原題は「Waltz」
オドー役のレネさん監督作。
前の、ジヤルを亡くした回では「壊れ行く男」といった感じだったデュカットが、今回では、治ったかと見せかけて、実はすっかり「壊れ切った男」と化していた訳ですが・・。
デュカットの頭の中の妄想を、実際にキラ・ウェイユン・ダマール役の役者さん各々が演じる、舞台演劇っぽい演出(デュカットの妄想のキラが怖い・・。ナナ・ビジターは本当、悪女演技がハマる女優さんですね)
演出といえば、「援けが来た」と思いきや、全然別件だったというひっかけな演出が、「羊たちの沈黙」っぽかったり。
人として壊れた敵役と、それに気付きながら、怪我をして身動きとれない主人公・・って設定は「ミザリー」っぽいですし、とにかくあまり、普段のスタトレらしからぬ雰囲気の話ですよね。
そしてこれが、DS9のラストスパート(?)開始を告げる回でもあり。こんな暗くて怖い話が「それ」って辺りがDS9らしいというか・・。視聴者の好みは相当にわかれただろうな・・と。
それにしてもデュカット。キラも一瞬ほだされかけた?ことがありましたし(←ジヤル救出のくだり)、妻やジヤルの母も彼を愛した・・それなりに魅力的な面もある男でしたが、なんというか、自分の非を絶対に認めない男でもあった訳で。
自分の人生が思い通り上手くいかなかったのは、何もかもが、ベイジョー人、中央司令部、シスコ・・等々の、自分ではない「誰か」のせい。
それが致命的だったんでしょうかね。人生、上手く回ってる時はそれでもやっていけたんでしょうけど、挫折し、転落し始めると、終わりのない責任転嫁で、他者に対する憎悪にも、切りがなくなる・・と。
オドー役のレネさん監督作。
前の、ジヤルを亡くした回では「壊れ行く男」といった感じだったデュカットが、今回では、治ったかと見せかけて、実はすっかり「壊れ切った男」と化していた訳ですが・・。
デュカットの頭の中の妄想を、実際にキラ・ウェイユン・ダマール役の役者さん各々が演じる、舞台演劇っぽい演出(デュカットの妄想のキラが怖い・・。ナナ・ビジターは本当、悪女演技がハマる女優さんですね)
演出といえば、「援けが来た」と思いきや、全然別件だったというひっかけな演出が、「羊たちの沈黙」っぽかったり。
人として壊れた敵役と、それに気付きながら、怪我をして身動きとれない主人公・・って設定は「ミザリー」っぽいですし、とにかくあまり、普段のスタトレらしからぬ雰囲気の話ですよね。
そしてこれが、DS9のラストスパート(?)開始を告げる回でもあり。こんな暗くて怖い話が「それ」って辺りがDS9らしいというか・・。視聴者の好みは相当にわかれただろうな・・と。
それにしてもデュカット。キラも一瞬ほだされかけた?ことがありましたし(←ジヤル救出のくだり)、妻やジヤルの母も彼を愛した・・それなりに魅力的な面もある男でしたが、なんというか、自分の非を絶対に認めない男でもあった訳で。
自分の人生が思い通り上手くいかなかったのは、何もかもが、ベイジョー人、中央司令部、シスコ・・等々の、自分ではない「誰か」のせい。
それが致命的だったんでしょうかね。人生、上手く回ってる時はそれでもやっていけたんでしょうけど、挫折し、転落し始めると、終わりのない責任転嫁で、他者に対する憎悪にも、切りがなくなる・・と。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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