原題はDuet。
DS9を訪れた貨物船から、病人が転送されてくる。その病気・・カラ・ノーラ症候群は、ガリテップというベイジョーの強制収容所の鉱山事故で発生した病気で、罹っているということはつまり、その強制収容所を生き延びた、ベイジョー人にとっては英雄的な存在・・ということ。なので、病人に会うべくキラは医療室を訪れるが、その当人はなんと、カーデシア人であった。
冒頭の「窓を割るのが得意だった」というジャッジアに、「お前は尾崎豊(の歌)かっ!!」と皆、突っ込んだのでは・・?
加害者側のカーデシア人にも、占領時の悪事を・・それも、自分自身が直接手を下した訳ではなくても、見過ごした「弱さ」を悔い、自らの生命を捧げてまで、種族全体に悔い改めさせようとする、マリッツァのような人がいる・・。
その事実に心をうたれて、これ以上、決して人は殺さないと決意したキラの目の前で、「カーデシアの野郎なんて! 誰だって同じだろうが!」と叫ぶベイジョー人ケイノンに刺されて、マリッツァは死んでいく・・。
本当、ラストのケイノンの台詞が心に突き刺さる・・。そして、それに対するキラの「違うわ!・・違うのに」が・・(泣)
戦争の怖さ・・人は誰だってひとりひとり違う人間なのに、敵か味方かでひとくくりに考えてしまう(昔で言うところの「鬼畜米英」とか)怖さ。心優しい敵国の人間もいれば、人の皮を被った獣のような自国の人間もいる・・。それなのに、敵か味方かで区別・・ひとりひとりの人間がどういう人間なのか、理性的に判断することを放棄する危うさ・・と申しますか。
勿論、カーデシア人ということでひとくくりに憎まざるを得ないほど、ひどい思いをしたベイジョー人には心底、同情しますが・・。
戦争は終わっても、傷はこういう形で、長いこと残る・・。
DS9を訪れた貨物船から、病人が転送されてくる。その病気・・カラ・ノーラ症候群は、ガリテップというベイジョーの強制収容所の鉱山事故で発生した病気で、罹っているということはつまり、その強制収容所を生き延びた、ベイジョー人にとっては英雄的な存在・・ということ。なので、病人に会うべくキラは医療室を訪れるが、その当人はなんと、カーデシア人であった。
冒頭の「窓を割るのが得意だった」というジャッジアに、「お前は尾崎豊(の歌)かっ!!」と皆、突っ込んだのでは・・?
加害者側のカーデシア人にも、占領時の悪事を・・それも、自分自身が直接手を下した訳ではなくても、見過ごした「弱さ」を悔い、自らの生命を捧げてまで、種族全体に悔い改めさせようとする、マリッツァのような人がいる・・。
その事実に心をうたれて、これ以上、決して人は殺さないと決意したキラの目の前で、「カーデシアの野郎なんて! 誰だって同じだろうが!」と叫ぶベイジョー人ケイノンに刺されて、マリッツァは死んでいく・・。
本当、ラストのケイノンの台詞が心に突き刺さる・・。そして、それに対するキラの「違うわ!・・違うのに」が・・(泣)
戦争の怖さ・・人は誰だってひとりひとり違う人間なのに、敵か味方かでひとくくりに考えてしまう(昔で言うところの「鬼畜米英」とか)怖さ。心優しい敵国の人間もいれば、人の皮を被った獣のような自国の人間もいる・・。それなのに、敵か味方かで区別・・ひとりひとりの人間がどういう人間なのか、理性的に判断することを放棄する危うさ・・と申しますか。
勿論、カーデシア人ということでひとくくりに憎まざるを得ないほど、ひどい思いをしたベイジョー人には心底、同情しますが・・。
戦争は終わっても、傷はこういう形で、長いこと残る・・。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
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