[PR] 浮気調査情報 スタートレックシリーズ感想ブログ(ネタバレ有) 忍者ブログ
[18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

原題は「Distant Voices」

30才の誕生日を迎えたジュリアンはガラックにプレゼントを貰うが、「これで中年の仲間入り・・」と、あまり楽しくない様子。

そんな不機嫌なジュリアンに、クワークを介して怪しい男が「記憶形状ジェルを手に入れたい」と話しかけてくるが、それは連邦では売買を禁じられている品。当然ジュリアンは断ったが、直後、医療室に戻るとその男が部屋を荒らしているのに遭遇、テレパシー攻撃を受けて昏倒してしまう・・。



スタトレ伝統(?)の老化ネタ。

技術が進歩してるんで、TOS時代に比べると本当、超リアルな爺さんになりますね・・。ただひとつ注文をつけるとしたら、体型(の細さ)がそのまま・・ってのが。もうちょっと太らして体型崩した方がよりリアルだったんではないかと(瑣末なことですが)

まぁ、一言で言うなら「30になったぐらいでガタガタぬかすな」ということか(笑) 特に、男の30なんてまだまだ・・女なら(私も通った道ですから・・)嘆くのも分かりますが・・。でも、通り過ぎた経験者から言わせて貰えば、年なんて本当、だんだんどうでもよくなってきますよ(←「女としてしそれはどうよ」と突っ込まれそうですが・・)

確かに太りやすくなったりシミができたり白髪が増えたり顔がたるんできたり(←・・・・)、いろいろ老化現象は表れてきて、それがイヤではない・・といえば嘘になりますけど、なんというか、ノホホンと流れに身を任せられるというか、動じなくなるというか・・。たとえば、昔大喧嘩した同僚と、今は上手く付き合っていけてたり・・そういう、メンタル面や人間関係において、昔よりは多少、成長できてる(←多分・・)ことを実感出来たりもしますし。

「年をとるのは確かにイヤなことではあるけど、イヤなことばかりでもない」・・そうとでも思わなきゃ、人生やっていけないというか(苦笑)

それにしても、前にクワーク警護の人が刺された時にも思いましたが、医療室、簡単に悪い奴に入られ過ぎ!今回はまぁ、犯人が非合法な手でセキュリティくぐり抜けたのかもしれませんが・・。
PR
原題は「Visionary」

プラズマコンジットの爆発で放射性物質を浴びたオブライエンは、タイムスリップで未来の自分に遭遇する。一方、DS9にはロミュランとクリンゴンという仇敵同士が同時に滞在することになり、なにやら不穏な雲行き・・。



「時をかける中年」・・(笑)

それにしてもこれまたエライネタバレ邦題ですな・・。今回は幸いにして邦題を事前に知らなかったので、乱闘→自分が死ぬ瞬間→死体安置→DS9爆破・・と、どんどん事態が悪化していく様にハラハラ出来ました。

そない、大傑作ってほどでもないですけど、結構よく出来てる話のような。オブライエンのタイムスリップの原因を作っていたのが実はロミュランのウォーバードで、その破壊工作を、オブライエンがタイムスリップでくい止める・・しかも、未来の自分と入れ替わる・・ってオチがいいですし、それ以外の小ネタ・・ニブチン過ぎるキラ(笑)や、ロミュラン士官に「嘘をついている」とツッコまれて、「どのあたりでしょう」・・暗に、嘘をついていることを認めてる(?)、いつもどおりの「喰えない奴」っぷりを発揮してるクワークもイイ感じ。

クワークの店で乱闘だ!って時に保安室から駆け出していくオドーの背中がかわいい・・。まだオドーとは面接してなかったであろうロミュラン士官ですら、話を聞いただけで「キラに気がある」と思った位、オドーのキラへの恋心は、報告書上ですらダダ漏れ(?)なのに、肝心のキラがそれに全く気付いていないってのが本当、もう・・。

オブライエン、未来の自分を起こす時に自分の名前「マイルズ」で呼びかける・・ってのも、妙な経験だったでしょうね。そりゃ、相手もマイルズなんですから当たり前っちゃー当たり前ですけど、でもなんとなく、「おい」とかだけで、名前を呼ぶのは抵抗ありそうな気が・・。
原題は「Prophet Motive」

DS9にグランドネーガス・ゼクがやってきた。彼はクワークの部屋を占領し、何かしら始めた模様。一方、連邦で一番権威のある医学賞・キャリントン賞の候補に、ジュリアンがノミネートされ・・。



グランドネーガスすらその本質を変えられてしまったワームホールの生命体を、見事説得してみせるクワーク・・まぁ、ネーガスが先に変えられてしまっていたからこそ成立した理論だった訳ですが。

もういっこの話のジュリアンの話もなぁ~。ジャッジアの行為は確かにおせっかいかもしれませんが、少なくともみんなの前では彼女の顔を立てて、もうちょっと嬉しそうな顔すりゃいいのに・・と思ったり。受賞スピーチを考えるくらい、内心自信はあったんですし。

という訳で、あんまし好きになれない話ですが、クワークとロムのやりとり、ロムもやはり、フェレンギ人のはしくれだ・・(笑)というオチとかはそこそこ、面白かったような。

ネーガスの従者も、フェレンギらしいご主人を愛してるのね・・。ネーガスのシャトルが、ちゃんと小柄なフェレンギ人仕様・・って芸の細かさ(?)は好きかも。

それにしても、ネーガスの慈善団体の事務所と化した元クワークの部屋にうじゃうじゃいたフェレンギ人は一体何処から・・クワークの店の従業員?

別にこの話に限った話題じゃないですけど、オドーの背中(からのショット)ってなんかキレイですよね・・。姿勢とプロポーションがいいんでしょうか。
原題は「Destiny」

カーデシアと協力して、ガンマ宇宙域に亜空間通信中継機を設置することになったDS9では、カーデシアの女性科学者の受け入れ準備をしていた。

中継機の設置に成功すれば、ワームホールを通しての交信が可能になり、ドミニオンの襲来に対してもいち早く警報が出せるのだが、シスコに面会を求めてきたベイジョーのヴェデク・ヤルカは「預言者からの警告で、カーデシア人を受け入れないよう。受け入れれば全てが破壊される」と言うのであった・・。 



シスコ=「選ばれし者」が、自分の判断を信じて動いた結果が、預言に沿っていた・・つまり、全てはDestiny・・「運命」だと、預言者=神の御心のうちだと?

でも、預言者が時の流れの外にいて、過去も未来も知っているのなら、預言が当たってても当たり前のような・・(むしろ、解釈の幅を与えてしまう、あいまいな表現すんなよ!とツッコミたい) その、「知っている」こと・・知り得る「レベル」にいることこそが偉大だと言うんでしょうけど・・。

何もかもが、さだめで決まってしまっているとしたら、考えて、迷って、あがいて・・そういう、人生の判断の全てに意味が無くなってしまう・・あまり、「運命」だなんて言葉、使って欲しくないですし、使いたくもないんですが・・。

勿論、全ては神の御心・・という解釈のもと、心の平安を得たり助け合ったり、そういう、信仰の・・利点というか美点は、素晴らしいとは思うんですが。

しかし、今回のヤルカのように、(カーデシア人への偏見ゆえに)解釈を誤まる場合もある・・解釈なんて人の数だけ・・いや、一人の人でも複数の解釈をする場合もあるでしょう。その、解釈の仕方こそが、その人の信仰そのもの・・というか。

いわば、宗教・信仰=(伝説・預言・聖書等々に対する)その人なりの「解釈」な訳で、だから、元はひとつの宗教でも、細かく何派とか分かれていってる・・。

そう考えると、何をもってして、ひとつの信仰(解釈)を正しいと判断するのか・・結局、その信仰(解釈)を正しいと出来るのは、その人自身しかない・・ということになってきますし。

つまりは、ヤルカのように自身の信仰(解釈)を、他者(シスコやキラ)に押し付けるのは間違い・・という話と受け取ればいいのか・・。

キラも、預言のヤルカ的解釈を信じるようになりつつも、ディファイアントでは、ブリッジの士官として守るべき、最低限ギリギリのラインは守って、結果、あの解釈をカーデシア人科学者達に押し付けることはしませんでしたし。

シスコやキラのように、自分自身が考えて、信じた信仰・解釈のもとの行動ならば、結果「運命」で片付けられたとしても、それは紛れも無くその人自身の意思が選び取った・・自力で切り開いた「運命」な訳ですし。

「運命」を手なずける・・とでも言えばいいのか、とにかくそういうニュアンスの原題なのかも。少なくとも、「全て決まってしまってるんだから、どうあがいても仕方が無い」「流れに身を任すしかない」というふうな意味合いには、とりたくない・・というか。

まぁ、預言云々はともかく。

オブライエンがよその女の人にこんなにモテる話は初めてなんじゃないでしょうか?(笑) しかも相手が、彼が戦闘で戦い、敬愛する上官の運命を狂わせたことから、長いこと苦手意識を持ってたカーデシア人。人生、生きてみないと分からない・・というか。

ジャッジアがディファイアントの指揮席に座るのは初めて?結構似合いますな(美人だから何してもサマになる)

オドーが、人間観察の手腕を発揮して、シスコに、自身の「拘り」に気付かせるシーンが、ささやかですがちょっと好きかも。基本的には上官⇔部下の関係ですけど、オドーは、独特なポジションの人間として、他の人は絶対、「司令官」に対して、気付けないような&言えないようなことを言ってあげられる・・ってのがいいよね・・と。
原題は「Heart of Stone」

カーデシア国境に近い植民地の視察を終え、シャトルで帰還中のキラとオドーは、リセピアンの船が、マキらしい船に攻撃を受けた旨を知る。さっそく追跡を開始した2人であったが・・。



オドーの、キラへの名前の由来の説明→愛の告白で、もぅ大盛り上がり↑でしたが、「・・・あれ?愛の告白は確か・・」と思ったら、キラが偽者=創設者だったとは。盛り下がり~↓

ついに言ってしまった・・と、へなへなとその場に座り込むオドー。その時のポーズがちょっと変(笑)

「少佐なら言わないようなことを言った」って・・。オドー、もっと自己評価あげろよ~!あんたみたいな「かわいい人」、めったにいないって!

ノーグが、シスコにラチナム包んでくるのもいいですよね(笑) 地球・・というか、連邦的感覚ではどうしても「賄賂じゃん!」って思ってしまいますけど、お金に重きを置くフェレンギの価値観においては、誠意の伝わる、真っ当なアプローチ・・なんでしょうね。

前回の話では、(あれでもセーブ・・我慢してたそうですが)フェレンギ的慣習を非フェレンギ女性に押し付けて印象サイアクだった彼も、今回では、自分で自分の人生を変える為、艦隊への道を掴みとろうとする姿がなかなか良かったです。

しかし艦隊に入れば女性上官の指揮下に入るのも当たり前のこと・・ちゃんと頭切り替えてやっていけるんでしょうかね?(まぁ、やっていけなければすぐ、振り落とされるだけですけど)

クワークやロムも、非フェレンギ女性にはそれなりの態度をとってるんですから、ノーグもそこら辺、学習しててもよさそうなもんですけど。

クワークは、ノーグが艦隊に入るなんて恥!と大反対ですが、結構、儲けの種になりそう・・歓迎してもよさそうなもんですが。

艦隊自体は儲けが目的の組織ではないですが、その組織内で、やはり予算→業者に外注といったように、規模に応じた大きなお金が動きそう・・。艦隊初=唯一のフェレンギ人が自分の身内となれば、クワークにとって、得になることこそあれど、損になることは決してないんじゃないかと。

他のフェレンギ人に荒らされていない艦隊という処女地に、甥っこを潜り込ませるメリットに、がめつい彼なら気付きそうなもんですけど・・(まぁ、気付いてくれない方がノーグの為か・・)
原題は「Life Support」

ジェイクは、彼氏と別れたという旧知の女の子と、食事の約束をする。そんな時プロムナードを、保安室から飛び出したオドーとオブライエン達が慌てて駆け抜けていった。

彼らが急行した先はエアロックで、ジュリアンと看護婦も待機していた。ベイジョーからの船が途中で事故に遭い、負傷者が出たという。プラズマ漏れのせいで怪我人を直接医療室に転送することも出来ず、中からカイ・ウィンと、もっとも重傷を負ったらしいヴェデク・バライルが助け出された・・。



バリバリネタバレ邦題のせいで、前からバライルが死ぬことは分かっていた訳ですが、やはりカイ・ウィンが殺すのか?でも、望み通りカイの地位についた以上、彼を消す必要はもう無いはず・・?と思ってましたが、なるほど、こういう形でしたか・・。

いつぞやの暗殺未遂のような直接的な形ではない、間接的な形にしろ、やはり、カイ・ウィンが彼の死の遠因には、なってた訳ですね・・。

そんな、ヤな女(でも、ベイジョーでは最高指導者)に、堂々と楯突くジュリアンがかっこよかった・・「あなたが言ったことを忘れませんよ」というカイ・ウィンに、「僕もですよ」と言い返すのが!

で、パーティーで落ち込む彼を、ジャッジアが励ますシーンもいい感じ。TNGのディアナ&データのような、姉弟的微笑ましさ。

バライルの気持ちを汲み、一度は不確実な延命である保存療法より、和平交渉に臨める脳移植に気丈にも同意したキラが、最後の最後ではやはり、延命を望んで涙を流すのが・・(泣)

残り3時間で脳の活動が停止する・・緩慢に、しかし確実に、死に向かって突き進む意識の戻らぬ恋人に、キラが語り続ける・・そして、カメラが段々ひいていく静謐なラストシーンは、悲しいながらも美しい・・。
原題は「Past Tense」

連邦の、ガンマ宇宙域に関するシンポジウムに招かれたシスコ達は、ディファイアントで地球に到着する。長話で有名な提督の会食の招きを嫌い、キラ・オドー・オブライエンは艦に残ったが、サンフランシスコに転送降下したはずのシスコ・ジュリアン・ジャッジアが、向こうで実体化していないことにオブライエンが気付く。

シスコとジュリアンは、銃を持った男達に起こされて連行されてしまう。一方、2人と少し離れたところで実体化したジャッジアは、好意的な態度の男性クリスに助けられる。そこはなんと、2024年のサンフランシスコ・・3人は347年も過去へと、時間を遡ってしまったのだ。 



冒頭、ディファイアントのブリッジからのシーン・・「地球か・・何もかも、懐かしい・・」とアテレコしたのは私だけではないはず。

それにしてもお約束とはいえ、司令部の主要面子ががん首揃えて、主力戦艦であるディファイアントで地球に出かけて、こんな時にドミニオンが攻めてきたらどうするんだよ・・と思ったり(ワープですぐ帰れるのかもしれませんが・・)

しかしまぁ、同じ過去にタイムスリップする話でも、TNGとは全く違う、現実の人間社会の、厳しく醜い部分をしっかり描くのがDS9らしいというか。

クリスに親切にして貰うジャッジア・・つくづく、美人は得だねぇ・・という感じでしたが、ああすることで、下層社会に無関心な上層社会を描いた訳で。

で、彼女とは逆に、下層社会・・保護区域の中に放り込まれ、大きく世の中を変えることとなるベル暴動まであと数日であることに気付くシスコとジュリアン。大勢死ぬと分かっていても、歴史を変える訳にはいかない・・何もできない2人。

しかし、ならず者=ゴーストのB.C.達に殴られていた2人を助けようとして、ベル暴動で人質の命を守り抜いた死んだベルが、B.C.に刺されて暴動前に死んでしまい、歴史が変わってしまう・・未来の、ディファイアントのいる世界も、すっかり変わってしまう・・。

制服を交換し、当時の、ラフな格好になったシスコとジュリアン。特にジュリアンが似合ってましたね~。少し不精ひげがのびて、暗いビルの中でウェブと話ししてる時が特に、かっこよかったです。

どうしようもない奴だったB.C.も、最後ダニーに帽子をあげたりで、ちょっといい奴っぷりを発揮してたのがよかったですが、その直後撃ち殺され・・。まぁ、B.C.はベルを刺し殺してましたから仕方が無い気もしますが、妻子もいて、真面目に、真っ当な手段(デモ)で保護区域を変えようとしていたウェブも同様に撃ち殺されたのが本当に気の毒。

「奪われたディファイアント」のトム同様、大きな事件には必ず、首謀者が落とし前をつけなければいけないんでしょうけど、いきなり命までとらなくても・・。「人質が死んだ」ってデマ、流した奴誰だよ!というか、ウェブ達も、ネットで定期的に人質の無事な姿を流せば良かったのに。そうすれば、そんなデマは打ち消せて、知事も世論を恐れ、人質を危険にさらす州兵突入という強硬手段に出るのに、もう少し時間をかけたんじゃないかと思うんですが。まぁ、お国柄的に、人質が生きていようとも、ある程度経てば強硬突入したでしょうけども。

ウェブ、いわば巻き込まれて、シスコに指名されて代表になっただけなのに・・。助かったとしても、「ベル」としては死んだことにして、いずれ未来へ帰るシスコがひとりで代表・・フロントにたてばよかったのに・・とも思ったり。まぁ、パッセンジャーなシスコではなく、あくまで当事者・・保護区域で実際に苦しんでいるウェブだからこそ、その苦境を伝えられた・・って面もあったのかもしれませんが。

一番ぐっときたのは、人質の女性職員と、ジュリアンのやりとり。「あなたのせいでこうなったんじゃない」と慰めるジュリアンに、「みんな自分にそう言い聞かせている、だから何も変わらない」という彼女。そう、社会の問題点や他者の苦境・・そういったものに、自分は関係ない・・っていう、ひとりひとりの無関心こそが、最大の罪・・なんですよね。

同様に、最後、全ての事態を解決し、ディファイアントに戻ったシスコとジュリアンの会話も。「戻ってから21世紀について調べていて、どうしても分からないことがある。どうしてあんなになるまで放っておいたんでしょう」というジュリアンに、「私にも分からないが、そこを考えるべきなんだ」というシスコ。

ナチスの台頭→ユダヤ人虐殺とかのひどい歴史も、何故、そんなひどい事態になるまで誰も止められなかったんだ・・と思えますが、それを許容した人達が、確かにいた訳で。

「なんでそうなるまでに止められなかった?」 過去に学ぶべきことは多いですし、学ばなければ、やがてまた同じ過ちを、人類はきっと繰り返す・・。
原題は「Fascination」

マルタと別れることになり落ち込むジェイクを、シスコは、また新しい出会いがある・・ベイジョーの感謝祭のパーティーで、運命の相手に出会うかもしれないと励ます。

久しぶりにベイジョーからステーションに帰ってきたケイコ。その船に同乗していたのは、ラクサナ・トロイであった。 



わ!またラクサナでたよ!と思いましたが、吹き替えの声優さんが違ってて違和感~!なんでDS9はこうしょっちゅう声優さん変えるんでしょうね。何かしら仕方が無い事情があったのかもしれませんが・・。

無意識のうち・・図らずしてトラブルメーカーとなるあたりが彼女らしいというか・・(笑) まぁ、笑って流せる(?)お祭りの日でよかったね・・というか。オドーの秘めたる恋心に気付き、キラを待つのに疲れたら私を呼んで・・と言うのが、いい感じ。

「ラクサナに接触し、かつ潜在的な恋愛感情を抱いていたものが影響を受けた」・・なんか結構、分かるような・・って組み合わせが多かったですよね。特にバライル。

バライルが、影響受ける前にジャッジアのことを「打ち解け難い」と言ってましたけど、嫌い嫌いも好きのうち?というか、好きなのに嫌いって言っちゃうケースってあるじゃないですか。それだけ気にかけてる・・というか。ジャッジアの美貌には、男ならほとんどが気をひかれるはず・・その気持ちに、無意識のうちに「打ち解け難い」という札(レッテル)を貼ることで、封じていたのかな・・と。

ジュリアンとキラは、演者同士がマジカップルだからこそ(?)の猛烈ないちゃつきっぷり・・オドーが医療室までジュリアンを迎えに行った時、「最後までイっちゃってるじゃ・・」と、視聴者は皆、心配したのでは・・?(ベッドのある場所なだけに・・)

ちなみにこの回の監督はシスコ役のブルックスさんとのことで、ジャッジア=テリー・ファレルに抱きついて貰える役得なシーンを作ったのは監督権限かっ!?(笑)←いや、まぁ、脚本の時点で決まってたことでしょうけど・・。

喧嘩もしちゃうけど、ちゃんとお互い反省して、譲歩してみせる・・ケイコのために辞表まで書いてみせるオブライエンと、彼のために赤いタイトなドレスを着るケイコが、いい感じ・・ほんま、ええ夫婦やあんたら。スタトレベストカップル投票があったら絶対あんたらにいれたるよ!

そういえば冒頭のオブライエンとジュリアンは完全にタメ口で、すっかり仲良くなったのね・・と微笑ましかったり。
原題は「Defiant」

過労気味のキラは、ジュリアンに休養をとるよう連れていかれたクワークの店で、感じのいい艦隊士官に声をかけられる。それはなんとエンタープライズのライカー中佐で、彼もまた、ドクターからの休養命令で休暇をとって、ライサに行く途中だという。

すっかり意気投合し、キラの案内でDS9各所を見学していたライカーであったが、ディファイアントに乗り込みキラのコードで艦を起動して貰うと、突然彼女をフェイザーで撃った!



ジュリアンとキラは、役柄上ではあまりからむ方ではないですが、実生活では子供までつくった仲な訳で、冒頭の会話シーンとか見ると、「この頃はどこまで進行していたんだろう・・」とか、気になります。

私室に独りきりにすれば見張れないから・・なんでしょうけど、それにしても休養=クワークの店って、まるでジュリアンはクワークからなんぼかマージン貰ってるみたいですね(笑)

シスコと同じ階級だから・・ってんでしょうけど、吹き替えでライカーを「司令官」と呼ぶのは違和感あり×2でした。「中佐」でええやん!

で、事前にネタバレ地雷を踏んでしまっていて、ウィルではなくトムだと知ってたんですが、それにしても・・。

自分にとっての思い出の品は、君にとっても持つ権利がある・・と、大事な楽器をトムに渡したウィルが、今回の事件を、そしてその後のトムの処遇を知ったら、心を痛めるだろうなぁ・・と思うにつけ・・。

勿論、ウィルが責任を感じる必要はない・・ウィルへの対抗心(だけでも無かったかもしれませんが)で、こんなふうな道と結果を、選び取ったのはあくまでもトム自身の責任な訳ですけど・・それでもやはり、ねぇ。「俺の存在が、お前を苦しませたのか?道を誤まらせたのか?」と思うだろうなぁ・・と。そして、彼と一時的にしろ深い仲になったディアナも、ウィルからその存在を知らされていたであろうカイル(父)も。

ディアナとは別れましたし、多分、カイルとは(トムと名乗るようになってから)会ってもいないと思いますが、それでも、何かしら自分の身に起これば、悲しんでくれる人・・既存の友達は全部、ウィルにもっていかれたとしても(←考えたら結構キツいよな)、少なくとも3人は、そういう人がいたことを、トムは思い至ることが出来なかったのか・・。

でも、こういう誤まった道を選んでも、二つに分かたれるまでは確かに彼(トム)もウィル・ライカーだっただけあって、キラやマキの部下にみせる思いやり・心遣いに、根本的には優しい、いい人なんだよなぁ・・ってのがにじみでてて、それがまた、余計に悲しい・・。彼も確かに、「優秀な、優しいライカー」なのに、何故、道を誤まった・・やはり、同じ人間が2人いる・・しかも、数年分、キャリアに差をつけられている・・というのは、相当なプレッシャーだったのか・・。正攻法では縮められない差を、ウィルとは違う、マキという道で埋めようとしたのか・・。

よく考えたらトムは、ピカードの指揮下で薫陶されてないんでしたね。その違い・・差が、こういう形で出てしまった・・ということか。

「ライカー」という人間が、もともと持っているのかもしれない、ちょっと危なっかしい側面・・ヒロイズム的傾向というか。それが、(ウィルへの対抗心が手伝って)拙い形で発露してしまったのが、今回のトムのケース・・ということ?

で、そんなトムの命を救うため、デュカットに粘り強く交渉するシスコが頼もしかったというか。終身刑で強制労働はかなりキツいですが、体力のあるトムなら当分もちそう・・生きてさえいれば、捕虜交換的な合法、もしくは非合法、どっちにしろ助け出す機会はある訳で(←でも、そんなエピソードが描かれることはないんでしょうね・・)

しかし、彼もカーデシアの基地を壊滅させてるんですから、基地勤務者を大勢殺している・・遺族からすれば、死刑にならないなんて!と納得いきかねるでしょうね。犯した罪を思えば、これから一生、強制労働というのも、妥当なのかもしれない・・(強制労働そのものより、女色を絶たざるを得ないことの方が彼にはキツかったりして・・)

全面戦争で多くの命が失われるのを防ごうと、命懸けでディファイアントを止めようとしたキラが、勇気あるよなぁ~と。怪我を治療してくれたマキの人にお礼言ってたのも感じよかったですし。

トムは彼女を騙して利用した訳ですが、それでも双方、多少は通じ合うもの、惹かれ合うものを感じていたのも確かなんでしょう。ゆえに、一瞬の別れの挨拶が切ない・・。

そして、カーデシアの内部闘争。中央司令部とオブシディアンオーダーの確執が結果、シスコにデュカットとの取引材料を提供する・・ってのが面白い。デュカットは500年もこれで上手くやってきた・・と言ってましたが、本当かよ!同じ国・・味方の中に、敵がいるという状況。一番恐ろしいのは、現実でもそういう状況が往々にしてある・・ということでしょうか。

物理的に爆撃できないぐらい遠い世界とは戦争できませんが、国境を接してる隣の国とは、そして毎日顔を突き合わせている同胞とは、憎んで疑って、殺しあう機会は無限にある・・近いから・・近いからこそ、結果傷付けあってしまう、人間の悲しさというか。勿論、近くにいるからこそ愛し合い、敬い合うことも出来る訳ですが・・。
原題は「Meridian」

クワークのビジネスの相手である、異星人ティロン・・感じの悪い金持ちに懸想されたキラは、彼を追っ払う口実として、たまたま同席していたオドーを恋人だと言い張り、オドーもとまどいながら口裏を合わせる。結果ティロンは引き下がり、キラはオドーに礼を言って立ち去るが、オドーは・・。

一方、ディファイアントでガンマ宇宙域を探査中のシスコ達は、何もない空間にいきなり惑星が現れるという現象に遭遇し・・。



恋人のふりをした後、オドーに友情以上のものは感じていないキラは、オドーのおかげでイヤな奴を追っ払えた・・と清清しい気持ちで去って行く訳ですが、オドーの方は複雑そうな表情・・。天下のニブチン可変種君も、やっとこさ、キラへの好意を自覚し始めたか?という感じで、面白いシーンでしたね。

で、現実のキラは手に入れられない・・と悟ったティロン(ちなみに役者はウェイユンの人だそうで)が、金にあかせて、ホロスィートにキラのプログラムを作れ!とクワークに依頼、ホロ嫌いのキラを、どうやって撮影してデータを得るか、クワークがあの手この手を考える訳ですが・・。

キラ、前回のデュカットといい、モテモテですね。気の強い美女がお好みのようです、皆さん。最後のオチ(顔がクワーク)は読めてしまいましたが、なかなか面白かったような。

で、もう一方の、次元移動惑星メリディアンの筋な訳ですが。恋におちたディラールのため、艦隊の仲間と「60年の別離」を覚悟してまでメリディアンに残ろうとしたジャッジアが、結局うまく次元移動出来ず独り取り残され、船室で、落ち込む自分自身を「たった60年よ・・」と励まそうとする、一連のシーンは切なくてよかったんですが・・。

ただなんというか、ディラールとジャッジアがいきなり恋に落ちすぎ・・というか。勿論、1話で別のパートと半分こしか時間がないんですから、じっくり描くわけにもいかなかったでしょうけど、唐突な印象を拭えず、ゆえにちょっと、感情移入し難かったかな・・という気も。

ディラールがジャッジアに恋をするのはよく分かる・・あの美しさ+才気+明るい性格、そりゃ一瞬で魅了されますがな・・と納得なんですが、ジャッジアがディラールに恋をする理由がよく分からない・・(単に好みの問題かもしれませんが、そない、ディラール役の人が魅力的に見えなかったんで)

ちなみにこの回の監督はジョナサン・フレイクス(=ライカー)だそうで。
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。 ●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。 ●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
プロフィール
HN:
HP:
性別:
女性
職業:
OL
趣味:
映画鑑賞、お絵描き
ブログ内検索
最新TB
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[06/12 ルナ]
[06/01 pengo]
[05/30 曜]
[05/28 通りすがり]
[01/28 曜]
バーコード
忍者ブログ [PR]