原題はThe Corbomite Maneuver。
これは先にノベライズで読んでて話を知ってましたが、やはりこうして映像で見るとまた違った面白さが。特に、医務室で体力テスト(?)受けてたカークが、非常事態で慌てて上半身裸で(一応、肩に服羽織ってますけど)出て行って、そのまま艦内うろつくのが・・(笑) 艦内で一番偉い人ですから許されるんでしょうけど、あれ普通だったらNGですよね・・。
結構好エピソードですよね。カークのブラフ(はったり)、その後の、たとえ敵(と思える存在)でも助けようとする姿勢、ベイリーの嫌味なボヤキに辛辣なカエシをするスポック、未熟なベイリーに対する、カークとマッコイの姿勢の対比、自分達の命の期限時間を、律儀に秒読みするカトウ(笑)、全エネルギーが使えない中で、携帯のフェイザーだったかでコーヒーを淹れてくる、肝の据わった(?)ジェニー。ベイリーもちゃんと、成長をみせますし。
あんな非常事態にジェニー、コーヒー淹れてくるなんて・・という意見もあるようですが、私は、あんな時だからこそ、コーヒーで皆をリフレッシュ(?)というか、自分で出来る限りのことをしようとした彼女の姿勢に好感なんですが。←もってきたタイミングを厳密に覚えていないんですが(また、ノベライズで確認するつもり)、まだ危機が去ってない(と思われていた)頃だとしたら余計に、どうせ死ぬなら、最後に美味いコーヒー飲んでから死ぬ方がマシですし(笑)
同様に、あんな非常事態だからこそ、冷静に秒読みが出来るカトウ(の精神構造)も好きだなぁ~と。
誘導光線から逃れようとする時に艦が揺れて、通路のクルーが右に左にエライことになるシーンが結構、笑えます。この非常事態に何故、のこのこ通路をうろついてるんですか、あなた達は(笑)・・と。←艦がどれだけ揺れてるか示すのに必要な演出な訳ですが。
今までいろんなところで写真を見かけたけど謎だった子供&EDでよく見かけた目の釣りあがった宇宙人が、ベイロック(とその人形)だった・・積年の謎がとけてすっきりしました。
原題はDagger of the Mind。
上陸班に専門家を寄越せ・・といったら、現れたのが昔ちょっかいかけた女だったというのがカークらしくて(笑)
で、その、専門家・ヘレンが、最初はなんかいけすかない女に感じられたのが、精神中和装置で、何か暗示を・・という時に、昔のカークとの思い出を「あの時もし・・」と持ち出すのが、女らしくてかわいい・・。そして、その後意外な大活躍!独りで電気をショートさせ、しかも襲ってきた職員を高電圧の方へ蹴りとばしてやっつける!(あの職員死んだでしょうから、本人後味は悪いでしょうけど)
その後、彼女と再会を果たしたカークが、(彼女を愛してる・・という暗示をかけられていたせいで)キスをしてる最中に助けにきたスポックの表情が・・(笑)
原題はFrame of Mind。
どれが現実で、どれが妄想なのか分からなくなってくる、イーッとなる話ですが、ライカー・・というかジョナサン・フレイクスの演技は好きかも。
TOSの時もそうでしたが、劇中劇・・物語の中で物語を演じられると、「あぁ、この人達本当は艦隊の士官じゃなくて本職の役者さん達なんだよなぁ」と現実に立ち返ってしまう・・。なので、シラける・・とまで言わないにしろ、ちょっと複雑な気分になるんですが、でもまぁ、「(TVではなく)舞台での演技はこんな感じなのかな」と思えるのは愉しいかも。
最後、ライカーが舞台のセットを自分で壊す・・ってのもいいオチのような。←手つきが荒っぽいのがまた・・(笑) ただ、2ヶ月経ってるはずなのに何故、セットが残ってたのかが謎。副長が行方不明という一大事に、まさか艦長の代役でロングランを続けていた訳はないでしょうし。
原題はThe Chase。
相手が先に裏切ったとはいえ、ちゃっかりカーデシアを出し抜くピカード(達)は結構したたか(笑)
Tapestry(運命の分かれ道)でもそうでしたが、過去があるから今がある・・過去を断ち切ることは出来ない・・だから、過去を知ることには意味がある・・。
「人類皆兄弟」というお話・・ひとつの、ちっぽけな星の中でさえ、人種や民族の違いやらでやいやいいがみ合って殺しあう現状を思うにつけ、気が重くなりますが・・。
そういえばここ最近のディアナは青制服姿・・ジェリコ艦長の影響なんでしょうか?ってかそもそも、最初からこの服着るべきではあったんでしょうけど。
美人ですから何着ても似合いますし、結構この姿に「カウンセラー、青制服似合う~」「あの制服姿で叱責してくれ~」と、身悶えてる(?)彼女のファンはいそうな・・。勿論、胸の谷間が見えた昔の服を懐かしんで涙ぐむ(?)向きもいそうですが・・。
原題はLessons。邦題・・ちょっとこっ恥ずかしいというか、陳腐・・。
バッシュの時もそうでしたが、ピカードはちょっと強引(よく言えば「積極的」)で気の強い女性が好きですね~。
やはり、職場(?)恋愛は難しい・・特に、片割れがその艦の最高指揮官とあっては。お互いだけでなく、周囲まで気ぃ遣いますもんねぇ。
指揮官として、たとえ愛する人であっても、部下である以上は危険な任務の命令を下さなければいけないピカード、そしてその命令を守ったことで自分が死ねば、ピカードが苦しむだろう・・と、(自分のことより)彼の気持ちを思い遣ったダレン少佐・・(泣)
愛し合っているのに、お互いのためには離れて生きるしかない二人が切ない・・切な過ぎる!
カターンでの記憶は、ピカードの中でとても大事な、暖かな思い出であると同時に、自分ひとりだけがあの家族から取り残されたという、埋め難い孤独感をも、植えつけているんですね・・。
新たに見つけた、その孤独を埋めてくれるであろう人とも別れざるを得ず・・また、前を向いて独りで歩いて行くピカード・・。
見終わって次姉が一言・・「男はつらいよ ピカ次郎」・・。
ピカードの、「エンタープライズひとりぼっち」な奮闘っぷりにドッキドキ。しかもいつもと違う私服&乗馬ブーツ姿が新鮮(特にブーツがかっこいいんですよね) 生身の格闘シーンも多くてかっこよかったです。特に最初にトゥヴォック役のティム・ラスが演じてたテロリスト(「盗賊団」というべき?)とやりあうくだり。
それにしても、あれは一瞬トゥヴォック自身なのかと思って(この頃からして潜入捜査してたのか・・と)ややこしかったというか・・。よくよく見ればヴァルカンメイクしてませんでしたし、次姉が「ヴァルカンなら生身の戦闘で地球人(ピカード)勝たれへんで」・・確かに。
よく分からないのが、理髪師モットを名乗ったピカードを、あの、仲間ですらあとであっさり殺す非情な女リーダーがなぜすぐ殺さなかったのか?ということ。
あと、数年かけた綿密な計画なら、せめて狙う艦の艦長の顔ぐらいは知っとけよ(ロミュランやクリンゴンも知ってる有名人やぞ)・・と思ったり。
ピカードが身分をあかさず一介の理髪師のふりをしたのはさすがというか。「鬼平」で、敵に捕まった時、老中の娘だとは明かさなかった三冬を思い出したり。
あのおっそろしいビームに、ピカードもぎりぎりまで追い詰められた訳ですから、気絶して倒れてただけの他のテロリストも全員死んだ(バーラウンジまで来てた女部下は微妙なとこですが・・多分死んでますよね)・・自業自得とはいえ、後味の悪い事件ですこと。
後味が悪い・・といえば、ハッチも殉職?(布かけられてましたよね?生きてたら、ビバリーが手当てしてたでしょうし)で、いたらいたらでうっとおしい人とはいえ、気の毒な。
艦隊の中の方まで入り込まれた結構な大事件・・ひと昔まえなら、「艦隊も警戒してるはずやから、こんな事件起こせないよ~」と言えたかもしれませんが、同時多発テロでそうとは言えなくなった・・「想像し得ること」は「起こり得る」・・。
後編は昔見たことがあったんですが、前編は初見。なるほど、こういう形でジュリアン(とモーン)がTNGに出てたんですね。データに医者らしい観点で興味をもつジュリアンがかわいい・・ってか若い!
それにしてもジュリアン、データがらみで論文を発表したら、絶対それを読むであろうマドックス中佐から、「私のデータに手ぇ出しやがって!」(注:データは誰のものでもありません)と、嫉妬に狂った念波(?)を送られそうな・・。
とうとう、夢まで見るようになったデータ。艦長の助言でインスパイアされて絵を描きまくってましたが、あれって(売る訳ないでしょうけど)売るとしたら高値つきそうですね~。「アンドロイドの描いた絵!欲しい!」という好事家(?)は大勢いそうな。
原題はFace of the Enemy。
あの地下組織の男がディアナを選んだのは、自分が嘘を言ってない・・真剣なんだってのを分かって貰えるから・・ってことなんでしょうけど、それにしても危険な賭け・・ディアナは期待に応えてくれましたけど。
ウォーバードの女性艦長、話の上では敵役でしたけど、結構いい軍人でしたよね。エンタープライズ撃墜しようとしたことだけがアレですけども。
ウォーバードの作戦室(?)がブリッジと直結・・しきりも何も無かったのが変でしたが・・(会議、クルーに丸聞こえぢゃん!)
地下組織の男、命をかけて仲間を亡命させた訳ですけど、それでもやはり、あの貨物船を撃墜して18人殺したのは事実・・。騙すつもりだったとはいえ、それだけで死に値する罪とは言えないでしょうし。そう考えると結構、後味の悪い話ではあるというか。「大義の為なら、何してもいい」ってもんじゃないでしょう?と。勿論、あそこで貨物&ディアナを転送させていれば、彼らは皆、無事では済まされなかった訳ですが・・。もうちょっと信用のおける人物を仲介役に出来なかったのか・・まぁ、そう贅沢は言えないでしょうけど。
敵艦からの通信にロミュラン人に整形したディアナが映るというあり得ない事態にも、ボロを出さずに冷静に対処するピカードはさすがというか。
原題はAquiel。
ミステリ仕立てで、あんまりスタトレ・・というか、TNGらしからぬ話だったような。
基地で捜査中のウォーフを、切り取った金属板の下から撮ったショットで、私と次姉のアフレコ(+それに対するツッコミ)大会開始・・私「うぉ、足はまった!俺の切り取った穴や!」次姉「アホか!」私「クリンゴンの痕跡探知・・俺のかっ!」次姉「アホか!」・・ごめん、ウォーフ、真面目な君は、ボケの対象になり易い・・。
普段しょっちゅう、こういうアホなボケ&ツッコミをやりながら見ています・・。なので、スタトレは「誰かと見るもの」という感覚が強い・・たまに独りで見てるとミョーな感じ。
それにしてもジョーディーが本編中で女性と最後までいくというのも珍しい。
邦題は直球過ぎていまいちですが、原題も、あの女性士官のファーストネーム・・いまいち、必然性を感じないネーミングのような。他に適当な題が思いつかなかったのでしょうか?
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