原題はRightful Heir。
クライマックスでデータがウォーフに言った、「信念が論理に勝ったんだ」でしたか、あの一言がもぅ・・!ただの機械にしか過ぎないと言われても、一生「人間」にはなれない・・そう知ってはいても、自分にはもっと、出来ることがあるはずだ・・と、可能性を信じ、信念を貫き通して生きてきたデータ。本当にもぅ、下手な人間以上に人間だよ君は・・。
若いクリンゴン達を導いたことがきっかけで、自分の信仰に迷いが生まれ、聖地に旅立つウォーフも、かわいい人。俗な欲望、自身のキャリア、そういうことより、彼の中では信仰の方が大事な訳で、復活したカーレスに「来世は?」と問いかけたりする辺りなんてもぅ、ピュアな中学生かっちゅーの!ってかわいらしさでしたね。ジャッジアの気持ちが、今分かるというか。
最後、カーレスが、「(オリジナルの)カーレスの言葉は、彼の存在自体より重要だ」とか言ってて、宗教ってまさにそうだよな・・と。
信念を持ち、それを貫き通すことは確かに大事。ただ、データのような個人レベルの「信念」は清清しいですし、たとえそれが間違ったものでも、その影響の及ぼすところはたかがしれてますが、宗教レベルの「信念」となると、一歩誤まれば「異教(徒)を滅ぼせ」とか、民族・国家レベルでエライことにもなりかねない訳で・・。
宗教に対して、皆が皆、アレルギーをもってるとまでは言わないにしろ、何かしらの信仰をもって生きている人の数が、アメリカのそれよりは圧倒的に少ないであろう日本では、なんかちょっと、複雑な気持ちにさせられる物語・・というか。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
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