原題はThe Loss。
テレパシー能力をなくして取り乱し、周囲にあたり散らしてしまうディアナ。普段、人の心を読んで先手先手で周囲を気遣ってる人なだけにそのギャップにびっくりするというか。もちろん、普通の人間にすれば五感(のどれか)をなくすに等しいとのことで、苦しい・・辛いのはよく分かりますけど。
ライカーの優しさにウッとくる・・2人の間の絆の深さを思い知らされます。そういえばこの前の話でも、「(息子の)母親は君じゃないのか?」でしたし。
原題はFinal Mission。
アカデミーに欠員が出たとのことで急遽、ウェスリーの途中入学が認められた訳ですが、その欠員が出た理由って一体?とふと思ったり。そりゃ、厳しそうですから途中でついていけなくなって脱落、病気、家の都合、そして死亡・・いろいろありそうですけど。それにしてもピカードの「カール・ゴッチ」発言に「えぇっ?」とひっくり返りそうになった旨は多そうな・・。
砂漠(?)で頭に布を巻くピカードはアラビアのロレンス風。似合ってましたね。
原題はFuture Imperfect。邦題思いっきりネタバレしてますね・・。スーパー!ドラマTV版の画面上の表示が原題だけで良かった・・。
まだまだこれから話が続く以上、「16年経った」ってのは最初から現実ではない・・というのは視聴者皆分かる・・ホログラム?幻覚?・・といろいろ考えるであろうなかで、(ネタフリがあった以上)一番予想され易い「ロミュランの陰謀ホログラム」。いったんその通りかと思わせといて、さらにその後に本当のオチがあった訳ですが(たしかにちゃっちい基地やとは思いましたけど)
あの、「ジャン・リュック」兼「イーサン」(本名聞き取れなかった・・)の子役が可愛かったですね。たしかにライカーなら息子にジャン・リュックと名づけかねないような。自分はもっと幼い頃にやってた危険の伴うスポーツを、息子がやったら怒るというのも、いかにも「親」らしくて微笑ましい。
そして、意外な形でミヌレット再登場。「ジャズ酒場の女」か「良妻賢母」かでかなり感じは違いましたが、とにかくキャラを一回限りで終わらせず、こういう形で活かしてくるってのは上手いですね。
異星人の少年の望んだ虚像の世界ではありましたが、その中で親の愛を求めた彼の寂しさ、そして彼を息子として愛そうとしたライカーの優しさ、双方に嘘は無かった訳で。
原題はWORLD WITHOUT END。
強力な磁場に遭遇したエンタープライズはその付近で小惑星並みの大きさの航宙船を発見する。カーク自ら上陸班を率いて転送降下するも、中の生命体・・自称チャタリア人はこれが航宙船であることも知らず、かつ、外に宇宙空間が広がっているという事実すら受け入れようとはせず、上陸班を拘禁してしまう・・。
それなりに面白くないこともないですけど、ややいまいちな方に分類してしまうかも。(毎度のことながら)結構エライ事態になってしまう訳ですが、クライマックスのオチ・・事態の収拾のつけ方が、あっさりというか拍子抜け。「え、それで決着?」みたいな。
今回の「おいしいで賞」はスコット&ウーラ・・特にスコット。ここまで彼の見せ場・・かっこいい独壇場がある話ってのも珍しいのでは?
以下、ネタバレ感想です。
原題はReunion。
アレキサンダーがいきなり結構大きくなって登場。両親がホロデッキで彼を作成(・・・・)してからそんなに年月経ってないような気がするんですが、物語的には結構経ってることになってるんですね(もしくはクリンゴンは成長が早い?) ウォーフがケーラーに「俺の子か?」と愚問を発しないで良かった・・。
愛し合いながらも、自分の不名誉を負わせたくないと契りの儀式(結婚)を途中で止めたケーラーを憎きデュラスに殺されたウォーフが、「ケーラーは俺の妻だった!」とデュラスを殺し復讐を果たす。クリンゴン的には復讐は正当な、かつベーシックな権利・・たとえパターク(とされているウォーフ)であろうとも、それは認められるんですね。
ウォーフが、最初からケーラーにデュラスとの確執を話しておけば、彼女が不用意に記録にアクセスしてデュラスに殺されることも無かったでしょうに。勿論、機密で話せなかったってのはよく分かりますけど、彼女は連邦大使で、なによりウォーフにとっては(儀式こそ未だだったとはいえ)妻=家族も同然だったんですから。弟カーンが知っていることなら、彼女も知っていてよかったんではないかと。愛するがゆえの「巻き込みたくない」という気持ちが結果、彼女を死に至らしめたのかと思うと本当、ウォーフがかわいそう・・(彼の、「そこそこモテるんだけど女性がらみは不幸ばっか人生」は、この瞬間から始まったのかーっ!!)
そしてアレキサンダーも、まだまだ母親に甘えたいさかりでしょうにかわいそうに・・。この後ロジェンコ夫妻に預けられ、でもやっぱりウォーフが恋しいとエンタープライズに帰ってくる・・じゃあロジェンコ夫妻とはうまくいかなかったのかと思いきや、DS9で青年期の彼は寝ぼけて「おばあちゃん・・」と言ってた・・それなりになついてたんだな・・と安心。
早くマートクの時代になって欲しいものです、クリンゴン。
原題はWhere No Man Has Gone Before。
パイロット版ということでいろいろ違うところがある訳ですが、やはりマッコイがいないのが痛恨・・なんですかあのじーさん医者は?まだあれならパイク船長版のドクターボイスの方がいいですね。マッコイ・・いなくて改めてその存在の稀有さ加減を知る・・というか。カークやスポックより老練で、それでいてまだまだアッチの方も現役の色気、そして何より、毒舌&チャーミングな人柄・・お茶目キングがいないとTOS、さびしいですわ~。
スポックもパイロット版メイクで男前が台無し(?)ですし。こころなしかカークまで老けてみえるような・・(坊主憎けりゃ袈裟まで?) ゲストキャラの女性心理学者は綺麗ですが。
とてつもない超能力を得てしまった親友ゲイリー・ミッチェルを、カーク一体どうやって始末つけんのか?・・と思って見てましたが、結局「仲間割れ」を起こさせた訳ですか・・。既にして名物(?)のカーク説教・・いや説得が登場する訳ですね。それにしても、まさに文字通り「墓穴を掘った」ゲイリー・・。
前述のじーさん医者が経口でカーク達に薬を飲ませているのを見て、「まだこの時はハイポが設定されてないんだな」と。なんか、じーさんが直接触った薬を飲まされるカークにプチ同情。
原題はLegacy。思わず「車?」とベタな反応を示した我々(お約束だNE!) 意味は「遺産」なんですね。
ターシャを失った後悔の念と、彼女によせていた信頼、親しみ・・そういったものを妹であるイシャーラに重ね合わせて信じた結果、裏切られた・・危うく武力行使の片棒担がされかけたエンタープライズ面子。苦い思いをしましたが、それでも人を信じることを止める訳にはいかない・・。
また、イシャーラが単純に悪い女と割り切れないのも切ない訳で。15年その世界で生きていれば、外から見ればどんなに最悪なものでも、彼女にとって「全て」・・。ターシャと一緒に星を出ていれば、また違った人生を歩めた可能性もあったんでしょうけど。
裏切ってはしまいましたが、エンタープライズでの彼女が全く嘘ばっかりだった訳ではない・・データに感じた「友情」はおそらく真実であったであろうに、転送室で、「信じて貰えないでしょうけど」と言わざるを得ない彼女も、そしてそれに答えてあげることは出来ない・・「転送」としか言えないデータも、2人とも可哀想・・。裏切らざるを得なかった方か、裏切られた方か(もしくは「ふった方か、ふられた方か」)どちらが辛いんでしょうねぇ・・というか。
組織を裏切ってエンタープライズに亡命してしまえばよかったのに・・と思うんですが、やはり15年を捧げた組織・・「生き方」を、今更変えることは出来なかった・・あんな酷い星でも「故郷」、粗暴な連中でも「仲間」ということか・・。
原題はRemember Me。
クルーがどんどん・・愛する一人息子すらも消えていく恐怖。それにおののきながらも敢然と立ち向かい、正しい答えにたどり着くビバリーがさすが科学者(医者も、広義においてはそうですよね?)という感じ。伊達に第4位の指揮権持ってないわね、貴女。
で、その消えていくという展開は怖くて面白かったんですけど、ただ、原因がまた(←「進化の刻印」)ウェスリーのミスってのがなんだかなぁ~と。実験はもうちょっと慎重に行いましょうや、少尉。
邦題が安直・・。
原題はThe Galileo Seven。
危機に陥り、とことん理論的に行動しようとするスポックに、感情的になって反発する他のクルー。たしかに途中からはスポックの理論もあのゴリラ的(?)異星人には通用しませんでしたが、少なくとも生き残る為にすべきことをしていましたし、その一方で、たとえ敵であろうともむやみに命を奪うべきではない・・ってのも正論な訳で(スポックのことを好きな)視聴者的には彼を応援・・勿論、自分があの、独りで見張りに残されて結果死んだクルーだとしたらイヤですけど。
いつか詳しい報告を読むであろう彼の遺族は、スポックを恨むんでしょうか?異星人を威嚇ではなく、積極的に撃ち殺すべきだったと責めるのでしょうか?前述の通り、敵だからといってむやみに命は奪ってはいけない訳ですし、その時現場の最高責任者であったスポックが「威嚇で充分」と判断した・・(結果、そうならなかったとはいえ)彼にはそう判断するだけの何らかの論理的根拠があり、そして何より、威嚇ではなく最初からむやみやたらに撃ち殺していたら、もっと悪い結果になった可能性もある(大集団で襲ってこられて離陸できなかったかも)・・それでもやはり、撃ち殺していたらあのクルーは死なずにすんだという可能性だって勿論ある訳で・・。全てはif・・可能性の問題。全滅しててもおかしくなかったあの状況で、2人失いながらも5人帰還できただけでもめっけもんなんでしょうけど、それにしても最後のブリッジのシーンでの大爆笑はないだろう・・という気が(連中捜索にいってさらに1人死んでるんですから) スポックの強情っぷりは確かにかわいいですけど。
最後の最後のどたんばで山っ気を出した(笑)・・イチかバチかの賭けに出たスポックを、船内に煙が出てきて、もう死を覚悟したであろうマッコイが、「人間的になったな」と微笑みながら呟くシーンがいいですよね。若い女性クルーのように死の恐怖に取り乱すことなく、愛する口喧嘩友達が最期に見せた「人間らしさ」を好ましく思いながら笑う・・さすがよねぇ・・と。
原題はThe Enemy Within。
この前の40時間でやってたベストエピソードの中の、未見の話(その1)をやっとこさ見ました。
シャトナーの悪人演技が結構ハマッているような。勿論、メイクや照明の助力もある訳ですが、やはり役者っちゅうんはたいしたもんやねぇ~と。
善と邪悪と区別はしても、善側には決断力がない・・2つとも両方兼ね備えてはじめて一人前の人間・・両方必要なんだと、邪悪側を単純に断罪しないのが面白かったです。
邪悪カークも、ジャニスを手篭めにしようとしたりその他の部下を襲ったり、散々酷いことはしますが、最後追い詰められて「殺さないでくれ」でしたか、「自分」が消えることに対する恐怖に、生存本能に、突き動かされているのだと分かると、ちょっと同情してしまう・・。そんな彼を優しく抱きしめる善カーク・・「君は私なんだ」
修理後の転送機の動物実験で動物が死に、それは知性のない動物ゆえのショック死・・知性のある人間であるカークなら大丈夫なはず・・と、転送機自体はちゃんと直ってると主張するスポックと、転送機自体に問題がある可能性を示唆するマッコイ。惑星上では上陸班が凍死しかけており、じっくり時間をかけて検証している暇はない・・というくだりで、マッコイがスポックの意見に反対して「君(カーク)の方が大事だ」・・じょ、上陸班4人の命より、カークの命の方が大事ですかー(まぁ、そりゃ親友ですもんな)と、さりげない愛の告白(←?)にちょっとびっくり。
最後、スポックがジャニスを「偽者も面白かっただろう?」とからかうのがなんか新鮮。でも確かに、いつもあれ(邪悪)じゃ困りますけど、少なくともカークを本気で好きだという部下の女性がいるとしたら(ジャニスはそこまで本気じゃないでしょうけど)、部下には絶対手を出さないと決めているはず(その代わり、部下でない女性には手ぇ出しまくりですが・・)のカークが、意識を自分(部下女性)に向けてくれる・・「欲望」に忠実になってくれる・・ってのはちょっと、うれしいことかもしれません(それでもやはり、あのやり方は困りますけども)
ジャニスは絵が趣味なんでしょうか?テレビではたいしてその人柄も描かれないままフェードアウトしていった彼女ですが、小説だと、不幸な少女時代ゆえに乗艦当初、異常にビクビクしていたり、それなりにいろいろな面が描かれていて興味深かったり。
しかしそれにしてもこの話の最大のツッコミどころは、上陸班を収容するのに「転送機使えないならシャトル使えよ!」ですよね・・。何かしらシャトルを使えない事情があったのかもしれませんが、少なくとも台詞やナレーションでそれに関する説明は無かったような・・。エンタープライズ自体には惑星降下(大気圏突入)+着陸の能力が無いんでしょうかね(確かに少なくとも着陸能力は無さそうですな、あのフォルムでは)
後日もれ聞いたところによると、この話当時、まだシャトルが設定されていなかった?とか。
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