原題はThe Infinite Vulcan。
植物人間の星で調査を開始した上陸班。しかし凶暴な肉食獣に襲われ、平和を望む植物人間に武器を使えない状態にされているため、スポックをさらわれてしまいます。植物人間の話によれば、昔この星にやってきた支配者ケニクリアス様が、彼をご所望とのこと(←絶句) しかし、大事なクルーを諦める訳にはいかないカークは、いったんエンタープライズに戻って態勢を整えた後、スポック救出作戦を開始します。
さらわれたスポック(姫)を、カーク(王子)達が救けに行く・・どこのヒロイックファンタジーだよ!(照)と思いましたが、この話書いたのって、チェコフ役のウォルター・ケーニッグなんですね。
ケニクリアスは、大昔に行方不明になった科学者のクローン(?)で、まだ宇宙が戦争ばかりだと思っている・・そんな宇宙を平和にするため、強大な人間が必要と思い、その材料としてスポックをさらった訳ですが、「変な目的で攫われたんじゃないか」と一瞬曲解しかねない・・ある意味、「アニメのスタッフ、よく分かってるぢゃん」と、ミョーに感心させられる、そんな話だったというか・・。
それにしても最後、ケニクリアスの作った巨大スポックは、元のオリジナルスポックと精神を分け合った上で、繁殖が出来なくなった植物人間達を救うという使命をはたすため、ケニクリアスの元に残る・・それでいいのかよ、お前?とも思ったり。カーク(達)が、宇宙探検が、恋しくなったらどうするんだよ・・。とはいえ、でか過ぎて物理的にエンタープライズに乗れないんですけどね・・。
こういう風に、クローンにも生きる道を残す話を見るにつけ、TNGの「新たなる息吹」(Up the Long Ladder)で、ライカーとポラスキーがクローンを殺してしまうのがつくづく惜しい・・。
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