原題はNight Terrors。
あの、断層(?)の反対側で捕まってた宇宙船も、まさか自分達のメッセージが相手宇宙船のクルーのレム睡眠を妨害、結果、34名を殺し合わせてさらに多大な犠牲を出すとこだったとは、夢にも思わなかったでしょうね。仕方のなかったこととはいえ・・。
幻覚ではやはりビバリーのが一番怖いですけど、猜疑心にかられたオブも怖い・・。まっさきに死にそうになった(自殺しかけた)のが、肉体は頑丈なウォーフってのがある意味皮肉?真面目な人は、思い詰めるからコワいんですよね~(もっと人生、お気楽に生きなきゃ・・って、お気楽でクルーは務まらんでしょうけども)
原題はGalaxy's Child(そのまんま)
本物のリアに、ホログラムのリアの存在がバレて彼女がキレた時に、少しは謝りましたけど、逆に彼女の非協力的な態度を責めた・・攻撃に転じたジョーディーに民族性の違い(?)を感じたというか(まさに、「攻撃は最大の防御」)
勿論、ホログラムリアにいやらしいことはしていない・・ダッチワイフ代わりにはしていない=自分は間違っていないという確信があるからな訳ですけど、同じシチュエーションで、もしジョーディーが(今の)日本人だったら、とにかく謝り倒して、相手の気が静まるのを待ちそうな・・。彼が厳密に何人って設定なのかは知りませんが、あの対処法は(スタトレという物語の作り手である)アメリカ人のそれ・・ですよね。
どちらがいい悪いではなく、とにかく「文化が違う」なぁ~としみじみ。よその国で生きていくとなれば、単に言葉だけでなく、こういう文化的違いも理解し、身につけていかなきゃいけないんでしょうね。
原題はDevil's Due。
いくら詐欺行為であくどく儲けるためとはいえ、目の中に機械入れるなんてイヤー!・・と、本筋とは関係ない部分に反応する私。いや、まぁ、未来は医療技術も進んでる訳ですから、たいしたことではないのかもしれませんが・・。
惑星元首はなんかヤな奴が多いなか、この星の元首は、あやうく騙されかけてはいましたが、なかなかに感じのいい人でしたね。
にしても本当、ピカードモテモテ・・こういう、やっかいな手合い・・ひねくれた性格した輩には特に。誇り高い、誰にもひざまずかない人なだけに、余計に屈服させたくなるんでしょうね(←その気持ちは分かるような気が)
原題はClues。
皆に疑われながらも、実はクルー全体を救う為に行動していたデータがけなげというか。
ウォーフ、トロイを他人のいるところではカウンセラーと呼んでいたのを、咄嗟の時は「ディアナッ!」・・かなり親密になってきてますねアンタ達・・という感じ。
いかにもSFらしい話・・また「こんな話あったよなぁ~」とコブラを思い出したり。コブラが市場でロボットを買ったことで起きるとんでもない事件。「今から時間を戻します。いいですか?あなたは何もしない」 読み直したいので兄ちゃん、はやく古本で買い直してくれ!(他力本願)
原題はThe Wounded。
カーデシア、初登場(ですよね?) ガンバの宮本のフェイスガードのようなアレは一体・・?(DS9とかでは見かけなかったような・・) 顔色もちょっと違う・・DS9だともっと青白かったような。今回登場のガル(←デュカットと同じ役者さんらしいですね。言われてみれば確かに・・)が、金髪っぽいのも意外(←連中、ほとんど黒髪でしたよね) 次姉、「ガル」を「よぅ聞くから、(カーデシアの)よぅある名字かと思ってたワ」とのこと(笑) ちなみに役職(階級)名で「大佐(相当)」という意味。確かにネットしてて解説とかを読む機会が無ければ、知らなくてもおかしくはない知識かも(次姉、パソコンもってません)
マックスウェルの、カーデシアの基地や戦闘機に対してとった行動・・やり方はもちろん間違っていましたが、判断そのものは実は間違っていなかった(らしい)というオチが怖く、苦いよなぁ・・と。彼が今まで優れた艦長であったこと自体は紛れも無い事実で、だからこそフェニックスの乗員も彼の判断に従ったんでしょうね。ネビラ級戦艦、艦長独りでは、動かすことは出来ても戦闘機相手に勝つことはできないでしょうから。一枚岩で、(余程のことがない限り)上官・・艦長の命令は絶対というシステム。だからこそ「戦える」訳ですが、艦長が間違っていた場合の「結果」は甚大かつ深刻・・。当たり前ですが、軍事力のもつ諸刃の危うさ・・を、ひしひしと感じざるを得ないというか。
途中の、カーデシア副長がエンタープライズのコンピューター端末に触っていたという事件も、彼は興味本位で触っただけでファイル内容は見てないとか言ってましたし、そんな彼にガルは自艦に戻れば処罰を与えるとピカードに言いましたが・・。それは事実かもしれませんが、もしかするとエンタープライズ乗艦前からガルが副長に「出来る限り重要なファイルにアクセスしろ。見つかったらシラをきれ」と言い含めてあって、あのブリッジでのやりとりは「芝居」だったという可能性もある・・。疑い出せばきりがない・・人間(同士)って悲しいよね・・というか。もちろん、その逆・・お互い信じあうことも出来る訳ですが。
オブとケイコの新婚時代・・蜜月ってやつですか(笑) なんかモリーがいなくて2人だけってのがミョーな感じ。カーデシア人に対してあとで無礼を詫びたり、一瞬のチャンスで転送乗艦、かつての上官を説得したりと、今回のオブは渋く、かっこいい・・。カーデシア人が憎いというより、彼らに接することでかつての、自分が直接その手で人を殺したという経験を思い出すのが辛いってのも・・(哀) 派手さはなくとも、彼も渋み深み、そういうののある味わい深いキャラになってきましたねぇ・・としみじみ。
原題はData's Day。
マドックス中佐(←人権裁判ん時の人ですね)への報告という形をとった、データ視点・・彼のモノローグでつづられる一日。いいですねぇ~。いわば番外編、特別編・・今までこつこつ見てきた視聴者へのサービスですよね。
マドックスと聞くとついつい「ドマックス?」と、内田春菊先生の漫画に出てくる、「女なら誰とでもヤる」という絶倫(ある意味博愛?)キャラの名前に変換して笑ってしまう我々・・。
それはさておき、ケイコのマリッジブルー(笑)、ジョーディーへの冗談失敗、結婚の贈り物選び、ダンスの練習、大使乗艦、艦長から仕事、猫の餌やり、オブライエンからの嘆願、ケイコ説得失敗、カウンセラーに相談、大使に質問される、ライカー観察、転送事故の捜査、ケイコと和解、花嫁の父親役、赤ん坊に対面、ナイトシフト引き継ぎ・・一日とはいえ、さすがにエンタープライズ、ささやかなものも含めいろんなことがあるもんです。
ケイコの結婚式は日本人的にはツッコミどころ満載な訳ですが(角隠し変~!なんじゃその三三九度は?音楽が、結婚式というよりは正月っぽい・・等々)、まぁ24世紀・・日本の伝統も形は変わってるかもしれません(特にあの三三九度はオブライエン・・アイルランド系との折衷・・ということ?) 放映をオンタイムで見ていた人達はまさか、この夫婦およびその間に生まれる子達が、次のシリーズにまでまたがってさまざまな物語を生み出していくとは、この瞬間には夢にも思ってなかったでしょうね。
式を司ったピカードが花嫁にブチュー(←頬ですけどね)・・地球に帰った時の、兄さんとのおっさん同士の結構熱烈なキスでも思いましたけど、やはりこういうとこは「文化が違う・・」とヒストリエのエウメネス口調で呟いてしまう次第。
長年実績をあげたヴァルカンの大使がよもや、ロミュランのスパイとは。大使にでもなろうってんですからヴァルカン星の有力家系の出身っぽい・・身元は確かなのが普通だと思うんですけど。
で、その件でハラワタが煮えくり返るような思いをしたピカードがその後、新生児に向かって「我が艦へようこそ」と満面の笑みを浮かべるのがもぅ・・(うっとり)という感じ。子供嫌いを明言してますけど、絶対いい父親になれると思う・・勿体無い。
カウンセラーとの結婚談義(?)で、結婚する可能性がないとは言えない・・そしてした場合、伴侶と一緒に年をとることはできないが「分け与えるものならあると思います」と、それなりの自負をもっていることを垣間見せるデータがもぅ・・(うっとり)という感じ(←またかい) 確かに「いい父親」になれるのは既に立証済みですし、とにかくこの、自負がかっこいいんですよね。なんのてらいもなく(彼は「感情がない」んですから、当たり前ですが)、さらっと言ってのける辺りがもぅ・・。
ビバリーとのダンスレッスンも楽しい・・このお話全体がファンサービスと言えるんでしょうけど、とりわけこのシーンはその意味合いが強いですよね。データの、固まった笑顔が怖い・・(笑)
最後、中佐に宛てて、よりよい自分になっていきたいし、なれると思う旨を語るデータは、素直に明るい未来を信じる「希望」に満ち溢れていて、下手な人間以上に人間らしく健全・・人の「あるべき姿」ですよね。見ててなんかこう、涙が出てきそうな気持ちになるというか・・。彼はなんて、ほっこりと暖かい存在なんでしょう・・。
原題はThe Loss。
テレパシー能力をなくして取り乱し、周囲にあたり散らしてしまうディアナ。普段、人の心を読んで先手先手で周囲を気遣ってる人なだけにそのギャップにびっくりするというか。もちろん、普通の人間にすれば五感(のどれか)をなくすに等しいとのことで、苦しい・・辛いのはよく分かりますけど。
ライカーの優しさにウッとくる・・2人の間の絆の深さを思い知らされます。そういえばこの前の話でも、「(息子の)母親は君じゃないのか?」でしたし。
原題はFinal Mission。
アカデミーに欠員が出たとのことで急遽、ウェスリーの途中入学が認められた訳ですが、その欠員が出た理由って一体?とふと思ったり。そりゃ、厳しそうですから途中でついていけなくなって脱落、病気、家の都合、そして死亡・・いろいろありそうですけど。それにしてもピカードの「カール・ゴッチ」発言に「えぇっ?」とひっくり返りそうになった旨は多そうな・・。
砂漠(?)で頭に布を巻くピカードはアラビアのロレンス風。似合ってましたね。
原題はFuture Imperfect。邦題思いっきりネタバレしてますね・・。スーパー!ドラマTV版の画面上の表示が原題だけで良かった・・。
まだまだこれから話が続く以上、「16年経った」ってのは最初から現実ではない・・というのは視聴者皆分かる・・ホログラム?幻覚?・・といろいろ考えるであろうなかで、(ネタフリがあった以上)一番予想され易い「ロミュランの陰謀ホログラム」。いったんその通りかと思わせといて、さらにその後に本当のオチがあった訳ですが(たしかにちゃっちい基地やとは思いましたけど)
あの、「ジャン・リュック」兼「イーサン」(本名聞き取れなかった・・)の子役が可愛かったですね。たしかにライカーなら息子にジャン・リュックと名づけかねないような。自分はもっと幼い頃にやってた危険の伴うスポーツを、息子がやったら怒るというのも、いかにも「親」らしくて微笑ましい。
そして、意外な形でミヌレット再登場。「ジャズ酒場の女」か「良妻賢母」かでかなり感じは違いましたが、とにかくキャラを一回限りで終わらせず、こういう形で活かしてくるってのは上手いですね。
異星人の少年の望んだ虚像の世界ではありましたが、その中で親の愛を求めた彼の寂しさ、そして彼を息子として愛そうとしたライカーの優しさ、双方に嘘は無かった訳で。
原題はReunion。
アレキサンダーがいきなり結構大きくなって登場。両親がホロデッキで彼を作成(・・・・)してからそんなに年月経ってないような気がするんですが、物語的には結構経ってることになってるんですね(もしくはクリンゴンは成長が早い?) ウォーフがケーラーに「俺の子か?」と愚問を発しないで良かった・・。
愛し合いながらも、自分の不名誉を負わせたくないと契りの儀式(結婚)を途中で止めたケーラーを憎きデュラスに殺されたウォーフが、「ケーラーは俺の妻だった!」とデュラスを殺し復讐を果たす。クリンゴン的には復讐は正当な、かつベーシックな権利・・たとえパターク(とされているウォーフ)であろうとも、それは認められるんですね。
ウォーフが、最初からケーラーにデュラスとの確執を話しておけば、彼女が不用意に記録にアクセスしてデュラスに殺されることも無かったでしょうに。勿論、機密で話せなかったってのはよく分かりますけど、彼女は連邦大使で、なによりウォーフにとっては(儀式こそ未だだったとはいえ)妻=家族も同然だったんですから。弟カーンが知っていることなら、彼女も知っていてよかったんではないかと。愛するがゆえの「巻き込みたくない」という気持ちが結果、彼女を死に至らしめたのかと思うと本当、ウォーフがかわいそう・・(彼の、「そこそこモテるんだけど女性がらみは不幸ばっか人生」は、この瞬間から始まったのかーっ!!)
そしてアレキサンダーも、まだまだ母親に甘えたいさかりでしょうにかわいそうに・・。この後ロジェンコ夫妻に預けられ、でもやっぱりウォーフが恋しいとエンタープライズに帰ってくる・・じゃあロジェンコ夫妻とはうまくいかなかったのかと思いきや、DS9で青年期の彼は寝ぼけて「おばあちゃん・・」と言ってた・・それなりになついてたんだな・・と安心。
早くマートクの時代になって欲しいものです、クリンゴン。
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