原題はMudd's Passion。
宇宙のペテン師ハリー・マッドを発見したカーク達。そこは銀河連盟の逮捕権の及ばない惑星であったが、ハリーの「惚れ薬」のデモンストレーションのからくりを暴いてみせ、彼に、騙されたかけた客達の暴動から身を守る為に自首・・という道を選ばせる。
ハリーはエンタープライズ内に収監され、暴動で受けた怪我をチャペルに診察して貰う。その後のチャペルとスポックのやりとりで、彼女がスポックに恋をしていることを見抜いたハリーは、親切にして貰ったお礼として「惚れ薬」を彼女に渡す・・。
「惚れ薬」を受け取るだけでもアレなのに、その際にハリーにこっそりフェイザーと身分証を盗まれて気づかず、まんまと監禁室から脱走されてしまうチャペルが駄目駄目・・始末書モンでっせアンタ!
で、誘惑に負けてその薬をスポックに使ってしまう彼女。「成分分析したら無くなってしまう」とハリーに言われたとはいえ、そんな、ハリー作の胡散臭い薬を想い人にいきなり使用・・重大なアレルギーとか起きたらどないすんねん!
一見、効果無しに見えたスポックでしたが、その後、ブリッジで「恋をしたようです・・」(笑) そしてハリーがチャペルを人質にしてシャトルで脱走したとなると、次から次にチャペルLOVE!な発言を繰り返し、彼女を取り戻す為の捜索班に志願、カークと一緒にハリーを追って付近の惑星に上陸します。そして、「惚れ薬」が通風孔(?)を伝って艦内に行き渡り、異常はクルー全体に拡がり始まる・・。
「惚れ薬」は、異性間ならラブラブ、同性間なら友情が篤くなる・・とのことで、地上に降り立ったカークとスポックは、まるで「貴様と俺とは同期の桜」とでも歌わんばかりの雰囲気で肩を組み合います(笑)
惑星上には、ウルトラマンかロード・オブ・ザ・リングかに出てきそうな岩石に似た怪物がいて、4人が襲われる・・ハリー達が乗ってきたシャトルも壊されてしまい、エンタープライズに転送を指示しますが、艦内は皆、恋に忙しくて誰も通信をモニターしていない・・マッコイも、「基地に着いたら結婚しよう」と、どこぞの部署の美女をくどいてる始末(笑)
結局、ハリーがまだ持ってた「惚れ薬」(本人いわく、「本当に効くとは思わなかった・・」)を、カークが怪獣の片割れの口に放り込み、自分に惚れさせて、もう一方の怪獣と戦わせて時間稼ぎをし、薬の効き目が切れてきたクルーによってやっと、転送して貰って帰艦。
薬が切れると、今度は反動で相手が厭わしくなるそうで、スポックに冷たくあたるチャペル。スポックに「罪つくりなものを作った」と嫌味を言われても、そんなこと気にするハリーではなく、さらなる野望を口にした、彼の笑い声で終幕(笑)
アニメになっても、やはりハリーは濃い、いいキャラです。この逞しさ&お金への執着、クワークのルーツとも言えるんでしょうね。
そして、薬のせいで、(よりにもよって・・)ブリッジでチャペルラブラブ発言を連発するスポックに大爆笑。
11 | 2024/12 | 01 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |