05.04 TOS感想「死の楽園」

原題はThis Side of Paradise。

この回も、次姉が子供の頃見て覚えていた話（「生まれて初めて幸せでした」が印象的だったそうで）　なんといっても花粉？の影響でるんぱっぱ（←？）状態のスポックが見物の回。

他のクルー達もるんぱっぱ状態になる訳ですが、ドクターはあまり普段と変わらなかったような・・（笑）

皆に不快音波？を流して怒らせて正気に戻した訳ですが、その過程の殴り合いで致命的な怪我をする人がいなかったのか心配。ドクターのような年配の人、たまたま開拓団の代表という年配同士でよかったですけど、若いクルーとだったら、ボコられて大怪我してたんじゃ・・（でもまぁ、船内で人間の急所に一番詳しいであろうドクター、そうやすやすとやられはしないか・・？）

それにしてもあの花粉、身体の悪いところを治してパーフェクトにしてくれる訳ですから、花粉を吸って治して、その後で正気に戻す・・というシステムを確立すれば、治療惑星として繁盛しそうな・・（惑星軌道上にステーション建設して）

05.03 TOS感想「地底怪獣ホルタ」

原題はThe Devil in the Dark。

次姉が子供の頃見てよく覚えていた話（「ホルタ、インパクトでか過ぎ！」とのこと）

自分でフェイザー撃ってホルタに負傷させておきながら、スポックに（テレパシーの為に）触れゆうしマッコイには治せゆうし、カークにちょっとツッコミたくなる・・。

この回が、マッコイの名台詞「私は医者だ。石屋じゃない」の出てくる回なんですね。

キャスト＆製作陣、慣れてきた時期なのか、だいぶ脂がのってきて面白い話が多いですね、この頃。最後の船内での会話も面白いです。

05.02 TOS感想「コンピューター戦争」

原題はA Taste of Armageddon。

ヴァーチャルな戦闘、しかしそれに伴う・・供される犠牲はリアル。文明を守る為だとか言って、人死なせてたら意味が無い・・本末転倒というか。ああも素直に分解機入るか？という気もしますが、数百年続いてたら従うのが当たり前になってしまうんですかね・・。あり得なさそうで、でも、「Aの為にBは犠牲になれ」的な考えorシチュエーションが、今この地球上に無い訳ではない・・なかなか考えされる、いい話だったような。

指揮を任されたチャーリーが頑として大使の指示に従わず、結果船を守ったくだりがかっこよかったです（指揮権、第三位なんですね）　で、その鼻持ちならない大使も、あとあと役に立ってよかったな・・と。まぁ、彼は彼なりに自身の任務に忠実であろうとしただけ・・それが結果、大変なことになった訳ですが。艦隊側に犠牲者（大使の随員）が出たのが残念ですが、あの星（と敵の星）が馬鹿げた戦争を止めることになれば、大使は後世のあの星の教科書に載ったりして・・。

船長達の案内役の女性がものすごく美人・・今まで見たTOSゲスト美女の中では一番の美貌の持ち主のような。

04.30 TOS感想「二つの宇宙」

原題はThe Alternative Factor。

いかにもSF！な難しい話。反物質の方のラザラスはいい人・・彼の尊い犠牲で、宇宙は救われた訳ですが・・あの付け髭のうさん臭さは、いくら昔の技術とはいえどうにかならなかったのか・・（と、話の本筋と関係無い部分で難癖）　それにしても永遠（？）・・「時の終わりが来るまで」とか言ってたような気がしますが、そんな永い間、あんなところで戦い続けるんですか？彼ら・・。

04.29 TOS感想「宇宙の帝王」

原題はSpace Seed。

映画版にも出てくるカン（カーン）の初登場話。カン濃過ぎ！胸板厚過ぎ！でも、「優生人間」である彼にマクガイヴァーズが惹かれてしまうのも分かる・・それに、彼が独裁者「カン・ノニエン（ヌニエン）・シン」だと分かった後で、チャーリーが「実は彼のこと好きでした」と告白・・その場の地球人士官達が皆それなりに、独裁者であると同時に「歴史上の英雄」でもある彼に憧れを抱いていたことを話して、唯一の異分子であるスポックが「おいおい」とツッコむシーンも印象的。「独裁者」とは言え、それを生み出した＆許容した（＝責任がある）のは民衆なんだよな・・ってのがよく伝わってきて、ある意味、怖いシーン。

小説「銀河英雄伝説」の歴史で、長きに渡る専制政治をしいたゴールデンバウム王朝の初代皇帝・ルドルフも、最初は民主政治の民主的な選挙で選ばれた人間だった・・彼を選んだのは、たしかに「民衆」だった・・ってゆう、あれを思い出しました。

カンの、マクガイヴァーズ洗脳（？）の過程は、小倉少女監禁事件の松永→緒方の関係を思い出したり。愛は盲目とは言いますが、それにしても、なぁ・・と。マクガイヴァーズは取り返しがつかなくなる寸前で理性的に立ち帰ることを得ましたが、緒方は・・。

04.23 TOS感想「宇宙暦元年7・21」

原題はTomorrow Is Yesterday（←分かり易い・・）

止むを得ずエンタープライズ船内に転送した、過去の時代の大尉＆軍曹・・薬なり何なりで眠らせておけよ！とも思いますが、そうだと話が進まないんで仕方がない・・。しかし大尉ん時はともかく、軍曹を転送した時は、カークとカトウ、2人いたんですから、どっちかが警戒してればあんな状況には陥らなかったような・・。ま、言うだけ野暮ですが。

カークが3人相手に大立ち回り！フライングボディアタックまでかまして（笑）、役者さんも大変よねぇ・・というか。しかし銃で撃たれてたらどうするんよ・・という気も。暴れてボッサボサになったはずの髪が、その後の尋問受けてるシーンではきれいにセットされてたような・・（ご愛嬌）　「だから言いたくなかったんだ」がかわいい・・（笑）

それにしても、大尉の奥さんが既に息子を妊娠済みだったら、エンタープライズも彼の地球帰還にあまり熱心になってなかったりして・・（そう考えると結構怖い話？）

04.22 TOS感想「恐怖のビーナス」

原題はMudd's Women。

（全然「恐怖」ではない）美女軍団にメロメロの男性陣が笑えましたが、それにしてもメロメロの同僚操舵士に、「俺だって男だぜ！（彼女達にメロメロだよ）」というミスターカトウ（スールー）・・タケイ氏の当時の心中をお察しすると複雑・・（オリジナルの英語台詞のニュアンスは違うのかもしれませんが）

マッド濃過ぎ！キャラたち過ぎ！（笑）　あの、首毛（胸毛なんでしょうけど・・）は何なんですか？（笑）　金曜ロードショーやってた頃の水野（晴朗）センセイそっくり！彼のキャラは後々、クワークに引き継がれてる？

「辺境星の鉱山労働者＝ハゲ」て・・。今だったら問題になりそうな、ステレオタイプな演出・・（分かり易いですけど）　イブとくっついたハゲのおっちゃんは、ハゲてはいましたが背は高くてそれなりにかっこよかったような・・？あのカップルは上手くいきそうですが、他の2組はどうなったのか気になります・・ヴィーナス薬をずっと摂取し続けたとか？（あんな、補給もろくにこなさそうな星で大丈夫？）　それにしてもキアイで美しくなるイブは凄い（笑）・・ってか、薬が切れた状態でも、イブはそれなりにきれいだったような・・。

04.20 TOS感想「宇宙基地SOS」

原題はBalance of Terror。

船長同士の心理戦・・駆け引きが見応えがあってよかったです。音を立てたら駄目って、潜水艦戦みたいですね。カークが自室で弱音を吐くのが人間らしくて好感。それにしてもロミュランのヘルメットは変・・。

04.15 TOS感想「魔の宇宙病」

原題はThe Naked Time。

病気のせいでおかしくなってしまった・・酩酊したような状態になり、普段理性で包み隠している部分が表に出てきた乗組員達。やはり一番興味深いのはスポック。結局彼も、クリスチンを愛しているんかな・・と思いきや、、英語（原語）では問題の台詞は意味不明のことをゆってるそうで、残念。スポックといえば、地上の調査から帰った時の黒Ｔシャツ姿が珍しかったです。

危機的状況に陥り、ついウラに八つ当たりしてしまった船長が、その後すぐ反省して謝り、ウラも彼を許すシーンが、ささやかながらちょっと好き・・ああいう、自分の非を素直に認めるところは見習いたいものです。生きるか死ぬかの極限状態・・それでも理性をかなぐり捨てないで、最後までベストを尽くそうとする彼らは強い・・。それにしても、エンジンルームを乗っ取られてあそこまでの危機に陥る・・もう少し、エンジンルームの機能＆権限を制限した方がよくないですか？という気も。まぁ、ブリッジに何かあった時にサブとして使用する為に機能＆権限を集めてあるのかもしれませんが・・。

04.09 TOS感想「コンピューター人間」

原題はWhat Are Little Girls Made of?

「コンピューター人間」という邦題に時代を感じますね・・。前回の「惑星M113の吸血獣」は（マッコイはかわいそうでしたが）いまいち？な部分が多すぎて釈然としませんでしたが、今回は良かったです。愛する博士の変わり果てた姿を見たクリスチンも、「変わっていない」と訴えかける博士も、その博士に自分も人を愛せるということを認めて貰えず、結局無理心中（？）してしまうアンドリアも、皆哀れで切なくて・・。

それにしてもカークのアンドロイドを造るマシン・・ぐるぐる廻したら出来上がりて、虎→バターやないんですから・・（笑）　あのシーンでカークの大事なとこが見えそうでハラハラ（笑）

クリスチン＆アンドリアには思わず、伊藤理佐の「チューネン娘」に出てくるフレーズ「オッパイとがり過ぎです！」を呟いたり。