原題はDark Page。
ディアナの姉のことは知識としては知っていましたが、語られる話を見たのは初めて。
ラクサナの心象風景に(予算の都合上仕方ないんでしょうけど)エンタープライズの通路のセットを使用・・ここに住んでる訳でもないのに・・と、言うだけ野暮ですが・・。
あの金髪少女は子役時代のキルスティン・ダンスト(スパイダーマンのMJと言えば一番分かり易いか)が演じてたんですね。意外な人が出演してますね。
いつも明るいラクサナにも、無理から蓋をしていた辛い過去があった訳で・・。クライマックスは彼女の気持ちにシンクロ・・ちょっと泣きそうになりました(←母子ものに弱い)
これがおそらく、彼女のTNGにおけるラストエピソードなんでしょうね。こういう「あがり」らしい話があるといかにも最終シーズンといった感じで、既に最終話は昔に見てますけども、やはりあらためて一抹の寂しさを感じるというか・・。まぁ、ラクサナに関してはDS9でも出てきますけどね(笑)
ラクサナの夫=ディアナの父が、視覚的に登場したのは初めて。予想ではもうちょっと、シュッとした感じ(←?)の男前か思てたので意外・・。母の心の中の幻でしかない・・と分かっていても、「父」に会えて、それでも別れを告げなければいけなかったディアナの気持ちが・・(泣)
原題はPhantasms。
昔見た話ですが感想書いてなかったので。
下っ端ちゃんに好かれて、無下にも扱えず困るジョーディーに、「私から言ってあげようか?」というデータ(と、慌てて止めるジョーディー)が・・(笑)
提督達のパーティーを、6年連続でなんとか逃げ続けて、そして今回もまんまと逃げおおせたピカード(笑) 退屈だと知ってる以上、それ以前には出たことがあるんでしょうけど。
データからスポットを預かってくれと頼まれて嫌そうなウォーフ。くしゃみしてたということは猫アレルギーなんでしょうかね。TOSの時代からして、おおむね、クリンゴンと毛むくじゃらでかわいい生き物とは相性が悪いようで・・(笑)
ディアナケーキも不味そうですが、最後に出てくるデータケーキもこれまた、キッツイ感じが・・。日本人だったらあれ、寿司で表現したいところ。黒い部分は海苔で、制服の黄色い部分は玉子で。
それにしても、なんでも形から入る(入らざるを得ない)データ(例:ポーカーの時のバイザー等)が、寝る時にそれらしい格好(パジャマ)をしないのが不思議。制服のまま寝るのは人間らしくない・・と誰か指摘してやらないんでしょうかね。
原題はGambit。
荒くれ者の集う酒場でそれらしく消息を尋ねるためとはいえ、「支払いを済ませず逃げた男」や「妹をはらませて逃げた男」にさせられたピカードが・・(笑)
ピカードが死んだと思って取り乱すライカー&ディアナ。特にライカーの取り乱しっぷりが印象的。
自身も辛くても、カウンセラーとして、ライカーに「艦長」の自覚を促し、クルー全体のことを考えるように諭すディアナに対して、あんな大人気ない態度をとるなんて・・とびっくり(すぐ反省して謝ってましたけど) それだけ、ライカーの中でピカードは大きな存在・・ある意味、実の父親以上なんでしょうね。
いつもは分からずやな人が多いお偉いさんが、今回はライカーに裁量を任せ、エンタープライズにピカード殺害犯を探させてくれたのはよかったですね。
傭兵?に捕まってからの、ライカーの髪ぼさぼさ具合がかわいい・・。
あのゲストキャラのクリンゴンのでかさにはびっくり。元バスケットの選手か何かなんでしょうかね・・?
死んだはずのピカードが、傭兵(というか、「宙賊」?)ルックで乗り込んできても、思わず「艦長!」とかゆったりしないのが、エンタープライズクルーのえらいところというか。
最後の、ピカードの言いつけ通りにライカーを営倉に連行しようとする、ジョークの通じないデータ(の表情)が怖過ぎです(笑)
原題はInterface。
幼い頃に母親を亡くしたプレイボーイ・・ライカーは光源氏か?と思ったり(笑)
「まさかそれが最後になるなんて」・・そう、人との別れは思わぬ形で突然やってくる・・なるべく後悔のないようにしたいものですが、なかなか。
まだ生きている未知の生命体を救うためだったので仕方がないとはいえ、あの科学船の遺族は遺体を回収して貰えなくて残念でしたでしょうね。しかもその、生命体のせいで死んだとなればなおさら。
ジョーディーは人道的には正しいことをした訳ですが、遺族からは責められるかもしれませんね・・。
明らかに命令不服従の罪を犯したので、記録に記されることになったジョーディー。(将来の為に)彼の履歴にこんなことで傷をつけるな・・という感想も見かけましたが、艦隊士官である前に、一人間として、ラ・フォージ家の一員として、それが例え命令違反であっても「やらざるを得ない」こと・・ってのはあるはず。前の、ブルー(ヒュー)に対する「残ってもいいんだぞ」でしたか。友達として、「言わざるを得ない」一言と同様に。
悔いを残した形での母親との別れ・・幻相手にでも、「別れ」を言えてよかったと言うジョーディーの気持ちを思うにつけ・・(泣)
原題はLiaisons。
途中から「『ミザリー』か?」と思いましたが、実験だったんですねぇ。イエール人・・彼らには、男女の区別はなさそうですけど、とにかく地球人的感覚からすると「男性」な大使と、(ホログラム?で美女に見せかけてあったとはいえ)チューしたことに後で気付いて、はたしてピカードの気持ちは・・(笑)
あの実験、ライカーが被験者だったら、据え膳食わぬは男の恥とばかりに、アンナを美味しく頂いてしまおうとして、あわててアンナ=大使は、「ちょ、ちょっとまった~!」と、実験を止めざるを得なくなってたりして・・(笑) まぁ、さすがのライカーもあの状況ではそこまでしないか、いや、でも・・。
それにしてもあの筋書きのモデルとなった2人は結局どうなったのか?それが気になります。
あと、ウォーフ相手に怒りの実験を行っていた大使が、ウォーフの最初の一撃で致命傷を負っていたらどうすんだよ・・と思ったり。
原題はDescent。
この話は昔見ましたが感想を書いてなかったので。
最後、ローアを分解してエモーションチップを取り出した・・せっかくなら、マドックス中佐に分解させてあげればよかったのに・・と思ったり。あの人に任せれば感謝感激でおしっこちびりかねない・・いや、とにかく喜んだでしょうに。まぁ分解してからの分析・研究は任せるのかもしれませんが。
長年の夢だった「感情」を得ることより、友人のジョーディーを傷付けてしまうことへの「危惧」を優先させ、エモーションチップを撃とうとしたデータ・・そしてそれをやめさせ、可能性を残させたジョーディー・・美しい友情に乾杯・・な気分。
超フェイズシールド・・あの、亡くなったフェレンギの科学者(+誰にも信用されていなかった、彼の研究を見出したビバリー)のおかげでもってして、今回のエンタープライズは助かった訳ですね。遺族には本当、ラチナムか何か贈ったれよ・・という気も(遺体傷つけた詫びも込めて)
指揮をとるビバリーのもと、有能さを示した新人かわいこちゃんがよかったです。バーナード大尉(でしたか)はなんか、ガイコツのような顔(笑)
原題はRightful Heir。
クライマックスでデータがウォーフに言った、「信念が論理に勝ったんだ」でしたか、あの一言がもぅ・・!ただの機械にしか過ぎないと言われても、一生「人間」にはなれない・・そう知ってはいても、自分にはもっと、出来ることがあるはずだ・・と、可能性を信じ、信念を貫き通して生きてきたデータ。本当にもぅ、下手な人間以上に人間だよ君は・・。
若いクリンゴン達を導いたことがきっかけで、自分の信仰に迷いが生まれ、聖地に旅立つウォーフも、かわいい人。俗な欲望、自身のキャリア、そういうことより、彼の中では信仰の方が大事な訳で、復活したカーレスに「来世は?」と問いかけたりする辺りなんてもぅ、ピュアな中学生かっちゅーの!ってかわいらしさでしたね。ジャッジアの気持ちが、今分かるというか。
最後、カーレスが、「(オリジナルの)カーレスの言葉は、彼の存在自体より重要だ」とか言ってて、宗教ってまさにそうだよな・・と。
信念を持ち、それを貫き通すことは確かに大事。ただ、データのような個人レベルの「信念」は清清しいですし、たとえそれが間違ったものでも、その影響の及ぼすところはたかがしれてますが、宗教レベルの「信念」となると、一歩誤まれば「異教(徒)を滅ぼせ」とか、民族・国家レベルでエライことにもなりかねない訳で・・。
宗教に対して、皆が皆、アレルギーをもってるとまでは言わないにしろ、何かしらの信仰をもって生きている人の数が、アメリカのそれよりは圧倒的に少ないであろう日本では、なんかちょっと、複雑な気持ちにさせられる物語・・というか。
原題はTimescape。
TNG版の「惑星スカロスの高速人間(Wink of an Eye)」ですね。
やはりあの、止まっちゃった人間って絵ヅラは不気味かつ、面白い・・。どうしても、「トイレで止まっちゃった人もいるんだろうな・・」とか、下世話なことを考えてしまいます・・。
時間酔いでおかしくなるピカードも見物。
ディアナの、エロ科学者からのセクハラな共同研究提案の話を「受けたんですか?」と訊くデータも・・(笑)
どう見ても、「ロミュランに攻撃されてるやろ!」としか思えない状況だったライカーやビバリーが、実は違っていた・・紛らわしいっつーの(笑)
冒頭、おでこにひっかき傷を作って治療を受けるライカー・・どう考えても、「女との痴話喧嘩でひっかかれたんやろう(断言)」と思いましたが、実はスポットだったとは(笑) 最後、データの部屋を訪れた際の、スポットを警戒する様子も笑えます。
原題はSuspicions。
自分の信念・・正しいと思うところを突き進むビバリー。そこが彼女の、長所であると同時に最大の短所でもあるんでしょうね。今回の事件、やはりフェレンギの科学者レーガの遺体を、遺族の意向に逆らい検死してしまったことが最大の問題な訳ですが。
最後、ビバリーが事件の謎を解き、結果、レーガの実験は成功していた・・彼は、認めて欲しいと願った通りの、立派な科学者だったと立証したことで、差し引き、遺族からも許して貰えるんでしょうけど。
しかし、検死しても何も得ることが無かったけど、結果、事件は解決出来た・・つまりは検死しなくても解決出来ていたかも・・な訳で、そう考えるとやはり、あれはマズかったよな、ビバリー・・というか。
彼女自身は、自分のしたことで責任をとる(医療部長解任→離船)覚悟は出来ていた訳ですが、ピカードが、そしてその他大勢のクルーが、医療部長としての自分に寄せていた信頼を(離船しなければならない状況に自ら陥ったことで結果)裏切った、そのことは事実。勿論、いくら優秀な医者でも、神でも何でもないただの人間である彼女に、常に正しい道筋を選びとれ・・というのは酷なことではありますが。
あの、犯人の学者が、遺体安置装置の中に入れられていて、ほいほい逃げ出してシャトルに乗り込めたのもなんだかな~という気が(誰か気付けよ) そして彼と一対一で対峙したビバリーの意外な強さも(笑) まぁ、操舵席にいた分だけ有利だった訳ですが。しかし犯人が問答無用で、話しかけもせずビバリーを撃ってたら・・ってか、何故そうしなかったのか?生かしとく必要もなかったでしょうに。
という訳で、なんかあんまし好きになれない話ではありますが、すべての事情を知った上で、ビバリー・・医者の目を見事だまし、彼女の「お尻を蹴っ飛ばした」・・励まして解決へ向かわせた、ガイナン(の手腕)には感心。さすがよね・・と。
原題はCourt Martial。
フィニーのコンピューターへの細工が、よくチェスのプログラミングまで及んでましたね。そうでなければスポックも気付かず、カークは破滅していた訳で・・。
最初はカークに恨み言を言ってたフィニーの娘が、途中から態度を改めカークに謝る・・あ、あんな子供まで、女なら誰でも虜にしてしまう、カーク恐るべし(笑)!というか。
あんないい子を娘にもちながら、結果的に裏切って苦しめた・・どんないい弁護士がついても有罪は免れなさそうな罪を犯したフィニーに本当、腹が立つというか。逆恨みもほどほどにしなさいよ・・と。ってかそもそも人事部も、カークの船に配属するなよな・・。お互い気ぃ悪い・・一緒にいて、いいことは何も起こらないであろうに。
同期達に疑われて白い目で見られるカークがかわいそう・・。でも、そんな目にあっても、上官に妥協案・・落ち度を認めて丸く収めるよう勧められても、自分の信念を曲げない・・断固戦うことを選ぶのが男らしくてかっこいいです。
普通この手の話の検察官ってヤな奴が多いなか、それがカーク昔なじみの女性で、職務上厳しく戦うけど、個人的にはカークのことを想っていて有能な弁護士を呼んでくれたり、またその弁護士が、カークが本好きになるきっかけを与えたりで、フィニー(と、カークを信じてくれない同期達)以外、基本的にいい人ばっかりなのも、この話の後味のよさに繋がってるような。
なんだかものすごい無茶な論法(だったような・・)で、「カーク=正しい!」と主張するスポック(笑) その、カークへの心酔っぷりがかわいいです。
フィニーの艦への細工をカークが直そうとするシーンは、どう見ても適当に管ひっこ抜いてるようにしか見えないのがアレですが・・(笑)
最後、「しがない大尉」と大佐のキスシーン・・ブリッジで、すぐ隣に保安部員の兄ちゃんたってるやないですか(笑)
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