原題は「Rejoined」
クワーク相手に手品を披露していたジャッジアは、シスコのオフィスに呼び出される。トリルから科学者のチームがきて、人工的にワームホールを作る実験をするという。科学士官として面白そうだと興味を抱くジャッジアだったが、シスコは、その科学者のチームにリナーラ・カーンがいることを告げる。共生生物カーンの、リナーラの前の本体ニラーニは、ダックスの昔の本体トライアスの妻だったのだ。
「トライアスはシャトルの事故で死に、何年かして未亡人となったニラーニが死んで、カーンはリナーラの身に移された」ということですが、そうだとするとリナーラが若過ぎるような気がするんですが。クルゾンは結構長生きした方だと思うので、若死にしたトライアスの「何年か」後にニラーニも死んでリナーラにカーンが移されたというなら、リナーラは今、老婆になってるはずでは・・。ニラーニが結構長命で、老婆になるまで生きたというなら分かりますが。
まぁ、そんな瑣末なことはともかく。片一方だけが、本体を変えた状態・・いわば、クルゾンがニラーニを愛してしまう・・ってんならまだ分かりますが、お互い同士が本体を変えて、それでもまだ、愛してしまうってのが、感覚的に理解できない・・。勿論、トライアスの心がジャッジアに、ニラーニの心がリナーラに残ってるから・・な訳ですが。
どうも、トリルものは(あまりにも違い過ぎるがゆえに)理解を超えている・・というか。記憶や心を引き継げるってのは、素晴らしいことであると同時に、昔の想いに囚われる・・ということでもあり、やはり人は、一度の人生で肉体も記憶も、全て焼き払って(あ、焼かない国の方は焼かなくてもOKですよ)無に帰すべきだよな・・と思えてくるというか・・。
終わりがあるから人生は素晴らしく、いつか消えてしまうから、あなたは美しい・・と。まぁ、ゆうても共生生物にも寿命はあるでしょうから、無数の本体達の記憶も、いつの日か消えていくんでしょうけど・・。
でも、トライアスが死の瞬間に抱いた後悔・・ニラーニの言う通りだったという、その言葉をカーンに伝えられたのは、トライアスがダックスだったからで、その点はやはり、共生生物さまさまというか。
ジャッジアとリナーラの女性本体同士のキスシーンは、同性愛に保守的?な製作環境に対する、スタッフ達のささやかな抵抗の一環だったんでしょうかね。本当、異種族間・・有機生命体同士に限らず、アンドロイドやホログラムとの愛も描いておきながら、同性愛だけは登場しない・・ってのが不自然・・。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
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