[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) DS9感想「帰ってきた英雄 パート1」 忍者ブログ
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原題はThe Homecoming。

輸送船の女船長から、ベイジョー人のイヤリングを預かるクワーク。船長はそれを、カーデシア4の修理工から言づかったという。誰でもいいから、ベイジョー人に渡して欲しい・・と。キラに見せたところ、それは死んだと思われていたベイジョーのレジスタンス指導者リー・ナラスのものであった。混迷を極める今のベイジョーには、彼のようなリーダーが必要だというキラの考えに同意したシスコは、彼女の望み通り連邦のシャトルを、オブライエンをつけた上で貸す。かくしてキラは、危険な救出任務に向かうが・・。



捕虜は解放するという協定に違反していたカーデシア、政情が不安定で、ゆえにこそ「サークル」などという、排他的な極右グループが民衆の支持を受け、跋扈するベイジョー。どっちもうんざり・・というか、本当、DS9は今の、現実の世の中のイヤ~な部分を反映した、リアルな物語展開しますね・・。

カーデシアに虐げられた過去を持つからといって、ベイジョーを単に、かわいそうな星・・とだけ描くのではなく、どの社会でも抱えうるイヤ~な側面をきっちり描く・・そうすることで、今の現実の世の中が抱える問題、矛盾をあぶりだす。

ベイジョー人の彼女との交際を、その父親に反対されて落ち込むジェイクを見ると本当、こっちも落ち込んだ気分になる・・(そして同じようなことが、現実でも散々起きていて、これからも起こるであろうことにさらに落ち込む・・)

ジェイク個人がどんだけいい子かを知ろうともせず、ベイジョー人かそうでないかだけで判断し、切り捨てるその考え方の危うさ・・。

カーデシアに痛めつけられ、その為に臆病に、排他的になったであろう、その経緯には同情しますが、だからといって、ベイジョー人以外を全否定・拒否するやり方で、やっていけるのか?星全体も個人も、幸せになれるというのか?

他山の石というか、我々も気をつけなければ・・と思わされる・・。

そして、問題のリー・ナラスを救出に成功したものの、実は彼の評判は勝手に周囲が創り上げて、独り歩きしたものだということを知るシスコ。逃げ出そうとしたリーを、象徴・・ベイジョーをひとつにまとめるためのシンボルとして、必要だと判断したシスコは彼に留まることを決意させるが、結果、本当は英雄でも何でもない彼がDS9側のベイジョー代表となり、シスコはキラという勇敢で優秀な部下を失う危機に見舞われる・・(皮肉)

それにしても、生きて帰れないかもしれない危険な任務に妻帯者のオブライエン選びますか~!という気がしますが、艦隊に所属する以上、妻帯してようがそうでなかろうが、関係ないんでしょうね・・。「任務」の重みを、しみじみ感じます。

キラに「濃い顔」と言われても、いい方に受け取るクワーク・・ものすごいポジティブシンキング(笑)

あと、リーの告白の中の、「下着を一枚着けたきりのカーデシア人」・・順番からしてどう考えてもパンツいっちょな訳で、想像できない・・そういや、彼らの裸って見たことないよな・・。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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