原題はYesteryear。
某惑星にある、過去へ行き来できる空間・・絵ヅラ的にもどう見ても「永遠の守護者」なんですが、とにかくTASの世界ではタイム・ボーテックスと呼ばれているそれで、歴史調査に赴いていたカーク達。彼らが現在に戻ってくると、カークと、スポック本人以外は誰も、スポックを知らない・・という世界になっていた・・。
どうやら学者がタイム・ボーテックスでスポック家の過去を再現中、本来とは違った過去が流れた・・その過去ではスポックは、少年時代の成人の儀式である度胸だめしの際、獣に襲われて死んでしまっていた・・ゆえに「現在」が修正され、帰還したエンタープライズの一等航海士はアンドリア人。
調べると、息子が死んだことでサレックとアマンダは離婚、しかもアマンダは地球へ帰る途中の宇宙船の事故で亡くなってしまったという。自分だけでなく、母も救う為に、スポックはタイム・ボーテックスを使い、過去へと向かう・・。
子供の頃は、まだまだ感情的・・「子供らしい」スポック。近所のクソガキどもに地球人とのハーフということでいじめられて(泣)本当にかわいそう・・。そんないけずなことをいうクソガキども、お前らこそ感情的でバルカン人らしくないっつーの!
そして、度胸だめしに出る自分を心配して勝手についてきた老ペットのアイチャーが、自分をかばって獣から致命傷を受け、苦しませない為に安楽死を選ぶ・・その経験を通して、大人になる・・父の望む通りの立派なバルカン人になる旨、告白をする姿が、切ないです。サレックはうれしそうでしたが、アマンダは胸中、複雑だったでしょうねぇ。
従兄弟のマロン?と称して、過去の自分を助け、立派なバルカン人になるべく諭していくスポック。しかし過去を修正後、アイチャーを亡くしたことがショックだったとカークに告白したり、エンタープライズに戻ってからマッコイに冗談を言ったりで、最後「私も地球人の血をひいているんだから、たまには(冗談も)いいでしょう」とかいったりする・・すごく、人間的な部分に歩み寄りをみせるスポックが新鮮?というか。
そう、いつもこういう風に、素直に自分の中の「半身」認めちまいなよアンタ・・無理に地球人的な部分を抑えつけなくても、バルカンな部分もどっちも、「自分自身」なんだから・・。でも、(本当は結構情熱的?なくせに)意地っ張り&頑なに、「バルカン人」であろうとする姿がまた、いいんですけどね・・。
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