原題はData's Day。
マドックス中佐(←人権裁判ん時の人ですね)への報告という形をとった、データ視点・・彼のモノローグでつづられる一日。いいですねぇ~。いわば番外編、特別編・・今までこつこつ見てきた視聴者へのサービスですよね。
マドックスと聞くとついつい「ドマックス?」と、内田春菊先生の漫画に出てくる、「女なら誰とでもヤる」という絶倫(ある意味博愛?)キャラの名前に変換して笑ってしまう我々・・。
それはさておき、ケイコのマリッジブルー(笑)、ジョーディーへの冗談失敗、結婚の贈り物選び、ダンスの練習、大使乗艦、艦長から仕事、猫の餌やり、オブライエンからの嘆願、ケイコ説得失敗、カウンセラーに相談、大使に質問される、ライカー観察、転送事故の捜査、ケイコと和解、花嫁の父親役、赤ん坊に対面、ナイトシフト引き継ぎ・・一日とはいえ、さすがにエンタープライズ、ささやかなものも含めいろんなことがあるもんです。
ケイコの結婚式は日本人的にはツッコミどころ満載な訳ですが(角隠し変~!なんじゃその三三九度は?音楽が、結婚式というよりは正月っぽい・・等々)、まぁ24世紀・・日本の伝統も形は変わってるかもしれません(特にあの三三九度はオブライエン・・アイルランド系との折衷・・ということ?) 放映をオンタイムで見ていた人達はまさか、この夫婦およびその間に生まれる子達が、次のシリーズにまでまたがってさまざまな物語を生み出していくとは、この瞬間には夢にも思ってなかったでしょうね。
式を司ったピカードが花嫁にブチュー(←頬ですけどね)・・地球に帰った時の、兄さんとのおっさん同士の結構熱烈なキスでも思いましたけど、やはりこういうとこは「文化が違う・・」とヒストリエのエウメネス口調で呟いてしまう次第。
長年実績をあげたヴァルカンの大使がよもや、ロミュランのスパイとは。大使にでもなろうってんですからヴァルカン星の有力家系の出身っぽい・・身元は確かなのが普通だと思うんですけど。
で、その件でハラワタが煮えくり返るような思いをしたピカードがその後、新生児に向かって「我が艦へようこそ」と満面の笑みを浮かべるのがもぅ・・(うっとり)という感じ。子供嫌いを明言してますけど、絶対いい父親になれると思う・・勿体無い。
カウンセラーとの結婚談義(?)で、結婚する可能性がないとは言えない・・そしてした場合、伴侶と一緒に年をとることはできないが「分け与えるものならあると思います」と、それなりの自負をもっていることを垣間見せるデータがもぅ・・(うっとり)という感じ(←またかい) 確かに「いい父親」になれるのは既に立証済みですし、とにかくこの、自負がかっこいいんですよね。なんのてらいもなく(彼は「感情がない」んですから、当たり前ですが)、さらっと言ってのける辺りがもぅ・・。
ビバリーとのダンスレッスンも楽しい・・このお話全体がファンサービスと言えるんでしょうけど、とりわけこのシーンはその意味合いが強いですよね。データの、固まった笑顔が怖い・・(笑)
最後、中佐に宛てて、よりよい自分になっていきたいし、なれると思う旨を語るデータは、素直に明るい未来を信じる「希望」に満ち溢れていて、下手な人間以上に人間らしく健全・・人の「あるべき姿」ですよね。見ててなんかこう、涙が出てきそうな気持ちになるというか・・。彼はなんて、ほっこりと暖かい存在なんでしょう・・。
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