原題はThe Ensigns of Command。邦題だと(ブルーザー)ブロディの入場曲ですね。
スタトレでは時々ある、立ち退き系話。
人を説得・・心を動かすには、言葉だけではなく、時には行動に訴えかけることも大事なのだ・・と学習するデータ。彼と、現地住民女性のささやかな恋模様も微笑ましく、そして切ない・・。女性の、データへの片思いの様子は本当、見てて辛いというか。勿論、データは悪くない・・あれでこそ「データ」なんですから。精一杯、彼なりの誠意と思いやりを示していた訳ですし。♪娘さんよくききな(「山男」ならぬ)「アンドロイド」にゃ惚~れるなよ~・・という感じ。
交渉の際、相手を「じらす」ピカードの行動(艦のプレートのほこりを拭う仕草・・アンタ姑かよ!)と台詞の言い方が最高(笑)
原題はEvolution。
あんな重大なことを引き起こして(それも、医療室から無断で持ち出して)ウェスリーがお咎めなしってのがちょっと納得いきません(あの生命体にとって、ウェスリーは神・・創造主?) 博士の一世一代の観測も、元はといえばウェスリーのせいで危うく失敗しかけた訳ですし。子供とはいえ、艦隊士官に準じる扱い受けてる以上、もうちょっと厳しくしてもいいんでないかい?と。
最後、医者としては17歳男子である息子の当然の「成長」に喜ぶも、直後にすぐ母親に戻り、「あの女の子誰?」となるビバリーがほほえましい。
原題はShades of Gray。
「ライカー版・今までの総集編」という感じ・・回想シーンばかりで、ライカーの命がかかっているとはいえ、この話独自の映像&工夫が少なくて、ちょっと面白くなかったかも。予算が足りなかったんでしょうかねぇ。
ピンチでも、強がって減らず口をきいたり、周囲の空気をほぐそうと努めるライカーや、最後の、ライカー&ピカードのジョークとそれを解さないデータ・・は面白かったですが。
それにしても治療中のライカーにかけられていた布がミョーに派手で(ピンクのラメラメ?)、次姉が気にしてました・・「TOSん時の医療室の布もミョーやったけど」とのこと。艦隊の変な伝統?
データなりに「落ち込む」様子がかわいいというか。そしてそれを元気づけようとディアナ(姉)、ポラスキー(母)、そして最後に真打のピカード(父)が登場してなぐさめる・・というあたりが本当、彼らは「家族」やねぇ・・という感じで微笑ましい。
負けず嫌い&人をけしかけるのが上手いポラスキーが・・(笑) データで雪辱戦・・という彼女の気持ちはよく分かります。データは皆に愛されてる、艦の自慢、艦のアイドル。
旧式艦ハサウェイで、ライカーが艦内放送で喋るシーンの、ヒューイという効果音が無性に懐かしく感じた・・TOSん時の音なんでしょうね、あれ。
ウォーフが女性の部下に指示を与える姿はなんか珍しくて新鮮。レギュラーの中では下の方ですが、艦全体で見ればれっきとした上級士官。当たり前ですが部下もいる訳で。
それにしてもフェレンギ艦に襲われてとる方法はちょっと過激。もうちょっと穏便な解決策は無かったんかい・・という気も。
原題はManhunt (笑)
ラクサナにタジタジのピカードが・・(笑) 冒頭のシャトル操縦士の迷惑そうな表情(+当たり前ですが、それを全く意に介していないラクサナ)も面白かったです。
ラクサナ、散々引っ掻き回すけれども、最後にテレパスとしての只者ではない能力を見せ付けて去るあたりがかっこいい?というか。ディアナが気づけなかったことに気づく・・やはりママンの方が能力強いんですね。人間の感覚ではどう見ても「魚」な異星人に、「皿にのってる方がぴったり」・・言い難いことをずばりゆえちゃう(+そしてそれが許される)、得なキャラクター。
やはりというか、心がダダ漏れで読め過ぎるよりは、読み難い人の方がセクシーに感じるんですね(理に適ってる?)
ピカードは、いつものユニフォーム姿も悪くないですけど、ディクソン・ヒルとしての背広姿が(やはり「現在」に近い分)一番かっこいいような。彼の、第二次世界大戦に関するコメントにはちょっと、異議を唱えたくなりますが(やはり、被爆国の人間としては・・)
原題はUp the Long Ladder。
これは昔見た話でしたが感想を書いてなかったので今回改めて。
弱ったウォーフはなんかかわいい(しかし彼があの位置でもしゲロ吐いたら、もろ艦長席直撃ですね・・) クリンゴンはしかに罹ったことをムキになって隠そうとする彼。「副長だってはしかに罹れば恥と思うでしょう」でしたか。彼の考え方や行動の基準になってるんですね、ライカーって。それだけライカーに憧れている、心酔している訳で。
で、そんなプライドを守ることに協力してくれたドクターポラスキーにお礼としてクリンゴンのお茶を振舞うウォーフ。愛を語らせたら云々という台詞がすごい。確かにウォーフはロマンチスト・・「詩人の心を持ってる人」(byジャッジア)ですもんねぇ。
それにしても、対地球人で対面なら嘘は絶対見抜けるというジョーディー(のバイザー)が、何気に恐ろしい・・。いつか彼が伴侶をもつとして、その場合おそらく相手も地球人である可能性が高いであろうことを思うと、この「能力」はバクダンじゃねぇのか?という気も。「相手の嘘が絶対分かる」って、ある意味地獄のような・・。
あっという間にあそこまで育っていた(←速い・・)クローンを「殺す」シーンはちょっと、考えさせられる・・勿論、本人の同意の無いクローンはいかんでしょうけども。
しかし後々登場する、「事故」とはいえやはり今回同様、本人の同意なしにこの世に発生したライカーの「分身」が、ウィルとは別の一個人「トーマス・ライカー」として自由・権利を与えられることを思うと、今回のクローン君に対する処置は厳しいような・・。
彼とトーマスの差・・自我および「記憶(過去の経験)」があったかどうかの差と言われるかもしれませんが、記憶こそ無いにしろ、彼もただ目覚めていないだけで赤ん坊並みの白紙の意識はあったかもしれませんし、「頭がからっぽだから殺していい」って訳でもないしょうし。それどころか知識を刷り込み済みで、既に意識・自我と呼べるものを持ってた可能性だってある訳ですし。
考えるにつけ、やはりあの「処分」は早急だったような・・。首相が「人殺し!」と非難する気持ちも分かる・・(彼らは皆、あの過程を経て生まれてきた訳ですし) 勿論、自分がライカーやポラスキーの立場だとしたら気分悪いのは確かですけど。それでも、未分化の細胞状態でならともかく、あそこまで育ってたら、フェイザーで撃って消滅させるのは残酷な気も・・。
広い宇宙、二度と顔を合わす可能性がほとんどなく、なおかつ今の自分を形成しているのはなにもDNAが全てではない・・親などの周囲の環境、今までの経験が「自分」を形造っていることを思えば、あの分身は自分とはまた違う人間、違う人生を歩むであろうと、生きることを許容してあげる道もあったのではないか・・と。
DNAを勝手に盗んで複製を造ったのは首相達の罪であって、その結果として作られた複製達自身には、何の罪も無いんじゃないかと。
原題はSamaritan Snare。
冒頭、艦で手術を受けることを断固拒否するピカードが本当、意地っ張り。その結果としてクルー全員に危篤に陥ったこと=心臓のことを知られてしまう・・(笑) で、それでもまだ、「デマだ!」と意地をはり続ける・・もぅ、本当かわいいんだから貴方・・という感じ。意地も、ここまで貫き通せば立派というか。
「女の子にふらついたりしませんよ」とか言うウェスリーが、若いねぇ・・という感じ(笑) まだまだ、その道の恐ろしさ(?)を実感していない彼。
原題はQ Who。
いきなりピカードを拉致ってセクハラ(?)するQ・・なんなんですか?あの「耳朶に口寄せ」は(笑) (「ピカードのストーカー」以外の何者でもない・・) 「いち乗組員から・・」とかゆぅてるわりには階級章はピカードと同じ大佐のをつけてるあたりがQらしい・・(絶対、人の風下には立たない男)
それにしても、今回の件で早くボーグに接触し、結果、「心構え」が出来た・・対策が立てれて、長い目で見れば人類にとって益となった出来事なんでしょうけども、それでも死んだ18人の乗組員およびその家族にとっては・・。Qの言う通り、犠牲を恐れていては先に進めない訳ですけども・・。
あのプライドの高いピカードが、それをかなぐり捨ててQに救いを求めた姿には驚きました。確かに全乗組員の命がかかってた訳ですから、プライドなんてかまってられない・・犬にでも喰わせとけ・・ってな状況でしたもんね。
(公式記録上)人類でボーグドローンを最初に見たのはジョーディーだったんですね。後々のブルー(ヒュー)といい、ボーグと結構因縁浅からぬ彼・・(←それをゆうならエンタープライズの連中、皆ある程度そうですけど)
原題はTime Squared。
「現在」の艦長が、「未来」の、失敗した艦長との会話から正解へのヒントを得るのがちょっと唐突?という感じもしましたが、先にエンタープライズ爆発というイヤゲな未来を見せられて進む物語は緊張感があって良かったと思います。
それにしても「現在」の艦長が「未来」の艦長に接触しても大丈夫ってのが。SF的には、同じ時間軸上に同一人物が存在する場合、接触したらお互い消えてしまいそうな気がするんですけどね・・。
シャトルの「未来」映像に記録されていた、艦を救う為にエンタープライズから脱出するピカードを見送るライカーの姿・・が印象的。一体どんな気持ちでお互いを見送ったんだろう・・と思うと切ないというか。
原題はThe Dauphin。←昔のフランス王太子の称号だそうで。今現存してるのでゆうなら「プリンス・オブ・ウェールズ」(英皇太子)みたいなもんか・・。
ウェスリーの初恋物語。彼が恋愛指南を求めたのが、まずジョーディー。しかし忙しかった為断られ(例え忙しくなかったとしても、彼は適任ではないでしょうけど・・)、誰に訊くんかと思いきや、ウォーフ(笑) どう考えても人選的にミスマッチでショ!そうこうしてるうちにやっと適任者(?)ライカーにたどり着きますが、ガイナン相手にお手本を見せるつもりが夢中になるライカー&それにうっとり聞き入るガイナン・・(笑) ガイナンも「女」なのよねぇ・・というか。ライカーは、「名選手、必ずしも名監督ならず」ってやつでしょうか・・?彼のテクニックは初心者(ウェスリー)にはまだまだ、早かったようで・・。
しかし真面目な話、サリアは指導者として上手くやっていけるのでしょうか?指導者になるべく教育を受けてきて、彼女自身もその運命を受け入れた訳ですが、それで解決するほど、事は容易ではないような・・。ま、そこまで心配する義理はエンタープライズ側には無い訳ですけれど。
最後のガイナンの台詞が渋い!「恋にリバイバルなんて無いのよ」 ←♪恋はいつでも初舞台(by梅沢富美男「夢芝居」)ってやつですね・・(作詞作曲が小椋佳とは知りませんでした)
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