原題は「Elogium」
チャコティの目撃した「大胆な逢引の現場」を、パリスが「見たかった」というのが彼らしい・・(笑)
悪食を始めたケスを心配して、嫌がる彼女を無理やり、医療室にお姫様抱っこで運ぶニーリックス・・艦内転送してもらえば楽なのに・・(笑) ←微笑ましかったですけど。ニーリックス役の人は小柄に感じますけど、大人の男の人として当然、お姫様抱っこは出来るんですね。
で、ヴォイジャーの周りの謎の生物の影響で、オカンパは人生に一回こっきりしかないという繁殖期に突入してしまったケス。子供の父親として当然、現恋人であるニーリックスを指名しますが、数十時間中に交接(←吹き替えで交尾って言ってたような気がしますけど、いくら何でも「交尾」はねぇだろ・・と思うので)しなきゃなんないとのことで、突然すぎる話にニーリックスは当然、とまどう・・そして、父親の先輩として、トゥヴォックに話を聞く訳ですが・・。
この会話で、トゥヴォックには4人子供がいて、3人息子で娘が1人と分かる訳ですが、とにかくこの時のトゥヴォックの台詞に出てくる、「無限の報酬」って言葉が最高に素敵なんですよね。ヴォイジャー名言ベスト10があったら投票したい・・ってな気持ち。
父親になる覚悟を固めたニーリックスがその旨ケスにつげ、ケスは受胎の準備として父親代わりのドクターに足揉んで貰うんですが、その間に迷いが生じる・・ヤル気満々で部屋で待ってたであろう、ニーリックス気の毒・・(笑)
謎の生物の求愛行動に巻き込まれてエライ目に遭うヴォイジャー。あの生物のでっかい方(オス?)、TNGでエンタープライズが帝王切開してたアレに似てますね。
子供を持つ・・ということに関して、ケスとニーリックスだけでなく、艦長も考えさせられる回。
一世代では帰りつけないかもしれないから、艦内で乗員が子供を産むべきかもしれないし、第一、乗員のプライバシーに干渉することは出来ない・・でも、子供用の環境が整っていない、常に危険と隣合わせの未知の航海を続けるこの艦で育つ子供達は、はたして幸せといえるのか?と艦長は迷う訳ですが、ワイルドマン少尉から、乗船前に夫の子を身籠っていたことを知らされ、結局、否応なしに子供は生まれてくる・・という現実を、艦長は突きつけられた訳で・・。
たとえ後で親が別れても、結婚してなくても、何らかの事情で親に育てられなくても、とにかく「その時」に産んで貰えなければ人生、始めれない・・。どのみち、たとえ二親揃っていたとしても、いつの日か別れは死別という形で訪れる訳ですし。
そりゃ勿論、虐待をするようなひどい親のところに生まれたり、施設で寂しい、辛い思いをして育った・・というなら、産んだこと自体を恨む可能性も無きにしもあらずですが・・。しかし、(幸せであるに越したことはないですが)子供時代が辛くとも、成長して、人生を自力で挽回出来る強い人も大勢いる・・愛する人と出会い、愛する子供を授かり・・。
ニーリックスとケスがこの時子供を作っていて(←あくまで擬似エロジウムだったので、望んでいても授からなかったかもしれませんが・・)、そしてその後やはり別れを迎えたとしても、どちらか・・多分、艦に残ったあの子煩悩なニーリックスが引き取り、タラクシアンの寡婦とくっ付いた時も連れていったであろう・・ハーフタラクシアンとして、その子はあの星でそれなりに幸せに暮らしたか、もしくはハーフオカンパとして既に成人・・自分で艦に残るという決断を下していたかもしれません。
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