原題はCaptain's Holiday。
ピカードinライサ・・(笑) たまにはこういう、肩のこらないお気楽な話もよいものです。とりあえず、土産は最後・・帰る前に買えよピカード・・。
それにしてもピカードが(新規に)女性と深い仲になる・・ってエピソードは意外にもこれが最初?のような気が(勘違いで、既にあったらすいません) まぁ、あんまり色恋ばかりじゃ彼らしくない・・「たまに」ぐらいでちょうどいいか・・(だいたい、そっちの方面は副長の役割ですしね)
最後、バッシュが凶暴(?)な宇宙人のいる星へ発掘に行くかも・・というと、「そんな危険なことはしないでくれ」と止めるピカード、それに「本気で心配してくれるのね」とうっとりのバッシュ・・でしたが、どう考えても、下手な宇宙人より彼女の方がよっぽど危険だYO!と、視聴者の8割位はツッコんだのではないかと思われ。
バッシュ(役の女優さん)、なかなか綺麗・・キャラ的にも、ピカードすら出し抜こうとするしたたかさが印象的。だからこそ、後でまた登場する訳ですね。
原題はAllegiance。
ピカードの偽者は本物よりロマンチック?(笑) 彼の私服のデザインは今回も、前に絵を描いていた時も、そしてこの次の休暇の話でも、いつもカシュクール風のような気が・・。
犯人が一人混じっているという、監禁モノのセオリーのようなお話でしたね。あんな高度な技術があれば、最後にフォースフィールドで拘束された際もそんなに怯える必要はなさそうな気もするんですが?よく分からない・・なんかアンバランスな種族ですこと。
最後、自分がいない間、偽者が一体なにやらかしたんだよ・・?という不安げな表情のピカードが・・(笑)
データが、娘・ラルに、アンドロイドは一生感情を持てない・・憧れている「人間」にはなれないと分かっていても、努力することが大事だ・・その努力という過程にこそ、意義があるんだ・・と説くシーンと、娘を渡すように提督に命令されて、親としての心構え・・「覚悟」を表明するシーンが、ほんま良かったです~!下手な人間以上に、人間らしい・・生きることの意義を自覚していて、親としての立派な覚悟も持ってる・・なんて素敵なパパなの!という感じ。
終わり方は悲しく、切ないお話ではありますが、「子供を造るのに艦長の許可をとってるクルーはいません」でしたか、あの台詞とか、ラルをアンドロイドだと気づかないライカー→そんな彼にいきなりキスするラル→それを見咎めて「私の娘に何を?」とライカーを問い質すデータ→そして(訳が分からないながら)データに謝るライカー(笑)・・あの一連のシーンとか、結構笑えるところもあって楽しいです。データが無断で「子供」・・新しいアンドロイドを造ったと知って頭を抱える(←比喩表現ではなくマジで)ピカードの姿も(←ロミュラン等々の敵と遭遇した時でもこんなに困った様子しないよね・・)
いい話なんで、じっくり、この一話だけで見たかったんですが、今日は日曜・・たまってるビデオを少しでも空けるべく、この話を含めてすでに4話見ていて(もしかするとあと1話みるかも・・)さすがにちょっと頭が混乱・・。データの重要な台詞んとこだけでももう一回見返したいものです。
原題はA Matter of Perspective。
スタトレ版「藪の中」。冒頭の絵画・・モデルは一人でも、描き手によって絵は全く違ったものになる・・同様に、ひとつの事件も、関わった人間の数だけ異なる「真実」がある訳で・・。
夫人や博士の、自分の「真実」とは異なる証言、語られるだけでもイーッとなるのに、それをホログラムで再生されて目の前に映しだされるなんで本当サイアクな気分でしたでしょうね、ライカー。見てるこっちもイーッとなって、ちょっと途中で見るのを止めちゃったり。
博士、うしろ暗いことがあるから疑心暗鬼に陥り、ライカーの言葉を曲解してしまったんですね・・。妻の長年の苦労に報いてやりたかったのか、それでも、連邦の援助の成果を、兵器という形でロミュランやフェレンギに渡そう・・ってのは倫理的にあかんわな・・。
冒頭、基地爆発から危機一髪で帰還したライカーですが、最後、謎が解明されて二重の意味で危機一髪だったことが判明。
それにしてもライカーも、夫人のスキスキ光線には気づいていたはず(その道、歴戦の勇者なんですから)・・基地に泊まることは断固としてお断りするか、夫人と2人っきりにならないようにするとか、なんとか出来なかったんでしょうかね。まぁ、夫人に対するガードが完璧だったら今回の事件は起こらず、結果博士の裏切りも発覚せず、あのナントカビームは連邦への脅威となった・・そう思えば結果オーライな訳ですが。
冒頭のピカードの絵はモディリアーニっぽいですよね。モデル料は3人で割り勘なのか、ピカードのおごりなのか(←仮にも佐官。おごって欲しいところですが・・)、そもそもあの裸婦モデルさんは一体・・?プロのモデルってことなのか(←宇宙基地から乗り込んだ?)、まさかクルー?
タム、能力強過ぎて、周囲の感情の影響を受けまくりで「自分」を保つのが難しい…そりゃ苦しいわなぁ(明智抄先生の漫画「死神の惑星」のアリスを思い出したり)
彼がデータにかける、「僕にはよく読めないが、君にだって心はある・・人間と構造が違うだけで、卑下することはない」という言葉が印象的。今の世の中、「違っている」ことを受け入れず、無駄に差別…のなんと多いことか。
死に場所を探していたはずのガムトゥが、タムの警告を受けて自分を攻撃しようとしてきたロミュラン艦を破壊…「死にたいんとちゃうんかいー!」と思いましたが、あれはやはり、タムという、自分にとって救いとなり得る存在を知ったガムトゥが、生きることに意欲を抱き始めた結果だった…ということ?それにしてももうちょっと、あとで着いたロミュラン艦並みに手加減してやることは出来なかったんでしょうか。
エンタープライズが自分の居場所だ…と告白したデータと、そんな彼にそっと寄り添い肩を抱くディアナが美しい。銀河の果てまで探さなくても、既に自分の居場所だとはっきり言い切れる場所が此処にあり、寄り添ってくれる仲間がいるデータは幸せ者。
後日、私とは別で独りでこの回を見た次姉が、ガムトゥを「里芋」(もしくは「百合根」)と言っていました。TOSのプラネットキラーは「蟹カマ」でしたし、ライカーの親友のポール・ライス艦長は「パールライス」でしたし。何でも食べ物に例えるのが好きね、貴女…。
原題はDeja Q(小文字か大文字かの違いだけですな)
Qのフルヌード・・角度的にディアナは見えた訳で・・。あのツナギは確かに酷い・・股間のもっこり丸見えぢゃないですかっ!!(←いや、そういう問題ではなく・・) 寝姿はミョーに乙女チック(笑)
Qが普通の人間になったことを、フォークぶっ刺しという過激な方法で確認する、ブッチャーのようなガイナン・・(笑) それにしてもあの、Qに恨みをはらしにきた種族、地獄耳・・。
馬鹿笑いするデータはロアのようでちょっと怖い。素のブレントさんはこんな感じ(で笑うん)だろうな・・。
当たり前ですが、人間は人間に囲まれて育つことで「人間」になる・・人間関係(のやっていき方)を学んでいく訳で、いきなり肉体だけが人間になっても周囲と上手くやってはいけない・・。それでも、データの示した思いやり、自己犠牲の精神にふれ、あの高慢なQが感化され、人間らしい行動にでる・・。
しかしそれも一瞬で、Q連続体に力を戻して貰って元通り(笑) 身内に甘いよなぁ・・(まぁ、死なせても気ぃ悪い訳ですけど)
原題はThe High Ground。
相手が次元転送という禁じ手(?)つことったから仕方がないとはいえ、いきなり艦に転送乗艦されて数名撃ち殺されるわ、機関部に爆弾しかけられるわ、艦の最重要部であるブリッジにまで襲撃受けるわ、あまつさえ最高指揮官である艦長まで誘拐されるという、結構な大失態。あとで艦隊本部への報告書(始末書?)作成する時、ピカード頭痛いだろうなぁ・・と思ったり。
あの非常事態時、ブリッジでブルードレス姿で走るディアナ・・やはりこの艦の軍艦的性格を思えば、彼女もブリッジにいる時だけでも士官の制服着た方がいいんじゃ・・という気も若干。まぁ、普通、カウンセラーが白兵戦に参加せざるを得ない事態にまでなってしまったら「おしまい」ではありますが、それでも(たしか)少佐を拝命してあそこ(ブリッジ)にいる以上、必要とあれば彼女も上官(ピカード)の盾にならざるを得ない訳ですから。
テロの、憎しみの、終わらない連鎖という、今まさにアイエヌジー・・現在進行形でこの世界の抱えてる問題の話で、なかなかに気が重い・・。テロリスト摘発に燃える女性の警察幹部の、「私だってこんな生活うんざりなのよ!」という告白が印象的。おりたくても途中でおりれなくなってるんですよね、双方ともに・・。
テロリストのリーダーがビバリーに好意をもってると知った時のピカードの、「それを利用しない手はない!」でしたか、あの一言が(ピカードの立場としては当然の言葉ではありますが)、この男、骨の髄まで軍人やな・・と、責める訳ではないですが、しみじみと思ったり。これが最後になるかもしれない・・との覚悟で、ビバリーは一体、ピカードに何を伝えるつもりだったのか(やっぱり、彼に対する自分の気持ち・・好意?)、気になります。
軍人・・といえば、誘拐されたビバリーの当初の落ち着きっぷりも、いざという時の「覚悟」が出来ている人間のそれだよな・・と。こういうハードなエピソードの回は、彼らの軍人的側面が強調されますね。
それにしても誘拐されて後ろ手に縛られたピカード・・「トイレどうすんだよ!」と、余計なお世話ですが心配に(やはり、ビバリーにチャック下ろして貰って「持って」貰うしかない・・?)
原題はThe Hunted。
いつもは、エンタープライズ側が関わりたくても惑星側に「内政干渉だ!」と言われて臍を噛むような思いをすることが多いなか、今回は逆に、関わってくれというのを「自分達で解決して下さい」と(いい意味で)突き放す・・ってのが印象的。
人間兵器にされた男が、軍事プログラムがあっても感情が無いというデータを「羨ましい・・」と言うシーンが・・(哀) 人としてのまともな感情・・知性や理性もそのまま残ってるのに、自身の生存のためなら殺人も厭わないプログラムが組み込まれていて、勝手に発動するなんてそりゃ、やり切れないわなぁ・・。
オブに肉弾戦のシーンがあるのは初?彼自身は今までにもそれなりに生身の戦闘(戦場)には遭遇してそうですけど。
ウォーフが、爆発の危険のあるフェイザーを素手で止めるシーンにはちょっとハラハラ。いくらクリンゴン丈夫とはいえ、さすがに手にしてる瞬間に爆発していたら彼もSto-Vo-Korに行くことになってたんじゃないかと。
ピカードが惑星に降りる際、代わって指揮をとるため艦に残るライカーが、ピカードに同行するウォーフに「艦長を守ってくれ」と頼むシーン・・「ディアナはいいんかよ!」と思ったり(データは頑丈ですから大丈夫そうですが)
それにしても連邦の最新鋭艦(のクルー)すら出し抜いてまんまと脱出するなんて、それだけのプログラムを組み込ませたあの星の技術って結構脅威?あんな問題を抱えていて連邦加盟にマイナスイメージかと思いましたが、かえって連邦首脳側、敵(ロミュラン)にはまわしたくない・・と加盟を推進しそうな気も。
原題はThe Defector。
我が子の未来の為に、全面戦争を食い止めようと何もかも捨てて連邦に亡命したのに、結局それはロミュラン体制側の罠で、全て無駄だった・・と悔いて自殺する提督・・(哀) 中尉にしちゃあ老けてるとは思いましたが、提督だったとは。提督が子供のいないピカードに、「子供の最初に笑った顔を見たら・・」と情に持ち込もうとしても、冷静に、証拠を示して貰わなければ貴方を信じられない、協力は出来ない・・と突き放す(情に流されない)ピカードが、大勢の部下の命を預かる指揮官としては当たり前の態度ではありますが、頼もしく見えました。
それにしても、子供の為に良かれとしたことで結果、子供は一生、裏切り者の子としての汚名を背負って生きていくことになる・・二度と会えず連絡もとれず、釈明することすら出来ない・・ってそりゃ確かに地獄・・。提督が死を選ぶ気持ちもよく分かります。いつか訪れるかもしれない連邦とロミュランの和平の日・・もしくは、そこまで到らないにしろ、せめて自分の真意が、何らかの手段で子供に伝わる日・・それらを信じて生きていくには、彼は長く生き過ぎていた・・というか。
大原富枝の小説「婉という女」・・江戸時代、土佐藩の有力者だった父が失脚後、その反動とでもいうべき処罰で長年にわたる蟄居を命じられ、屋敷に幽閉された野中家の兄弟姉妹。結局それは、年端のいかない幼女であった主人公・婉の、赤ん坊だった弟=一族の最後の男が死に絶えるまで(「女の腹は借り物」という考え故)の四十年続いたのですが、その四十年を、婉と幾人かの姉妹は生き抜くのですが、蟄居を命じられた当初、既に嫁いで子も産んでいて、離縁の上、子供とも引き離されて幽閉された姉は、乳を搾っていくらか暮らした後、まもなく亡くなった・・「姉をしばらく生かしたのも、そしてそれ以上生かさなかったのも、あの乳房だ」とかいう台詞がありまして、それを思い出しました。
社会的にはともかく、すくなくとも家庭的にはそれなりに満ち足りた、心豊かな人生を送ってきた・・なまじ「幸せ」の、「希望」の味を知っていたがゆえに、その裏返しの「絶望」の中で生きていくことは出来ない・・。勿論、最初から最後まで、愛を知らない人生とどちらが幸せかと聞かれればそりゃ・・って話ですけど。
クリンゴンに関することはウォーフ任せ・・別にいいですけど、最後の礼くらいは、ピカード自分で言ったら・・と思ったり。
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