原題はSarek。
サレック・・マーク・レナードも年とったというか、痩せたよなぁ・・と。TOSの頃、それなりにがっちりしていたあの人が・・(実際Unificationの後で亡くなってますし) 虚構の物語ではありますが、その中で描かれる「老い」(というテーマ)は、演じたマーク・レナードという俳優自身・・つまりは「現実」にも、確実に影響が及んでいた訳で(サレックのような、病によるメンタルの質低下はまだ、無かったでしょうけど)、なんというか・・深い、深いよなぁ・・と。老いの中で老いを演じ、そしてその先に忍び寄る死を、彼・・レナードはどう考え、どう受け止めていたのか・・。
やはりサレックがピカードの前で感情のコントロールおよびヴァルカンとしての尊厳を、失い果てた姿をさらすシーン(む、酷い・・)と、そのサレックの苦しみを、精神融合でもろに受け取ったピカードのシーンが印象的。その場で苦しんでいるのはピカードでも、それはもともと、サレックのものな訳で、こんな過酷な苦しみが続き、悪化こそすれ良くはならない・・死という形でしか、終わらない・・。かくも現実は無残・・。
それでも、精神融合でピカードがサレックから受け取ったのは苦しみだけではない・・病で混沌とはしていても、その奥の気高き精神・・そして何より、家族への想いを彼は受け取った訳で、そのことがせめてもの救いというか。
演奏会で、一人やけに老けた士官がいて驚きました。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
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