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原題は「Hippocratic Oath(ヒポクラテスの誓詞)」

DS9には戦術士官として配属されたウォーフだが、エンタープライズ時代の保安部長としての癖が抜けず、クワークのバーに現れる小悪党どもの監視に余念がない。彼は、ここの保安チーフのオドーが、小悪党どもを泳がせていることに納得できないのだ。

一方、ガンマ宇宙域での調査を終え、ルビコンで帰途についたジュリアンとオブライエンは、遭難した船から出ているのかもしれないサインを追った結果、プラズマフィールドに掴まり惑星に不時着、ジェムハダーの捕虜になってしまう・・。 



「ウォーフちん、オドーの職域を侵して反省するの巻」の方はまぁ、他愛もない?話ですが(堅物とはいえ、彼も何年も保安部長やってた訳ですし、オドーの意図くらいくめそうなもんですけど。だいたい、オドーも話しゃいいのに・・)、もう一方のジェムハダーの話が重い・・。

偶然、テトラセルホワイトが要らない身体になったジェムハダーのリーダーが、部下も同じようにして解放してあげたい・・と、その惑星に連れてきたはいいが、部下はそのまんま・・。捕まえられたジュリアンも、医者としての使命感で彼らを助けたいと思い、研究するが解明は出来ず・・。

ロマンチストで理想主義なジュリアンと違い、「現実」をよく知ってる、現場の人間・オブライエンは、ジェムハダーから逃走。で、ジェムハダー達はオブを捕まえようとジャングルの中を探し回る訳ですが・・お前ら、オブライエンという人間を分かっていない!彼がジュリアンを置いて一人で逃げる訳ないんですから、ジュリアンを隠れて見張っとけば、おのずとオブライエンも捕まえられるのに・・。そこら辺、テトラセルホワイトから解放されて(ってか、もともと特異体質だった)、結果、隷属からも解放され、人間らしい思考を持つようになったリーダー以外のジェムハダーには、理解し得ない部分ということか・・。

そして最後、ジュリアンにオブライエンが返事をしないまま・・気まずいまま終わるってのも、リアルでいい感じ。そりゃ、何日かすればまた、元通り仲良くやっていけるでしょうけど、とりあえず今は、ダーツの話をする気分にはなれないわな・・と。

ジェムハダーを救う研究を続けようとしたジュリアンの気持ちも、ジュリアンを助けようと研究成果を撃ったオブライエンの気持ちも、どちらも「優しさ」からスタートしている・・その優しい気持ちが、結果すれ違い・・わだかまりをうんでしまう悲しさ・・というか。そういえば、ジェムハダーのリーダーの気持ちも、そうでしたね。

救いたいと願って連れて来た部下と結局、殺すか殺されるか・・を繰り広げざるを得なくなってしまったリーダー・・(泣)

現実には往々にしてあるのかもしれない、「優しさ」から端を発する悲劇・・(一家心中とか?)
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原題は「The Visitor」

雨降る夜、老いたジェイクのもとに、彼の小説の熱烈なファンだという女性が訪ねてくる。若くして断筆した理由を問う彼女に、ジェイクは語り始める。きっかけは18才の時、父が死んだことだという。 



舞台の半分位?が地球なもんで、太陽光を模したライティングが新鮮・・。その、眩い光の中で描かれる父子愛の物語。

まさか、老いたジェイクが画面上で最初にする、何気ない行為にあそこまで深い意味があったとは・・(驚)

とんでもない事態(まさに、DS9版「異次元空間に入ったカーク船長の危機」)に見舞われながらも、親としては当然かもしれませんが、わずかにこの世界に戻れる時も、自分自身のことより息子ジェイクを案じ続けるシスコの父性愛・・。特に、老いたジェイクの寝顔を見つめる笑顔の美しいこと!

ジェイクも、父を、そして自分の、自分らしい人生を取り戻すため、命をかける・・。

DS9にも、「あまりよろしくない未来を生きる人が、過去を変えようとする話」・・ってのがあったんですね。VOYでも2回ほどありましたが、特に、チャコティとキムだけが生き残った未来で、仲間を救う為に過去を変えようとする・・しかしそうすることでチャコティは、今の恋人と「出会えた」未来を捨てることになるという、あの話は切なかった・・。

ジェイクが父を戻したことで過去が変わった、その結果未来も変わった訳ですから、メラニーに渡した原稿も、彼女との心の交流も、全て消えてしまった・・ということ?そこら辺考え出すとややこしくなりますが、それをさっぴいても、いい話でしたね。ちなみにあの、ちょっとおっぱいとがり気味のメラニーを演じてた人は、ガラック役のアンドリュー・ロビンソンの実娘だそうで。

未来の艦隊で、ノーグ・ジャッジア・ジュリアンの着てる制服が、TNGの(仮定の)未来で、医療船のキャプテンになったビバリーが着てた制服・・ってのが、芸が細かいというか。

老ジェイクを演じてるトニー・トッドがいい味だしてます。ウォーフの弟・カーン役の人・・ということは、キャンディマンでもあるということか・・。

TNGのカターンもそうでしたが、「人生」を考えさせられる愛の物語には、あふれんばかりの眩い光が似合う・・(そういえば、カターンの原題は「The Inner Light(内なる光)」でしたね)

スタトレは宇宙に出て行った人達の話ですが、やはり人の記憶の根源というか、そういう部分には、母なる大地に降り注ぐ、恒星の光の輝きが刻み込まれてるんでしょうね。だから光を・・光あふれる眺めを、無性に懐かしいと感じる・・。
原題は「The Way of the Warrior」

DS9では、オドーが創設者役となっての模擬訓練が行われていたが、彼を発見するのにかかったタイムは満足のいくものではなかった。

訓練終了後、イエイツとのディナーを愉しもうとしたシスコだが、話題にも暗いものが上る。そうこうしてるうちにジャッジアから緊急で呼び出されたシスコが私服のまま司令部に向かうと、クリンゴンのマートク将軍から通信が入る。部下を休ませたいという彼の申し出を快諾したシスコであったが、その後遮蔽をといて現れたクリンゴンの、ただごとではない艦数に圧倒される。



マートク、シスコ達を疑って血を流させるなら、まず自分とこの大将疑えよ~!別にクリンゴンに限った話ではないでしょうけど、トップが間違った(と思える)決断を下して、それを正せないまま、他国へ侵略などという最悪の事態を招く・・たとえトップが間違っても、その間違いを是正・STOPできる、安全装置的な機関を、国家っちゅーシステムはそなえときゃあかんよね~・・としみじみ。

まぁ、今回の話に限っていえば、総裁ガウロンや、その独裁を止められない最高評議会というシステム面以上に、長年の平和で戦いを渇望するようになった国民性こそが問題か・・。それもまた、クリンゴンに限った話でもない・・ってのが。

独裁は罪でしょうが、それ以上に、独裁を許容した民衆にこそ、より重い罪がある・・。たとえ総裁が戦争を選んでも、ウォーフのように、「この戦いは間違っている」という、まともな判断を下せるクリンゴン人もいることを思えば、個人一人一人が流されない・・自分自身で理性的に判断を下すことの大切さがつくづく分かるというか・・。

しかし、正しい(と思える)道を選び取った代償は大きい・・なんでこう、ウォーフちん(←?)はつくづく、苦労症なんでしょう?でも確かに、領地も名誉も失っても、「正しい道を選んだ」という誇りは残るわな。彼の、心の聖域だけは、ガウロンにも誰にも、決して侵すことは出来ない・・。

オドーが、ウォーフに私達は似た者同士だと声をかける・・ということは、ウォーフとガラックも似た者同士ということに?(笑) しかし真面目な話、母国や同族と、離れて生きる・・生きざるを得ない異邦人達の彼ら。それゆえの苦悩に翻弄されながら、それでも、正しいと思う道・・たとえ茨の道でも・・を、選んで生きる姿には胸うたれるというか。

カーデシアの政府要人をクリンゴンから救うため、ディファイアントで出撃するシスコ。それを見送るイエイツとの熱烈なキス・・何時の間にあんたらは・・(笑)

そして、DS9でクリンゴンと白兵戦までする事態・・(泣) デュカットとガラックの呉越同舟な様子とかは面白いですけど。
原題は「The Adversary」

ついに大佐に昇進したシスコの祝賀パーティー。その席で彼は、連邦のクラジェンスキー大使から、ツェンケチでクーデターが起こり、その領域近くに連邦の植民地もあるので、ディファイアントでパトロールに出動する任務を聞かされる。大使も、オブザーバーとして同行するとのこと。

その後、出動にそなえ、ディファイアントの整備に励むオブライエンは、物音を聞く。彼はそれを空耳だと片付けたが・・。



可変種によって船の自由を奪われ、通信も出来ず、ワープ速度でツェンケチに突っ込んで、戦争開始の火種となりかねない・・そもそも、クーデターという情報も本当だったのか?・・という事態に陥り、最悪、戦争回避のため、突っ込む前にコントロールを回復できなければ自爆せざるを得なくなるシスコ達。

船という密室の中で、誰が可変種か分からない・・しかも、特定してもすぐにまた、姿を変えられるという状況で展開されるドラマは、まさにホラー&サスペンス・・お互い疑心暗鬼に陥るクルー達同様、見てるこっちも「あいつがあやしい」とか推理出来て、普段と違う面白さがありましたね。

私は、ジャッジアが襲われた時、オブライエンがあやしいと思ったんですが(「お前が襲ったんちゃうんかー!」と)、外しましたね・・。

まだ事態が緊迫化する前の、シスコとエディングトンの会話がいい感じ・・ってか、エディングトンを初めて、「ちょっといい奴かも」と思った・・どうしても、彼に対するある疑惑が晴れないので、いまいち信用しきれない・・でも、一人ぐらいこういう人がいるってのも面白いのかも。

故意ではなかったとはいえ、結果的に同胞を殺してしまったオドー。お仕置きされないか心配・・。

それにしても、本物のクラジェンスキー大使は、ライサへ向かう途中で誘拐・殺害された模様・・って、
いい年こいて、ライサ行くなYO!と、死者に鞭打つようなツッコミをしたのは私だけでしょうか・・?
原題は「Facets」

アカデミー進学予備課程に入るため、ホロでのシミュレーションに余念がないノーグであったが、伯父クワークは相変わらず、彼の、アカデミーへ入るという夢を認めようとしない。

そんなクワークが、ジャッジアにミーティングで呼び出されて上級士官ラウンジへ向かうと、主だった司令部面子+ダボ・ガールのリータがいた。これにクワークを加えての計7人・・「ここ、DS9で一番親しい友人達」に向かってジャッジアは、ジャンタラというトリルの儀式をとりおこなうので、2~3時間身体を貸してほしい・・と語りかける。



ジャンタラで、ダックスの今までの本体達の記憶をDS9面子が宿し、ジャッジアと語り合う・・つまり、キャスト達にとっては普段の役柄とは違う、別人格を演じることを要求される訳で、まだあまり個性が描かれていないリータ役の人以外は結構、力量を問われる?というか、そんな設定な訳です。

まぁ、皆さんプロの役者な訳ですから、「仮面」をつけかえるだけ・・出来て当然なんでしょうけど。こういう話が出てくるとDVDで原語・・役者さん本人の声で聞いてみたくなる・・それでこそ、真の力量が量れるってもんでしょうから。

とりあえず、吹き替えで見た感じでは、内向的なトビンのオブ、人殺し=攻撃的なジョランのシスコ、そしてやっぱり、豪放磊落なクルゾンのオドー・・がよかったような。自信家?なトライアスはあんまし、ジュリアンと変わらない感じだったような・・?まぁ、普段の役柄と落差が激しい方が有利・・そういう意味では、シディグさんも差を出すのが難しかった?ということでしょうか(時間も短かったですし)

それにしてもこういう儀式があるなら、クルゾンの時点で既に、ダックスの中のジョランの存在に気付いててもよさそうなもんですが・・?

それはともかく。実はクルゾンがジャッジアを愛していたという秘密があきらかに・・おっさん、どこまで惚れっぽいねん!(笑) でもまぁ、いくら年老いていても男は男。目の前にジャッジアのような美しい女性が現れて、ときめかない訳がないか・・。愛してはいけない、気持ちを覚られてはいけない・・と苦しみながら、クルゾンがずっと秘めていた恋心。それをオドー=レネさんが演じる・・いいですねぇ。

立場上、クルゾンの肉体が生きていた頃、愛し合うことは決して無かった2人ではありますが、こうしてダックスが生きている限り、共に人生を歩んでいくことが出来る・・。トリルネタはどうも、メリットよりデメリットの方を見てて感じることが多いですけど、今回の話で初めて、こういうロマンチック?なメリットもあるんだなぁ~と思えたというか。死んでしまっても、愛した女性の中で生き続けられる・・という。
原題は「Family Business」

ジェイクが父に、紹介したい女性・・イエイツ船長が、ステーションに戻ったことを告げる。会うことは承諾したシスコに、ジェイクは「絶対気に入るよ!」と自信満々。

一方、クワークの店にFCA・・フェレンギ会計監査局の監査官ブラントがやってきて、監査令状を貼り付ける。驚き、震え上がるクワークとロム。 



この話も「新・金儲けの秘訣」同様、オドー役のレネさんが監督だそうで、レネさんはフェレンギものが得意・・というか、好きなんですね。

フェレンギの、極端な女性差別はムカつきますが、何から何まで金次第という描写は面白い・・(笑) それに、差別に反発して戦いつつも、最後の最後では家族のために折れてみせる、母親らしい優しさを忘れない・・でも実はちゃっかり、儲けの大半は隠しておいたという、したたかなイシュカがいいですよね~。

普段は気弱なロムが、家族の危機に本気で怒って、イシュカとクワークを話し合わせたのも良かったです。

そしてもう一方の話の筋・・シスコとイエイツ船長の話ですが、野球という共通の趣味があったからこそ、ジェイクは絶対気に入ると確信してた訳なんですね。なるほど、なるほど。

しかし、初めて会った時に、シスコに荷崩れを直す手伝いをされるのを断った(=船内?に入られるのを嫌がった)のは、のちのちに関する伏線・・なんでしょうかね?
原題は「Explorers」(探検家達)

ベイジョー人ダボガール・リータに声をかけられて舞い上がるジュリアンは、そこに現れたジャッジアに「消えてくれ」と書いたパッドを手渡すが、ジャッジアの去り際の一言・・「レキシントンが立ち寄るって知ってた?」を聞いて、慌てて彼女を追いかける。レキシントンの医療主任エリザベス・レンズは医療学校時代の同期で、彼女が首席、自分が2位・・だったのだ。

一方、ベイジョーの図書館開館セレモニーからステーションに戻った、ヒゲをはやしたシスコは、800年前・・地球の西暦で1570年頃、既にベイジョー人は宇宙船でカーデシアまで旅をした・・という、伝説の船を再現するつもりだと言い出す。
 

ハードな内容の前後編から一転、古代船が幻想的に美しい、平和な話。

いくらシスコが優秀な士官でも、造船部門の専門家でもない彼が造った船によく乗るよな、ジェイク・・と感心。私だったら絶対、おとんが作った筏とか、乗りませんから(笑)!(たとえ昔、造船所に勤めていたとはいえ・・)

で、自分が安心してステーションを離れられるよう、父にステディになれそうな人を紹介しようとまでする・・本当、できた子というか、しっかりしてますね~。

一方、レンズがDS9を志望していたら、自分はここにはいなかった・・ここで実績を積んでも、所詮2番手に過ぎないのではないか・・という劣等感に苛まされていたジュリアン。クワークの店でレンズに見向きもされなかったことにショックを受けて、オブライエンの部屋で大酒・・。まさに、ケイコが留守だからこそ出来た酒盛りでしたね・・(彼女とモリーがいたら、「うるさい」と叩き出されていたに違いない・・)

結局、レンズはジュリアンを無視していた訳ではなく、アンドリアンだと勘違いしていただけで、同期皆の憧れだったレキシントン勤務も結構地味で大変・・彼女がむしろ、DS9=ひとところで腰を落ち着けて研究できる環境がうらやましい・・というのを聞いて、ジュリアンは自信と誇りを取り戻す。

シスコ達の船はトラブルに見舞われたが、結局そのトラブルこそが、古代船がカーデシアにたどり着けた秘訣だと判明するラスト。

カーデシア領に達したシスコ達へのデュカットのメッセージ・・「偶然にも、古代船の不時着現場が発見された」・・つまり、ずっと前からカーデシアは古代ベイジョー人が成し遂げた「偉業」を知っていたのに故意に隠していた・・こうして、シスコが証明した以上、隠しておく意味がなくなったので公表した・・ってあたりが、本当、「政治」ってのの嫌らしさを示してて、DS9らしいシニカルさもあるオチですが、それでも、古代船のビジュアル+その船で、古代人に想いを馳せながら、父子鷹で宇宙(そら)を飛ぶシスコ達・・は、ロマンチックで独特な雰囲気を醸し出してるというか。
原題は「The Die Is Cast」

ガラックがいないので、オブライエンと昼食をとるジュリアン。いつもの癖で議論をしながら食事する彼だったが、相手はガラックではないのでノッてこない。

そんな折、DS9の周囲に、ロミュラン艦とカーデシア艦の連合艦隊が、遮蔽をといて現れる。ステーションからの問いかけに応じないかわりに、攻撃もしてこない彼らは、ワームホールへ向かう。その様子を見て、彼らの意図が、ガンマ宇宙域を攻撃することだと気付いたシスコ達は、宇宙艦隊に最優先チャンネルを開く・・。



ガラックに4時間も見つめられて(←・・・・)自供した医者曰く、「目が怖い」・・そりゃ、ダーティ・ハリーの「さそり」ですもんねぇ。

提督の命に逆らい、軍事裁判覚悟で部下・・オドーを救うためにディファイアントで出動したシスコが、提督からの通信を「聞かなかった」ことにするため、「本当にそう言ったのか?」と尋ねると、彼の意をくんで「亜空間干渉が発生している」というキラの、ツーカーなやりとりがいいですわ~。

そしてやはり、最大の見せ場は、ガラック→オドーの拷問シーン。

拷問を受けて、肉体的に苦しんでいるのはオドーなのに、それ以上に、精神的な苦しみをモロだしにするガラックが・・!国・・カーデシアに復帰するためには、友情を感じ始めているオドーを痛めつけて情報を引き出さなければいけない・・その狭間で苦悩・・「嘘でもいいから言ってくれ」と、拷問を加えている側であるはずのガラックが、相手に懇願する・・。そしてオドーは、仲間の「偉大なるつながり」に戻りたいという、誰にも打ち明けなかった秘密を吐露、それを聞いた後、机にひじをついて頭を抱えるガラックの姿が「もぅ!」という感じ。

ここまで彼が人間的弱さや苦悩といったものをあらわにしたシーンは初めてで、ぐっときました。←勿論、誰も見ていないところで・・ってのがやはり、彼らしいですけど。それでも、視聴者には人間らしいとこ見せてくれた訳で。

また、結局作戦は創設者側の罠で、全滅の危機に陥った連合艦隊から、テインを連れ出して逃げようと必死で彼を説得するところや、結局説得しきれず、オドーに殴られ&担がれて脱出・・その後、ジェムハダーの戦闘機に撃ち落されそうになり、死を覚悟してオドーに、こんなことに巻き込んですまない・・と謝るのとかも、人間らしくて・・。オドーも、勿論怒ってはいるけど、「故郷に帰りたい」と願う、ガラックの気持ちは分かる・・と、彼にシンパシーを表明するのもいい感じ。

結局お互い、「故郷に帰りたいと願いながら、帰ることは出来ない」、似た者同士の「異邦人」なんだ・・と気付いた2人が最後、朝食をとる約束をするまでになるってのが!う~ん、男同士の友情(美)

実は創設者が化けていたロミュラン士官・ロヴォックが、「我々は同胞を決して傷付けない」と、オドーにシャトルのキィを渡して逃してくれますが、でも結局その後、オドー達の乗ったシャトルは、ディファイアントが助けに来なければ確実にジェムハダーの戦闘機に撃ち落されてた訳で、創設者も、賢いようでいて結構、やることが片手落ちだと思ったのは私だけでしょうか・・?(ジェムハダーに分かるような識別信号出す装置とか、渡したれよ)

クワークが、ガラックの店の敷地の後釜として構想していたというアルジェリア式マッサージパーラー・・多分、性感マッサージみたいな感じなんでしょうね・・(笑) そりゃ、「子供大好き!」なシスコが、そんな店プロムナードに開くの許可する訳ないわな・・。
原題は「Improbable Cause」

ガラックの店が、ジュリアンとのランチを終えた店主が戻った瞬間に爆破される。幸いにガラックは無事だったが・・。
 

ガラック、人から殺されそうな、心当たりがあり過ぎる(笑)人だしな~・・と思ってたら、身の危険を感じて打った先手・・自作自演だったとは!(驚) どこまでもしたたかな人ですこと。狼少年の話も、「同じ嘘を二度つくなってことですよ」だし(笑) 狙われるような心当たりを訊かれて、冗談で「キラ少佐かも」という彼に対する、「キラ少佐だったら、もう生きていない(=確実に殺されてる)」というオドーのカエシも面白い。

「店を爆破するのは結構楽しかっただろう?」と問うオドーに、「・・確かにそんなに悲しい気持ちにはならなかった」と答えるガラック。今回は(この会話に限らず)裏(?)世界に足突っ込んで生きる男同士が見せる、ブラックな面がいいんですよね~。(自分の店とはいえ)爆破・・スパイとしてのやりクチを実践している瞬間にこそ、「生きている」ことを実感するんでしょう。少なくとも、針を動かしている時の数千倍も。現実の世界で身近にいて欲しいのは、縫い仕事に生き甲斐を感じるテーラーですけど、こうしてフィクションのお話の中では、度し難い、危険な性(さが)に抗いきれないスパイに、人は魅せられる訳で・・。

で、非情なだけのスパイかと思いきや、お互いを母子同然?に想いあってるらしい老女が出てくるという・・どこまで「おいしい」んだよ!(というか「お約束」?)アンタ。

テインを追う、危険な旅に出るガラックを見送るジュリアン・・このシーン、どう見ても恋人同士の「それ」でショ!(笑)

そしてシャトルの中での、オドーとガラックの心理分析合戦!お互い非情な男だと思ってたのが実は各々、大切に想う人がいる・・ということに気付く・・。

そうこうしてるうちに、ロミュランのウォーバードに乗ったテイン・・助けに来たはず(少なくとも、ガラックにとっては)の相手にとっつかまる2人。テインはオブシディアン・オーダーに復帰し、タル・シアーと組んでドミニオンに先制攻撃をかけるという。

オライアス星系で戦艦を製造・・トムの事件での話が、こういう形で繋がってくる訳ですね。トムの、少なくとも「嗅覚」は、やはり確かだった・・優秀な軍人のそれだった・・アプローチの方法・・「手段」が間違ってただけで(その間違いが致命的だった訳ですけど)

帰して貰えないオドーに比べて、逆に自由を保障されたガラックは、テインの部下・・元の鞘におさまり・・(以下次回に続く)
原題は「Through the Looking Glass」

クワークとモーンの、ねずみ賭博の企みを止めさせたシスコに、いつもの服装と違うオブライエンが声をかけてくるが、司令室に向かおうとしたシスコの背中に、彼は銃を突きつけてきた。 



平行世界ネタ。惜しくも前の平行世ネタを録り逃がしたので、いまいち情勢や人間関係が分かってなかったんですが、面白かったです。前の話、見たいんですけど、1話のためだけに1シーズン丸ごとDVD買うのもなぁ~と(DS9もTNGみたいに1シーズンを半分ずつ売ってくれたらいいのに・・) また、スーパー!ドラマTVで放映してくれるまで、3年↑待ち?

やはり、ナナ・ビジターの悪女演技がハマリ過ぎ!の、司令官キラがサイコーですよね。あの人間椅子といい衣装といい、バイ?なところといい・・(笑)

ジュリアンも髪型が違ってたりヒゲがあったりで新鮮。なんかこの、平行世界の格好の方が、普段のジュリアンより見た目、かっこいいんですけど・・。

ジャッジアに前髪があるってのも新鮮。長いのもいいですけど、今回の髪型も似合う!そしてシスコ・・彼は、(ジュリアンの積年の謎の)「トリルの模様がどうなってるのか?」を見てしまったということですかーっ!?役得にも程があるぞ!(笑)

そして、自分の世界では失ってしまったジェニファーに再会するシスコ。こっちのジェニファーも、初めてまともな夫に会えたと思えたら別の世界の人で、すぐ戻っていってしまうなんて気の毒・・。でも、(戦士としては一流でも)夫としては最悪だった彼と、気まずい関係のまま死に別れて終わった関係を、こういうまともな人と、少しだけやり直すことが出来て、いい思い出に変えられそう?というか。とにかく、新しい一歩を踏み出せるんじゃないかと。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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