[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) DS9感想 忍者ブログ
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原題は「It's Only a Paper Moon」

戦闘で片足を失くしたノーグが治療を受けてDS9に帰還した。足はもう治っているはずなのだが、痛むといって杖を手放せない彼はホロスウィートへ向かい、ヴィックのプログラムを起動させる。



DS9の終盤は結構連続した話が多く、単独で感想書くの難しい・・とか言ってるうちにDS9が終わってしまい、今はVOY感想書いてる訳ですが、この話だけは感想ちゃんと書いておきたい!と思っててやっとこさ。

辛過ぎる現実に直面し、ホログラムの世界に逃避したノーグを受け入れ、癒してくれたヴィック。何より彼自身もノーグを気に入り、友達としてずっと一緒にいたいと思っていた訳ですが、エズリに「ノーグを現実に戻す作戦なのね」と言われて、「実はそうなんだ」と言わざるを得ない、そして、ノーグの背中を無理やりにでも押して、現実に戻してあげる、あのヴィックの気持ち・・!

皆は作り物だと、入り浸るノーグを心配するホロプログラムですが、ヴィック自身にとっては「現実」な訳で。そのヴィックの気持ち、悲哀を思うにつけ、「これが飲まずにやってられっかー(泣)!酒持ってこ~い!」ってな気持ちになる・・例えるなら「げんしけん」で、斑目が咲ちゃんに「いっそのこと、別の星の人でいてほしかった」と思う、あのシーンのような切なさ。

TNGでもそうでしたが、ホロプログラムの登場人物の「悲哀」を描いた話っていいですよね。TNGで語られた通り、ある意味、人間も神とでも呼ぶべき存在が創ったプログラムなのかもしれない・・という捉え方をすれば、彼らの悲哀が我々の悲哀と受け取れるから・・なんでしょうね。

ヴィックの言う通り、人生というカードゲームは、勝つ時もあれば負ける時もある・・でも、ゲームそのものをおりちゃいけない訳で。本当、下手な人間以上に人間らしい、素敵過ぎるヴィックに乾杯!な気分。
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原題は「Wrongs Darker than Death or Night」

自分が3歳の頃、難民センターで亡くなったという母の誕生日に、彼女の好きだった花を買って偲んでいたキラのもとに、デュカットから通信が入る。彼は、キラの母は自分の愛人だったと言うのだ。

真実を確かめるため、キラは選ばれし者であるシスコの口添えを得て、時を超える発光体の前に立ち・・。 



そう簡単にタイムトラベル出来てええんかいーっというツッコミはともかく。

母の行為が、たとえベイジョー全体への裏切りだったとしても、彼女がデュカットに身を捧げてくれたことで、自分達一家が生き延びることが出来たのは事実。彼女が逆らっていたら、その瞬間に、自分も父も、幼い弟達も殺されていたかも・・今自分がここにこうして存在することすらかなわなかったかもしれないんですから、「間違ってます」「助けなきゃよかった」なんて、簡単に断罪すんなよ、キラ~。

自分(達)の命を救うため、為政者に身を捧げた姉に「一生かかっても返せない借りがある」と感じているラインハルト(by銀英伝)とはえらい違いだわ・・というか。
原題は「Change of Heart」

カーデシア人のスパイを回収するという任務を命じられたウォーフとジャッジアは、ランデブーポイントの惑星内のジャングルを進むが、ジェムハダーとの交戦でジャッジアが負傷してしまい・・。 



最後のウォーフの「次も同じことをする」にウルウル・・。

勿論、カーデシア人スパイを回収出来ていたら、それで結果、数百万の命を救えてたかも・・というのは事実でしょうし、士官として、ウォーフのとった行動は責められて当然。

でも・・なんといえばいいか、とにかく人として、一番大切にしなければならない、根っこの部分・・そこをないがしろにしては人間やっていけない・・数百万救う以前にまず、人としての自分を救わなければ・・というか。

そもそも一人一人の人間がそういう部分を大切にし、相手にもそういう部分があるんだと、重んじて生きていたなら、こんな事態(戦争)には、至らなかったでしょうに・・。
原題は「Honor Among Thieves」

異星人の星の場末の酒場で、落ちぶれた風体で「その筋」の人間との接触を図るオブライエン。彼は艦隊情報部へ協力する形で、オリオン・シンジゲートへ情報を漏らしている裏切り者を探るという、危険極まりない任務についていたのである。



まるで香港ノワールもの。スタトレって何でも出来るんですね~と感心するというか。ビルビーとオブライエンの、徒花な友情が切な過ぎ!です。

オブライエン家で猫を飼うのは、どう考えても、盆栽等のケイコの植物達と相性が悪そうですけど、オブライエンもこのことだけは譲れなさそう・・妻と喧嘩してでも断固、飼うんでしょうね。
原題は「One Little Ship」

亜空間圧縮現象の調査中、ディファイアントはドミニオン艦の攻撃を受け、現象に入り込んで縮小する実地実験中のルビコンとの「命綱」トラクタービームが切れてしまう。 



DS9の、フィジカル版「ミクロの決死圏」(笑) (メンタル版もあるんだよな、これが・・) 「小さくなった」ゆえの視覚効果&展開が面白い。

そして、ジェムハダーの中にも、ガンマ種・アルファ種という2種が出来たゆえの不協和音が起こり始めて・・。先に生まれ、その分実地の戦闘を重ねているセカンドの「経験」より、ドミニオンがファーストの「DNA」を重視した結果の失敗・・でしたね。

DNAで・・生まれ持ったものだけで判断、決め付けることの危うさ・・というか。やっぱ人間、経験・・どう生きてきたかですよ。

最後、久しぶりにウォーフがおもいっきり笑うのも珍しいと思いましたが、オドーが人をからかう・・しかもクワークとの連携プレー・・ってのも、「おぉ!」と思ったというか。成長した・・人間らしくなったねぇ・・と。
原題は「Far Beyond the Stars」

友人が艦長をしていた艦がカーデシア領域近くで消息をたち、落ち込むシスコは、「幻覚」を見るようになり・・。 



まさに荘子の「胡蝶の夢」。荘周が夢を見て蝶になったのか、蝶が夢を見て荘周になったのか・・。

やはりクライマックスで、出版差止めを喰らい、絶叫するベニーの台詞が圧巻ですよね。「雑誌は処分できても、一度生まれた…想いは、ここにある! それまで消すことは、誰にもできない。人の想いは、絶対に…消せないんだよ! 私が想いつき、生み出し、存在する。それがわからないのか…」

心の中の自由までは奪えない・・というのは、「ショーシャンクの空に」を思い出したり。

実際に、DS9というストーリーやベンジャミン・シスコという男は架空な訳ですけど、途方もないような夢でも、一歩一歩、歩みを進めることで、人類は叶えてきたはず・・だから、その歩みを止めなければ、いつか宇宙ステーションに、シスコという黒人の男が指揮官として降り立つ、その日はやってくるかもしれない・・。

「現実」が「夢」から生まれる・・「夢」が「現実」の生みの親であり、原動力。「夢」は「現実」であり、「現実」は「夢」である・・。「夢」が人間にとっていかに大切か・・人種差別や女性差別があからさまだった時代、その差別を被った人達にとっては特にそうだったでしょうし。

ある意味ではリスキーな話・・DS9という話を根元から否定したと受け取られかねない話でもありますが、でも、DS9だからこそ出来た話でもあるんでしょうね。

難しいテーマ抜きにしても、普段異星人メイクの役者さん達の素顔が見れる楽しい回でもあり。

ウォーフとは似ても似つかない、ご陽気なプロ野球選手ウィリーを演じてるマイケル・ドーンがいい感じ。いつもと違う演技で、彼も楽しかったんでしょうね。

パパシスコ・・ジョセフ役の方の牧師役もはまってましたね。それにしても冒頭の、キラとのツーショット。なんか彼女を口説きかねないような雰囲気がしてましたね、パパシスコ・・(笑) まだまだ、男として枯れてなさそうな。
原題は「Who Mourns for Morn?」

クワークのバーに、いるのが当たり前のモーンが仕事で不在。彼の不在はなんとなく、皆を落ち着かなくさせる・・実際、前に留守だった時、売り上げが落ちたというクワークは、ホログラムのモーンを「飾って」いたが、シスコとジャッジアに止めるように指示される。モーンの乗った貨物船がイオンストームに巻き込まれ、彼は亡くなったというのだ。 



昔見たんですけど、最後のオチしか覚えてなくて、そこに至る過程をほとんど忘れていたので、見返せてよかったです。

タイトルこそ「モーン」ですけど、実際の主人公はクワークというか。モーンに、どんな行動をとるか予想されたとおりの働きをし、そのため命の危険にさらされた訳ですけど、迷惑料・・詫びのしるしでラチナムを貰うと結果オーライ・・「また俺をハメたくなったら好きにしてくれ」(笑)

クワークがジャッジアとトンゴをしているシーン・・別にこれ単体なら、なんということはないシーンですけど、あとになって思い返すと(=この後の話を知ってると)、ちょっとしんみりというか。

モーンの「葬式」の時、席を温めてやってくれ・・とクワークに勧められて席に座るベイジョー人男性役の人が、実はモーン役の人(笑)だとか、視聴者に一切声を聞かせない・・喋ってるところを見せない彼が、物語の中ではおしゃべりという設定なとことか、本当、洒落てますよね。

1シーズンに1回どころか、1シリーズで1回しか出来ないような?ネタですが(複数回あったら、鼻につくかと)、それだからこその面白さ・・というか。
原題は「Waltz」

オドー役のレネさん監督作。

前の、ジヤルを亡くした回では「壊れ行く男」といった感じだったデュカットが、今回では、治ったかと見せかけて、実はすっかり「壊れ切った男」と化していた訳ですが・・。

デュカットの頭の中の妄想を、実際にキラ・ウェイユン・ダマール役の役者さん各々が演じる、舞台演劇っぽい演出(デュカットの妄想のキラが怖い・・。ナナ・ビジターは本当、悪女演技がハマる女優さんですね)

演出といえば、「援けが来た」と思いきや、全然別件だったというひっかけな演出が、「羊たちの沈黙」っぽかったり。

人として壊れた敵役と、それに気付きながら、怪我をして身動きとれない主人公・・って設定は「ミザリー」っぽいですし、とにかくあまり、普段のスタトレらしからぬ雰囲気の話ですよね。

そしてこれが、DS9のラストスパート(?)開始を告げる回でもあり。こんな暗くて怖い話が「それ」って辺りがDS9らしいというか・・。視聴者の好みは相当にわかれただろうな・・と。

それにしてもデュカット。キラも一瞬ほだされかけた?ことがありましたし(←ジヤル救出のくだり)、妻やジヤルの母も彼を愛した・・それなりに魅力的な面もある男でしたが、なんというか、自分の非を絶対に認めない男でもあった訳で。

自分の人生が思い通り上手くいかなかったのは、何もかもが、ベイジョー人、中央司令部、シスコ・・等々の、自分ではない「誰か」のせい。

それが致命的だったんでしょうかね。人生、上手く回ってる時はそれでもやっていけたんでしょうけど、挫折し、転落し始めると、終わりのない責任転嫁で、他者に対する憎悪にも、切りがなくなる・・と。
原題は「The Magnificent Ferengi」

見返してもやはり、フェレンギズとあの、人質ヴォルタ人・キーヴァン役の人の死体演技は爆笑モンですね・・。

ただ、言うだけ野暮って分かってますけど、ツッコミをいくつか。

まず、「フェレンギをつるませたい」という意図のもと、仕方がないんでしょうけど、ブラントとゲイラのキャラ豹変っぷりが変な感じ。ゲイラは、かつて武器商人として、そつなく振舞って大儲けしてたとは思えない軽率さですし、あれだけクワークを嫌ってたブラントが、手の平を返すようにクワークと組むとは・・。まぁ、ゲイラもブラントも、商売や所属母体を無くして人が変わってしまった・・ってことなのかもしれませんが。

そして、それを言っちゃあこの話自体が始まらないよ!って野暮天極まりないツッコミですが、ドミニオンに還れば、遅かれ早かれ処刑されるというキーヴァン。生きることを望んでいた=捕虜交換を望んでいなかった彼なんですから、連邦に、「捕虜交換されたら私は殺されます」と訴えそうなもの。そして連邦も、そう訴えられたら、人道的配慮・・ってやつで、彼を捕虜交換の対象には出来ないじゃないかなぁ~・・という気が。

勿論、敵であるヴォルタ人の命より、同盟星であろうフェレンギの女性(イシュカ)の命の方が大事という判断が下された・・と言われたらそれまでですけど。

でもあのお人よしな連邦が、「還れば殺されます」って訴えを、むげには出来なさそうな気がするんですけどねぇ~。
原題は「Statistical Probabilities」

子供の頃に遺伝子操作を受け、しかし副作用で普通の暮らしが出来ない状態になり、施設で暮らす4人が、医師のはからいで、同様に遺伝子操作を受けながら普通の暮らしを送れているジュリアンに会いにやってきた。 



「頭がいい」のと「賢い」のは、違うんだなぁ~というか、頭良すぎて突き詰めて考え過ぎたら、人生生きて行けないよ・・というか・・。

負ける(と思われる)からと言って、戦う前に止める訳にはそりゃ、いきませんわな。

それを言ってしまえば、人間自体、最初から「いつか死ぬ」と分かっている訳です。では、死ぬと分かっているから、最初から生きるのを止めますか?って話ですよ。

「死ぬ」と分かっていても、それでも人生は生きるに値するのと同様、負ける(と思われる)戦いでも、相手側から仕掛けてきた侵略戦争だというなら、戦って抵抗する意義はある訳で。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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