原題のFamilyが示すとおり、ピカードをメインにウォーフ、ウェスリー、各々3組の家族が描かれるエピソード。
ジャン・リュックの甥レネは、父親(ロベール)の年のわりには幼いですね。結構年いってから出来た子?
義姉マリーのジャン・リュックへの心遣いは望みうる最上のものでしたが、それでもやはり、彼の本心を理解し、「答え」を導き出す手助けをしてやれるのは実兄ロベール・・なんですよねぇ。
ジャン・リュックが人前で泣く・・苦悩をもろだしにする・・これが出来る相手は親の亡くなった今、唯一の年長の家族であるロベールだけ。もう、彼しか「甘えられる」人はいないんだ・・と。考え方、生き方の違いで衝突することはあっても(お互い頑固者同士ですし・・って、どっかのヴァルカン人父子みたいですな・・)、こうして分かり合え、労わり合える、兄弟っていいよね・・と。
ウォーフの両親もいい感じでしたね。それにしてもまさかオブの父ちゃんが乗艦した時、エライことをやらかしていたとは・・(たしかに医療部は女の子が、それも美人が結構多かったような) ウォーフ父がエンジン見学のふりをしてこっそり息子の上官であるジョーディーから話を聞きだそうとする様は、面談か家庭訪問で先生に「うちの子どうでしょう?」と訊く親そのものでしたね。
ロジェンコ夫妻に初めて会った時、先にひとしきり喋ってから自己紹介するガイナンはなんだかラジオのDJのようでした(笑)
エンタープライズの見学希望者は大勢いそうですが、保安上の理由からまず、身元がしっかりしてないといけなさそう・・そういう意味ではクルーの家族は確かですし、クルーの慰安の意味もあって優先的に見学させて貰えるんでしょうね。
そしてジャック・クラッシャーが息子に遺していたメッセージ・・。初めてジャックを見ましたが、ウェスリーの髪の毛の色は父親譲り(という設定)っぽかったですね。あと声がジョーディーと同じだったような・・?予算の都合上仕方が無いのかもしれませんが、レギュラーと声が同じってのはちょっと・・。
でも、ジャックのメッセージ自体にはジ~ンときました・・彼のゆってた「(家族の)絆」こそが本作のテーマ・・ですよね。ピカード家やウォーフのロジェンコ家のように距離的に、そしてウェスリーのクラッシャー家のように死によって、お互い遠く分かたれてはいても、家族は家族、その絆・・想いは、断ち切られることはないのだ・・と。
ラストシーン、星を眺めるレネの姿に、銀英伝のラストシーンで星に向かって手を伸ばすフェリックス・ミッターマイヤーを思い出したり。オリオン座が見えて、日本と同じ北半球であることを実感。
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