原題は「Living Witness」
現在進行形かと思われた、コーレンとドクター(のバックアップ)のやりとりも実は、過去のシミュレーション映像だった・・というオチが上手い。トゥヴォック役ティム・ラスの初監督作だとか。
トゥヴォックといえば、間違いだらけのシミュレーションの中の、わっるいVOY面子(役者さんは楽しそうですけど)の中で一番、凶悪な感じが(笑) あの笑顔が怖い・・。ドクターが、仲間がそんな「輩」に描かれてることに「彼らはゴロツキじゃないぞ!」とNGを出しつつも、パリスだけは肯定気味なのが笑えます。
今現実の教科書問題とか、いろいろ考えさせられる話・・昔、子供の頃読んだ歴史学習漫画の蘇我三代(馬子・蝦夷・入鹿)、分かり易い悪人顔で描かれてましたけど、あくまで大化の改新で中大兄皇子=天皇家側が政権を奪取して、その系統がまがりなりにも続いてきたその結果、「逆賊」扱いでああ描かれる訳であって、本当に彼らがあんな顔をしてたと分かってる訳ではない・・まさに「勝てば官軍」、もし蘇我が政権を天皇家から完全に奪い、蘇我家の系統が正統の統治者・・というのが代々続いていれば、悪人顔で描かれたのは中大兄皇子達の方だったんでしょうし。
そういう意味では、「歴史」と名のついたものには、それを編纂した者の意図・・意志が、良かれ悪しかれ、多かれ少なかれ、含まれてる訳で。「歴史」と「客観的事実」、この2つの言葉をそう易々とイコールで結んではいけない・・というか。
子供向け歴史学習漫画は、単に社会の成績に貢献するだけでなく、ある意味「反面教師」というか、その表現でもってして、社会の「裏」も教えてくれる・・「薬に見えて、実は毒。でも毒だと分かっていれば薬になる」?とにかく子供が手にするものですけど結構スパイシー(?)なブツ・・算数のドリル(=絶対的な正解が載ってる&ひとつしかない)とは、えらい違いというか・・。
それにしてもドクター・・。700年ぶりに目覚めて、それから厚生大臣として働いた日々で、また新しく仲間といえる人も得たでしょうけど、それでも故郷が恋しかった・・ってのが切ない。
「小さな宇宙船に乗ってアルファ宇宙域を目指した」と言われてましたから、700年+数十年?位経ってもなお、この星域からアルファ宇宙域への旅はやはり容易ではなかった模様で、そもそも直行便がないであろう・・いくつもの船を乗り継いでいかねばならず、たどり着けるかどうかも分からない・・辿りついてももう、自分を知ってくれてる人は誰一人としていない世界・・。それでも帰りたかった・・と。
オリジナルのドクターの旅の結末は最終回で描かれるので知ってる訳ですが、永久に描かれることはない、このバックアップのドクターの旅路の、果てるところは何処だったのか・・。思いは尽きません。
現在進行形かと思われた、コーレンとドクター(のバックアップ)のやりとりも実は、過去のシミュレーション映像だった・・というオチが上手い。トゥヴォック役ティム・ラスの初監督作だとか。
トゥヴォックといえば、間違いだらけのシミュレーションの中の、わっるいVOY面子(役者さんは楽しそうですけど)の中で一番、凶悪な感じが(笑) あの笑顔が怖い・・。ドクターが、仲間がそんな「輩」に描かれてることに「彼らはゴロツキじゃないぞ!」とNGを出しつつも、パリスだけは肯定気味なのが笑えます。
今現実の教科書問題とか、いろいろ考えさせられる話・・昔、子供の頃読んだ歴史学習漫画の蘇我三代(馬子・蝦夷・入鹿)、分かり易い悪人顔で描かれてましたけど、あくまで大化の改新で中大兄皇子=天皇家側が政権を奪取して、その系統がまがりなりにも続いてきたその結果、「逆賊」扱いでああ描かれる訳であって、本当に彼らがあんな顔をしてたと分かってる訳ではない・・まさに「勝てば官軍」、もし蘇我が政権を天皇家から完全に奪い、蘇我家の系統が正統の統治者・・というのが代々続いていれば、悪人顔で描かれたのは中大兄皇子達の方だったんでしょうし。
そういう意味では、「歴史」と名のついたものには、それを編纂した者の意図・・意志が、良かれ悪しかれ、多かれ少なかれ、含まれてる訳で。「歴史」と「客観的事実」、この2つの言葉をそう易々とイコールで結んではいけない・・というか。
子供向け歴史学習漫画は、単に社会の成績に貢献するだけでなく、ある意味「反面教師」というか、その表現でもってして、社会の「裏」も教えてくれる・・「薬に見えて、実は毒。でも毒だと分かっていれば薬になる」?とにかく子供が手にするものですけど結構スパイシー(?)なブツ・・算数のドリル(=絶対的な正解が載ってる&ひとつしかない)とは、えらい違いというか・・。
それにしてもドクター・・。700年ぶりに目覚めて、それから厚生大臣として働いた日々で、また新しく仲間といえる人も得たでしょうけど、それでも故郷が恋しかった・・ってのが切ない。
「小さな宇宙船に乗ってアルファ宇宙域を目指した」と言われてましたから、700年+数十年?位経ってもなお、この星域からアルファ宇宙域への旅はやはり容易ではなかった模様で、そもそも直行便がないであろう・・いくつもの船を乗り継いでいかねばならず、たどり着けるかどうかも分からない・・辿りついてももう、自分を知ってくれてる人は誰一人としていない世界・・。それでも帰りたかった・・と。
オリジナルのドクターの旅の結末は最終回で描かれるので知ってる訳ですが、永久に描かれることはない、このバックアップのドクターの旅路の、果てるところは何処だったのか・・。思いは尽きません。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
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