるんだなぁ~と思えたというか。死んでしまっても、愛した女性の中で生き続けられる・・という。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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