原題はInvasive Procedures。「侵襲的処置」・・メスとかでザックリ、身体を傷つけるやり方。本来なら意味するところは「治療」でしょうに、今回の場合は・・。
激しいプラズマ嵐のため一般人が避難したDS9に、嵐に巻き込まれたらしい船がたどり着く。牽引し招き入れたところ、複数の異星人で構成された乗員達はあろうことかオブライエンに銃を突きつけ、オドーを容器に閉じ込めて封印してしまう。
DS9の事情をよく下調べしてある闖入者の一団のリーダーは、見るからに気弱そうな学者肌の男・ヴェラード。彼の目的はなんと、ジャッジアの体内の共生生物・ダックスと合体することであり、それはすなわち、ジャッジアの死を意味した・・。
オブライエン達を人質にとられ、大好きなジャッジアを死なす手術に踏み切らざるを得なくなったジュリアンの苦悩っぷりが良かったです。
闖入者の一団を招き入れるのに手を貸したクワーク・・さすがに今回はちょっとやり過ぎやろ!という気が。連中に騙されて、本当の目的は知らされてなかったんでしょうけど(←知ってた上でなら本っ当に許されない!!訳ですし)
共生生物と合体することに人生の全てを傾けて、結果、非合法かつ非人道的な方法を選んでしまったヴェラード。その心の「弱さ」こそが、ホストに選ばれなかった最大の理由でしょうに・・。そこら辺が、本人には分からないんですよね・・。
一度、共生生物との合体を果たし、知識の共有・・素晴らしい体験をした後で、切り離されたヴェラード。普通なら、一度合体をしたら死ぬまで一緒なんですから、味わうことはないはずの「空虚さ」を、犯した罪の報いとはいえ、これからの一生、抱え続けたまま生きなければいけない訳で・・。
まだ合体に焦がれ、そのままで人生を送った方が、目標もありましたし、自分自身のちっぽけさにも気付かず生きれたでしょうに・・。
ちなみにそんなヴェラードの恋人マリールが、彼から救い出して貰ったのは吹き替えでは「場末のカジノ」となってましたが、実は原語では「売春宿」だったそうで、それならなおさら、人殺しの片棒担ぎになってまで、彼に尽くそうとする彼女の気持ちも、分からなくもない?・・というか。しかし、出会ったということはヴェラード、売春宿に行ったってことですよね・・?
それにしてもマリール、元レジスタンス闘士のキラに、生身の殴り合いで勝てるたぁすごい女。ヴェラードの夢サポートの為に血のにじむような訓練を重ねたのでしょうか・・?
2人のクリンゴンのうち、ロイエンタール(若本規夫さん)の声で喋る方、どっかで見たことあんなぁ~・・と思いきや、演じてるのがトゥヴォック役のティム・ラスでした。
クワークが、仮病で作ろうとしたチャンスを危うく潰しかけるところだったジュリアン(笑) 場の空気読めよ!というか、あそこら辺に「お育ちの良さ」が出てるというか・・。
「背後から忍び寄る医者に注意」という、スタトレの伝統(?)が息づいてるのが微笑ましい。
シスコにヴェラードごと撃たれて、よくダックス死ななかったもんですね・・。でも確かに、撃って正しかった・・逃がしちゃ完全に、ジャッジアの生きる道は絶たれた訳ですし。それならわずかでも可能性のある方に賭けるべきな訳で。
しかし考えるにつけ、下手をすればヴェラードは自殺するような気もする・・これから法に裁かれてどんな刑に服するのか分かりませんが(ベイジョーのステーション内の事件ですから、ベイジョーの法で裁かれるんでしょうけど)、収監中に自殺させないよう、よくよく見張っといた方が良さげな・・。
たとえ共生生物と合体できてなくても、素の、ヴェラード自身の人生にも、マリールのように寄り添ってくれる人もいたりで、それなりの生き甲斐・・生きる価値がある訳ですが、肝心のヴェラード自身がその価値に気付けていない以上、合体という夢を絶たれた人生を、自殺という形で終わらせる可能性は高いんではないかと・・。悲しいことですが。
激しいプラズマ嵐のため一般人が避難したDS9に、嵐に巻き込まれたらしい船がたどり着く。牽引し招き入れたところ、複数の異星人で構成された乗員達はあろうことかオブライエンに銃を突きつけ、オドーを容器に閉じ込めて封印してしまう。
DS9の事情をよく下調べしてある闖入者の一団のリーダーは、見るからに気弱そうな学者肌の男・ヴェラード。彼の目的はなんと、ジャッジアの体内の共生生物・ダックスと合体することであり、それはすなわち、ジャッジアの死を意味した・・。
オブライエン達を人質にとられ、大好きなジャッジアを死なす手術に踏み切らざるを得なくなったジュリアンの苦悩っぷりが良かったです。
闖入者の一団を招き入れるのに手を貸したクワーク・・さすがに今回はちょっとやり過ぎやろ!という気が。連中に騙されて、本当の目的は知らされてなかったんでしょうけど(←知ってた上でなら本っ当に許されない!!訳ですし)
共生生物と合体することに人生の全てを傾けて、結果、非合法かつ非人道的な方法を選んでしまったヴェラード。その心の「弱さ」こそが、ホストに選ばれなかった最大の理由でしょうに・・。そこら辺が、本人には分からないんですよね・・。
一度、共生生物との合体を果たし、知識の共有・・素晴らしい体験をした後で、切り離されたヴェラード。普通なら、一度合体をしたら死ぬまで一緒なんですから、味わうことはないはずの「空虚さ」を、犯した罪の報いとはいえ、これからの一生、抱え続けたまま生きなければいけない訳で・・。
まだ合体に焦がれ、そのままで人生を送った方が、目標もありましたし、自分自身のちっぽけさにも気付かず生きれたでしょうに・・。
ちなみにそんなヴェラードの恋人マリールが、彼から救い出して貰ったのは吹き替えでは「場末のカジノ」となってましたが、実は原語では「売春宿」だったそうで、それならなおさら、人殺しの片棒担ぎになってまで、彼に尽くそうとする彼女の気持ちも、分からなくもない?・・というか。しかし、出会ったということはヴェラード、売春宿に行ったってことですよね・・?
それにしてもマリール、元レジスタンス闘士のキラに、生身の殴り合いで勝てるたぁすごい女。ヴェラードの夢サポートの為に血のにじむような訓練を重ねたのでしょうか・・?
2人のクリンゴンのうち、ロイエンタール(若本規夫さん)の声で喋る方、どっかで見たことあんなぁ~・・と思いきや、演じてるのがトゥヴォック役のティム・ラスでした。
クワークが、仮病で作ろうとしたチャンスを危うく潰しかけるところだったジュリアン(笑) 場の空気読めよ!というか、あそこら辺に「お育ちの良さ」が出てるというか・・。
「背後から忍び寄る医者に注意」という、スタトレの伝統(?)が息づいてるのが微笑ましい。
シスコにヴェラードごと撃たれて、よくダックス死ななかったもんですね・・。でも確かに、撃って正しかった・・逃がしちゃ完全に、ジャッジアの生きる道は絶たれた訳ですし。それならわずかでも可能性のある方に賭けるべきな訳で。
しかし考えるにつけ、下手をすればヴェラードは自殺するような気もする・・これから法に裁かれてどんな刑に服するのか分かりませんが(ベイジョーのステーション内の事件ですから、ベイジョーの法で裁かれるんでしょうけど)、収監中に自殺させないよう、よくよく見張っといた方が良さげな・・。
たとえ共生生物と合体できてなくても、素の、ヴェラード自身の人生にも、マリールのように寄り添ってくれる人もいたりで、それなりの生き甲斐・・生きる価値がある訳ですが、肝心のヴェラード自身がその価値に気付けていない以上、合体という夢を絶たれた人生を、自殺という形で終わらせる可能性は高いんではないかと・・。悲しいことですが。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
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