[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) 忍者ブログ
[20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

原題は「Blood Oath」

DS9に現れた老クリンゴン戦士達。彼らはクルゾンと、ある復讐のために「血の誓い」をたてた間柄であった。ジャッジアにその誓いを守る義務はないと、クリンゴン戦士達もシスコも言うが、彼女自身はどうしても、守りたいと願い・・。



TOSに登場したクリンゴン人達が、こういう形で再登場!しかも役者さん達もちゃんと同じ人ってのがすごいですね~。もう、それだけで座布団3枚あげちゃう!ってな感じ。

ちなみに私はカーン(のエピソード)だけ知らない・・見たことがないんですが、あの、一番愛らしい(?)性格の酒飲み爺が「クリンゴン帝国の侵略」のコールで、ちょっとお堅い、真面目爺が「新種クアドトリティケール」のコロスと知って、懐かしいというか、なんとも言えない気分に。

コロスは、そんな真面目な人だったっけ?という気もしましたが、コールは「さもありなん」という感じで(たしかにあのおっちゃんなら、爺になっても美女を両手に抱えてそうです)、はまってましたね。

クルゾン時代の約束とはいえ、れっきとした艦隊士官であるジャッジアが、復讐という殺人行為に加担していいんかい・・という気はしますが、多分あの、現場になった星は連邦に加入してない星・・なんでギリギリ、連邦の法にはひっかからない・・ということなんでしょうね。

問題は、法律どうこう以前に、復讐のためとはいえ「人を殺す」ということに、ジャッジアが心の中でどう決着・・折り合いをつけるのか?という部分。

あの仇、吹き替えでは「アルバイノ人」となってましたが、顔見たらクリンゴンっぽいなぁ~と思いきや、実際は「アルビノ」だそうで、つまり、彼も白子のクリンゴン人だった・・クリンゴン同士なら、「復讐」は大事かつ当然の権利なので、3爺達にはなんらお咎めは無い訳ですね。

結局ジャッジアは仇を追い詰めますがトドメをさすことが出来ず、それはカーンが果たした・・。でも、「人を殺そうとした」事実・・その重みは、これからも彼女の心の中に、何らかの形で「残る」んでしょうね。

勿論、名づけ親になった、何の罪もない赤子が殺されたとなれば、その復讐を果たしたい・・という、本体を替えてすらも引き継がれる強い思いには、共感出来る・・。

あの、お酒飲んでご陽気にふるまってたコールにも、第一子を殺されたという辛い、悲しい過去があった訳で・・。我が子の復讐の戦いで、名誉ある死をとげることが出来たカーンとコロスは、クリンゴン的には理想的な死に方だったんでしょうけど、友を亡くしたジャッジアには辛いこと。コールが生き残ってくれたのがせめてもの慰め・・というか。

それにしてもクリンゴンは結構長命なんですね。ということは、TNGのレギュラーの中で、一番最後まで生き残る可能性が高いのはウォーフということか・・。まぁ、なんやかやで波乱含みの人生送りそうですから、必ずしも最後まで生き残るとは限らないでしょうけど。生き残るということは、かつての仲間の訃報を聞かなきゃいけない訳で、彼にとってもそれはありがたくないでしょうし。
PR
原題はProfit and Loss。

DS9にたどり着いたぼろぼろのカーデシア船。乗っていた女性教授ナティマと教え子の一行は、修理が済むまで滞在することになったが、先を急いでいる模様。プロムナードで一行を見かけたクワークは、慌てて店を飛び出してナティマに挨拶、そして彼女に横っ面をひっぱたかれる。どうやら2人は、過去にただならぬ関係だったようで・・。



クワークにも、こんな真面目なラブストーリーがあったとは(笑)

で、その恋模様がこれまた彼(フェレンギ)らしいのがいいんですよね。

昔、彼女とラブラブだった時に、彼女のコード使って詐欺を働いた・・。たとえ恋に落ちてる状態でも色ボケせず、金儲けのチャンスを見逃さない・・一般的な倫理観からすればOUTですけど(だからこそ、ナティマも怒った)、フェレンギの感覚で捉えれば、「頼もしい男」ってことになるんでしょうし。

そもそも、ナティマがクワークに好感を持った理由・・見つかれば死刑になるのに、ベイジョー人に食糧を売った・・ってのも、ナティマからすれば「名誉を知る」行為だった訳ですが、クワークにとってはやはり、「儲かるから」だったんでしょうし(←別に責めてる訳ではありません。彼の動機はどうあれ、その食糧でベイジョー人が飢えをしのいだ・・生命を救われたことに変わりはないんですから)

そして再会した彼女を口説く時の台詞・・「君はおれのものなんだ」も、別にフェレンギ人じゃなくても言う台詞でしょうけど、なんとなく、「所有する」ことが一番大事であろうフェレンギ人なりの、愛の言葉なんだろうな~というか。勿論、一般的な感覚からすれば、「私は物じゃない!」と反発されそうですけど。

で、ナティマを助けたいが為にオドーに土下座までする(笑)クワーク。ここら辺にも、フェレンギのもともとのモデルは(エコノミックアニマルと呼ばれた頃の)日本人・・ってのが関係してるんでしょうか?(それとも、西洋にも土下座はあるのか?)

クワークがオドーに対して、つい感情的になって、「 だってお前には人を愛するって感情が全くないんだもんな」と言った後ですぐ、「言い過ぎた」と謝るところがかわいい・・。で、それに対して「・・続けろ」と言うオドーが怖い(笑)

クワークがナティマを一瞬抱き上げていた・・小柄なんで非力っぽく見えますが、成人男性として、女性を抱っこする位の腕力はあるんですね・・と、当たり前ですがなんか、新鮮な絵ヅラでした。ちなみに演者のアーミンさんを画像検索して知ったんですが、やはりというか、奥さんの方が背が高い。

ガラックの、店でのクワークとのクセ者対決はなかなか、見ごたえがあったというか。

珍しいクワークのラブストーリー&いよいよ(?)、本質をあらわにし始めたガラック・・って部分は良かったですけど、ただ、カーデシアとベイジョー、両政府間で捕虜と交換することで合意してたあの3人組をあっさり逃がしてしまって、あと、ガル・トランを撃ち殺してしまって、その後どう、事態を収拾させたのか?それが気になります。

べイジョーのステーション内でカーデシアのガルが殺されたなんて、結構な大事件・・。ガラックが、「事件」ではなく「事故」にしてしまうのかもしれませんが、それにしてもそう、都合よくいくのか?

3人組の方は完全にオドーの責任となる訳ですが、どう言い訳する・・?シスコやキラは庇ってくれるでしょうけど、ベイジョー政府から責任追及されて、オドー、罷免されるのが普通だと思うんですが・・。

ナティマの吹き替えの声優さんがTNGのビバリーだったんで、気になりました・・。やはり、他のシリーズとはいえ、レギュラーの声やってた人に別の役で出てこられると混乱というか、紛らわしい・・。

クワークがナティマに奢ってた、サマリアン・サンセット・・懐かしい・・(←TNGでデータが作ってた)
原題はShadowplay。

ワームホールの向こうへ調査に出かけたジャッジアとオドー(←新鮮な組み合わせ) オドーはこのガンマ宇宙域で、自分のルーツを探したいと思っていた。やがて2人は珍しいオミクロン分子を発見、惑星上に降り立ち、発生源らしき装置を発見するが、住民に銃を突きつけられてしまう・・。



オドーとジャッジア、ジェイクとオブライエンとシスコ、キラとヴェデク・バライルとクワーク、3つ筋から構成されてる話ですが、やはりメインであるオドーの話がしみじみしてていい話。

オドーと少女テア(テヤ?)との心の交流、良かったですね。日本人の好みのタイプの、かわいい女の子やな~と思いましたが、TNG「イマジナリィ・フレンド」のクララ役の子だったそうで。

テアが語る「可変種(百面体)をやっつけた話」は、小僧を追ってきたやまんばを、餅にくるんで喰って退治した和尚さんの話(「三枚のお札」)そのまんま・・西洋にもそういう話があるってことなんでしょうね。

最後、オドーが去り際、変身するという約束をちゃんと果たして去っていくのが心ニクい・・「グリーンパン?」と思いましたが、それは頭の悪い可変種のすること・・コマに化けましたか。なるほどね。

それにしても冒頭、オドーがジャッジアに「私に興味を抱く女性なんかいない!」と言い切りますが・・・・トロイ大使(ラクサナ)は女じゃないっていうんかい!!(笑) まさかあのキョーレツな女性を、忘れたとは言わせませんぞ・・。

キラにクワークの監視を頼まれて、ワクワクしているジュリアンが子供のようでかわいい・・(笑)

キラはバライルと一線を越える・・やっぱりねぇ。それにしても、キラの目くらましの為に、クワークは坊主にべディクを呼ばせた・・つまり、2人の間にある好意にクワークはすでに気付いていたということか。

ホログラム人格の人権というか、TNGの頃から徐々に扱い出してたテーマではありますが、TNGではホロ人格同士の愛(モリアーティ教授とその恋人)だったのが、今回は片割れ・・一方の当事者が生身の人間。有機体か、本質がコンピュータの中にあるかだけの違いで、「その人」を愛している以上、大切な家族に違いない・・と。

そしてオドーにとっても、相手が生身であろうがホログラムであろうが、そんなことは関係なく、「思い出の少女」として、テアは忘れ得ない存在となる・・。
原題は「Paradise」

ワームホール近くに植民地を建設する計画がもちあがり、シスコはオブライエンとともにランナバウトで調査にでかける。手頃な惑星を発見して転送降下するが、そこでは地表に低レベルのデュオネティックフィールドがあり、機械類が一切作動しないため転送が出来ず、ランナバウトに戻ることもままならない。10年前にここに不時着して以来、機械に頼らない暮らしを続けてきた人々のコミュニティに加わり、救援を待つことにしたが・・。



わ!出たよ、また極端な女が!自然回帰すべし!って理論を、自分ひとりが勝手に実践する分にはかまわないですけど、多くの他人を騙して巻き込んで、その人達の人生を狂わせてまで実践しますか~!!

仕方なく、不時着し、仕方なく、機械が使えなかったってんなら、あの女リーダーの極端なやり方にも、厳しい自然の中生き延びていくため・・ということで、まだちょっとは同情の余地もあったかもしれませんが、事の発端が全て「故意」とは、ねぇ・・。

勝手に人生を狂わされ、10年を奪われた、もしくは薬が無くて死んでいった人達が哀れ・・。

ここにきてなかったらあなた(達)の人生なんてせいぜい○○だった・・と、勝手に決め付ける女リーダーが本当、ムカつく・・。何の権利があって・・。こんな星に留まらなかったら、ジョセフはさらに立派な技術者にステップアップしていたかもしれないし、カサンドラは(コミュニティの為を思って・・とはいえ、シスコを誘惑した以上、決まった人が今いないってことですから)相思相愛の相手を、見つけられたかもしれない・・10年返してよ!って感じです。

脅迫には屈しない・・たとえ拷問されても・・なシスコがかっこよかったです。
原題は「Whispers」

ワームホールに飛込んだランナバウト。乗員はオブライエンひとりで、なにやらステーションで非常事態が起こった模様。個人日誌に口述する形で、彼はここ最近の、自分の身の回りのおかしな出来事を語り始める。
 

倒叙法で事件に至る経緯を描く、ミステリ仕立ての話。

しかし、オブライエンが「周囲がおかしい」と思ってて、オチがそのまんまな訳はないですから、結局、おかしいのはオブライエンの方なんだろうな・・と読めてしまう、しかも、その「おかしい」理由が、彼が(本物とすり替えられた)偽者だった・・って。

そんな、記憶・嗜好・思考・感情・性欲(笑)までそっくりな複製・・あり得るんか~い!!という感じ(げにおそるべきはパラダの技術力というべき?)

モリーのそっけない態度は、(あんな小さい子に、事情は言えないし理解できないでしょうから)本能的に父親ではないことを感じ取ったから・・ってことなんでしょうか。もしくはある程度、事情を知らされていたのか・・?

複製オブライエンに疑惑を抱かせるケイコの態度。そりゃ、夫じゃないかもしれないとなれば、抱かれたくない・・その態度は当然ですが、でも、偽者とはいえ、その自覚はなかった複製オブライエン・・彼自身の自覚に依れば、彼は紛れも無く「オブライエン」だった訳で、知識も記憶も感情も思考も、本物と全く同じ。そして、その最期の呟きからも分かるよう、確かにケイコを愛していた・・。ある意味では、彼に抱かれていても別に倫理的に問題は無かったような・・?(ケイコ本人が生理的にイヤでしょうけども)

和平交渉が始まれば作動する、暗殺用の仕掛けが組み込まれていた・・その一点だけが相違点であり、それは勿論困ったことですが、しかしその瞬間が訪れるまでは確かにオブライエンそのものだったであろう彼・・。TNG「新たなる息吹」でも考えさせられましたが、何をもってして、「本物」と「そうでないもの」を、「生きるべきもの」と「生きるべきではないもの」を分けるのか?

複製オブライエンにも、撃ち殺されて果てる・・という以外に、暗殺用の仕掛けだけ外して、それなりの残りの人生を送らせてやることは出来なかったのか?まぁ、彼がシスコ達とパラダ人の言うことを信じず、銃をおろさなかったゆえのあの結果・・彼自身の責任と言えば責任ですけども。

もし彼が素直に話を聞いて納得・投降し、暗殺用の仕掛けを外すことが出来てたとしても、本物のオブライエンとの共存は無理。ステーションから離れた、どこか遠くで暮らすしかなく、本物同様にケイコやモリーを愛している彼に、残りの人生を彼女達抜きで送れ・・というのも、酷なことだったでしょう。

TAS「変身!ベンドリア人の怪」で、愛するカーターの姿を写すことで、心までも写すようになったベンドリア人を、カーターそのものだといって受け入れたアンを思い出しましたが、でもあれも、本物のカーターがすでに亡くなっていたからこその結末とも言える・・。

ケイコの心の指定席に、座れる男は一人だけな以上、両方ともが本物の心をもっていても、どちらかが消え去るのは必然だった・・かくも愛は、厳しいものである(?)・・というか。
原題は「Armageddon Game」

長年戦争を続けてきたタラニ人とケルラン人の和解に伴い、遺伝子を破壊する最終兵器・ハーヴェスターの解体を依頼され、タラニの船に乗り込んだジュリアンとオブライエン。解体は無事すんだが、その直後に賊が侵入、解体にあたっていた人間を襲撃してきた。ジュリアンとオブライエンはからくも脱出したが、オブライエンがハーヴェスターを浴びてしまい・・。



賊との白兵戦で、ジュリアンをかばって活躍するオブライエン。さすが、実戦経験のある人は違うねぇ・・という感じ(オブライエンがいなきゃジュリアン死んでた訳で)

地上に逃れて、通信機を修理する間、恋愛&結婚について語り合うジュリオブ(省略形) やはり、オブライエンの「結婚以上の冒険なんてないのに。…結婚生活には落とし穴だの、罠だのが…一杯だ。ハハ…でも、それでも楽しい。二人一緒なら…」に尽きますよね、この回は。

その後の「確かに、DS9 への赴任が決まって、ケイコは不機嫌になった。…今でも、ケンカする。ハ…でもいいんだ。……乗り越えられる。…愛情があるからね」といい、本当、「ごちそうさま」というか。

妻・ケイコが、「事故録画記録」を見て、それに映ってたオブライエンが午後なのにコーヒーを飲んでる・・夜眠れなくなるから、午後にコーヒーは飲まない人なのに・・この記録はおかしい!!と見抜いて、事態の突破口を開いた・・オブライエンが結婚していたおかげでもってして、ジュリアンも助かった訳で。

んでまた、その、「オブライエンは午後にコーヒー飲まない」ってのが、実はケイコの思い違いだったっていうオチが最高(笑)

よく見てる・分かっているようでいて、実は結構思い違いをしていて、それでも・・いや、それでこそ?成り立っているのかもしれない、夫婦という関係の、奥深さというか不思議さというか・・。

「立って死にたい」というオブライエンがかっこいい~!!で、その直後、死を覚悟して見詰め合うジュリオブはいい感じでした。この回で決定的に友情が芽生えたのね。

平和のために、ハーヴェスターの知識を持つものを抹殺しようという極端なやり方に出たタラニとケルラン。その結果として、連邦に宣戦布告に等しい行為をした訳で、これまさしく本末転倒。「健康のためなら死んでもいい!」ってのと同じおかしさというか・・。

それにしてもジュリアンが、「僕を理解して欲しい」と日記をジャッジアに差し出していたとは・・(激笑) イタイタしいまでの自信過剰も、ここまでくると清清しいというか、かわいらしいというか・・。いい男だからかろうじてセーフ(←か?)ですけど、普通、どん引きしそうな。

そしてその日記を、ジャッジアが読んでなかったってのがまた・・(笑)
原題は「The Alternate」

DS9に、発見された当初のオドーを研究したモーラ博士がやってくる。他人から見れば「親子」のように思えるのだが、当の本人達同士には、わだかまりがあり・・。
 

モーラ博士を演じてる役者さんって、TNGの亡命ロミュラン士官(中尉ではなく、実は提督だった)と、おっさんアレキサンダーを演じた人なんですね。一番素顔に近いであろうモーラ博士より、ロミュランの提督の時の方がかっこよく見える・・。

それはともかく。オドーのことを想っているのに、彼(の能力・適応力・可能性)を信じきれず、手元に置こうと考えるモーラ博士が、子離れ出来てない親そのもの(そんな博士に反発するオドーは、思春期の息子そのもの)で、本当、傍で見てると「親子」以外の何物でもないやん、あんたら・・という感じなんですが、当の本人同士達には、それが分かってないんですよね・・。

オドーが反発する気持ちもよく分かるんですが(実験動物扱いされた・・という)、それでもやはり、人間社会で適応していくための最初の手ほどきをしてくれたこと、そして博士が博士なりにオドーのことを思っていることは間違いない・・ある程度、モーラ博士を認めるべきな訳で。そして博士ももっと、オドーを信じてあげて、彼の気持ちを汲んであげるべき・・。お互いがそのことに最後気付けて、良かったな・・と。

それにしてもガスのせいで暴走した姿を多くの部下に見られた訳で、今後のオドーの指導力に影響が出ないか、多少心配。まぁ、それをゆうならシスコやキラもおかしくなったことがありますから大丈夫か・・。

ジャッジアの一挙一投足に勝手にやきもきしてるジュリアンは、バカみたいですがかわいい・・(笑)

オブライエンの「うちのワイフが・・」もいい感じ。
原題はRivals。

クワークのバーで、身なりのいいご婦人の話を親切ごかしに聞いていた男を捕まえて、連行するオドー。その男はエル・オーリアン星人・・人の秘密を聞き出すのが得意な種族で、その特技を、エンタープライズのガイナンのように正しく活かしている者もいれば、この男、マータス・メイズーアのように、詐欺師として悪用している者もいるのである。さる星の老夫婦に訴えられていた彼は留置所にブチこまれるが、そこで、この上なくツイてない人生を送ってきた男から、妙な、ゲーム機のような機械を手に入れる。

一方、ラケットボールのコートを造ったオブライエンは、ジュリアンにこてんぱんにやっつけられ、すっかりムキになって打倒を誓うが・・。



マータスの開いた店にロムが引き抜かれた際の、クワークとのやりとり・・

クワーク「マータス、気をつけないとラチナムをくすねられるぞ」
ロム「くすねないよう! ま、ちょっとはね(小声)

この時のロムが最高です(笑)

ムキになったオブライエンがかわいかったですが、それにしても、彼の私服姿が数種出てきて、上半身裸のシーンまである(←誰も喜ばないでしょうが・・(笑))なんて、ある意味すごいというか何というか・・。

彼の、出陣前のケイコとのやりとりがいい感じでした。ジュリアンの方が若く、艦隊内の地位も高い訳ですが、こうして励ましてくれる人が身近にいて、プライベートに関してはオブライエンの方がずっと、恵まれてるよなぁ・・というか。

ジュリアンといえば、彼のミョーな服は何だったんでしょう・・?

マータスを演じてたのがクリス・サランドンとは全然、分かりませんでした・・(少なくとも出演作3作は見てるのに) つくづく、人の顔を覚えるのが苦手・・。

OPのご婦人・・アルシアのため息が、「話の相手」ではなく、「カモ」を連れ去られたゆえの・・だったんですね(笑) 原題のRivals(競争相手、商売敵)は、オブライエン⇔ジュリアン、クワーク⇔マータス・・だけではなく、暗にマータス⇔アルシアをも、指していた訳で・・(笑)

これといって深みも重みも何もない(断言)、他愛のない話ですが、オブライエンとジュリアンがかわいいので、よしとしましょう・・そういう感じ。

あと、チョイ役でしたが最後マータスの店からロムに連れられてクワークの店に戻る(ということは、ダボガールだったんですね)女の子が、キレイで、ひっとことも喋らないのが良かったです。
原題はSanctuary。

及び腰の政府のお役人を怒鳴りつけたり、懇意の音楽家がクワークの店で演奏が出来るよう取り計らったり、キラは今日もベイジョーのため、同胞のため、忙しくたち働いていた。そこへ、ワームホールを通過した船が現れる。危険な状態のその船から4人の異星人を転送で助け出すが、彼らの言葉はコンピュータが翻訳不能らしく、全く話が通じない・・。



移民がテーマの重く、苦い話。

4人の女リーダー・ハニークと、ドレスをめぐるちょっとした誤解を通じて、お互い同じセンスなんだと知って意気投合したキラ。しかし、ハニークが300万人のスクリーア人のリーダーとなり、その移住先に、連邦が選んだ肥沃な星ではなく、ベイジョーを希望したことで、その友情も壊れていく・・。

スクリーア人の聖なる書によれば、ケンタナ・・彼らの伝説の故郷は、宇宙の目(ワームホール)を抜けたところにあり、スクリーア人はその悲しみの星に喜びの種を蒔くであろう・・と記されているという。確かに地理的にも、「悲しみの星」という条件も、つい先ごろまでカーデシアに占領され、その痛手からいまだ立ち直れてはいないベイジョーは合う・・。

ハニークは、スクリーア人は農耕が得意なので、今ベイジョーが不毛の土地として見放し、誰も住んでいない地域に移住を認めてくれれば、そこで農業を成功させて自活していく・・と主張。

しかしベイジョー側は、300万人もの移民を受け入れる余裕はなく、もしスクリーア人の移住を認めて、彼らが農業に失敗したら、人道的にそれを見過ごす訳にはいかず、今でも不足している食糧を分け与えるしかない・・結果、ベイジョーもスクリーアも共倒れになる・・と主張し、断固受け入れを拒否。

ハニークはキラに何とかベイジョー政府の考えを変えてくれるよう頼むが、ベイジョー・・自分の星が一番大切なキラの考えは、政府のそれと同じであり、それを知ったハニークはキラに失望する・・。

結局、スクリーア人は連邦の選んだ星にいかざるを得なくなったが、増え過ぎた自分達に向けられる邪魔者意識を感じ取り、それに反発心を抱いていたハニークのひとり息子・チュマックは、混乱に乗じて船を奪い、友人達とベイジョーに向かう。しかし、その船はエンジンからエネルギー漏れを起こしていた・・。

スクリーア移民を断固受け入れない方針のベイジョーが出した迎撃機にチュマクの船は攻撃、結果迎撃機は反撃し、エネルギー漏れにフェイザーが引火して、チュマクの船はモニター上から消えていく・・。

ハニークが、最後見送りに来たキラに、「私達がベイジョーのお荷物になると思ったの?」と問い質し、それを肯定するキラ。

それに対するハニークの最後の言葉・・丸々引用させて貰いますが、「それはあなた方の大きな間違いだわ。とても残念。…私達が入植すれば、お互いに助け合えたかもしれない。…スクリーア人は農業が特技なのよ? 飢えに苦しむベイジョーを、私達の技術で救ってあげられたかもしれないのに。やってみなきゃわからないでしょ。50年に渡るカーデシアの支配が、あなた方を怯えさせ人を信じなくさせてる。…ほんとにお気の毒だと思う。……あなたの言う通りね。ベイジョーはケンタナじゃなかったわ」

最後のハニークの、「ベイジョーはケンタナじゃなかったわ」が重く、苦い・・。移民は受け入れられないと、キラ(ベイジョー)の方が「ベイジョーはケンタナではない」と言ってたのが、最後は逆に、そう言ってたスクリーア人自身が否定する・・ベイジョーは、我らの故郷・聖域と呼ぶには値しない星だったと見限り、切り捨てる、スクリーア人なりのしっぺ返し。

ベイジョーの言う通り、スクリーア移民を受け入れたらベイジョー人ともども共倒れになったかもしれないし、ハニークの言う通り、農業が得意なスクリーア人はベイジョー人とお互い助け合う存在となり、ベイジョーを飢えから救ったかもしれない・・。どっちだったのか、ベイジョーがトライしなかった以上、永久に分からないまま・・。

ハニークの言葉を信じて、可能性に賭ける・・それを出来るだけの、余裕・・経済的なものもですがそれ以上に、精神的な余裕が、今のベイジョーにはない・・そのことがただただ、悲しい・・。

カーデシアの罪・・占領の負の遺産は、こういう形でも尾をひいてるんだなぁ・・と。

勿論、自分がキラ(ベイジョー)の立場だったら・・共倒れのリスクを背負ってまで、自分の星にスクリーア人を受け入れることが出来たのか?と訊かれると・・返事に窮する訳ですが・・。

少なくとも共倒れはしない・・スクリーア人達は自活していけるであろう肥沃な星を移民先として見つけてあげただけ、連邦&ベイジョーは出来る限りのことをした訳ですけど・・。

ベイジョーが択びとることが出来なかった、「明るい未来」のひとつ。破滅という最低を択ばない為に、同時に、共存繁栄という未来をも、択べない・・捨てざるを得ない「現実」の厳しさ・・。
原題はSecond Sight。「千里眼」

妻ジェニファーの4度目の命日を過ぎたことに気付いたシスコは、夜のプロムナードで、フェナと名乗る魅力的な、しかし謎めいた女性と出会う・・。



ジェニファーを亡くしてから初めて、女性に心惹かれるシスコ・・つまり4年間まったくご無沙汰だった訳で(←カークだったらあり得ねぇよ!!) しかしそんなレア発情・・いや、恋情を、待っていた結末は・・。

恋をしていることをジェイクに見透かされたシスコが、「向こうも(パパのこと)好きなんでしょ?」と聞かれて、「多分、そう思う」と返事するシーン・・「Wow!!自信家ね!!(笑)」と次姉ともどもバカウケ。

テラフォーミングの権威で、これから死んだ恒星を生き返らすというセイエティク教授の妻ナデル。心理投影テレパスであり、離婚が許されない種族出身である彼女の、抑圧された感情の発露とでもいうべき「夢」・・「幻」が、フェナの正体・・。

妻を救う為、自分の死によって彼女を解放しようと恒星にシャトルで突っ込むセイエティク。それだけ愛していたのなら、彼女を精神的に抑圧しない、より良い夫たることは出来なかったのか?・・とも思いますが、現実に、彼は懸命にそうあろうとしていたのかもしれない・・。しかし、努力だけではどうしようもない部分もあった・・ということなんでしょうか・・。

生き返った恒星が放つ、煌々とした光が照らすプロメテウスのブリッジで、涙を流しながらはかなく消えていくフェナ・・。再生の光の中、幻とはいえシスコにとっては確かに「愛」であった存在が消えていく・・その対照的な切なさ。

故郷の星へ帰るという、フェナと全く同じ姿形、声・・しかし、彼女のことは何も憶えていないナデルをただ見送り、フェナと見つめた星々を、一人で眺めるシスコ・・(哀)
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
プロフィール
HN:
HP:
性別:
女性
職業:
OL
趣味:
映画鑑賞、お絵描き
ブログ内検索
最新TB
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
最新CM
[06/12 ルナ]
[06/01 pengo]
[05/30 曜]
[05/28 通りすがり]
[01/28 曜]
バーコード
忍者ブログ [PR]