原題はTHE STARSHIP TRAP。
要人護送中のエンタープライズに接近してきたクリンゴン艦。ここ最近、クリンゴンでは航宙艦の消失が続いていると言う奴さんは、宇宙連邦の新兵器の仕業ではないかと疑っていたが、実はその消失事件は連邦側でも起こっていたことが明らかになり・・。
この前読んだTOS小説「惑星パトリアの抗争」よりは面白かったです。「パトリア~」では、エンタープライズ面子は外交的に難しい状況に立たされたりはしましたが、自身達はそれほど、危機的状況には陥っていなかったのが、本作では(毎度のことですが)SF的な全滅の危機に遭う・・そう、「外交上マズい」では生温い・・「全滅の危機」ぐらいじゃないとハラハラのスタート地点にすら立てないんですよね(笑)
長編のお話のような、深遠なテーマor人間ドラマ・・ってのは無いですけど、ほどよくテレビ本編1~2話程度でおさまりそうな内容・・適度なSF的クライシス。あと、「パトリア~」ではいまいち感情移入し難かったゲスト美女キャラ(お約束)、本作ではなかなか良かったので。最初はいけすかない女なんですけど、ある時点でオットコマエな決断を下し、その後エンタープライズのクルーと本当の意味で仲間となり、力をあわせて危機に立ち向かっていく・・。
「ファースト・ミッション」のカークもそうでしたが、自分(+仲間)の生命をかけてでも、下すべき判断を下す様は、オットコマエ・・凛々しいです。現実において、そういう生命をかけざるを得ない状況にはめったに遭遇するもんじゃないですし遭遇したくもないですけど・・。はたしてそうなった時、下すべき判断を下せる「勇気」を、自分は持ち合わすことが出来るのか?問いかけてくるというか。取り違えではない、本当の意味の「勇気」。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
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