原題は「Scorpion, Part II」
艦長をボーグに人質にとられた状態で、ドクターやベラナにはまだ、冗談を言う余裕もありましたが(ベラナの、ハリーへの「まだ鼻からツル出てるわよ」はナイス)、こんなとんでもない状況で留守を預かるチャコティはテンパり気味。
ドクターから、ケスの幻覚が「困ったことになりました」と言われた際の、「もう何を聞いても平気だ・・」 お察しします・・。
目的の為なら悪魔(ボーグ)とでも手を結ぶ!という艦長。ここら辺(第4シーズン)から本格的に艦長の無茶がおっ始まるのかもしれませんが、状況が状況ですもんねぇ。その無茶っぷりを孕んだ指揮でもってして、ヴォイジャーをぐいぐいひっぱっていく訳で。
勿論、艦長がいついかなる時も正しい判断を下した(下す)とは思わない・・これからも多かれ少なかれ、間違いは起こすかもしれませんが。
批判も受けるでしょうし迷いもする。部下に諮ることは出来ても最後は自分が決断を下すしかない。それも、自分の命だけならまだしも、140数名の部下の命がかかってる・・。艦からも艦長という座(責任)からも、決して降りる訳にはいかない・・これからまだまだ、重い鎧を着て個人としての自分を包み隠して生きていかざるを得ない彼女に、心底同情するというか。
艦長とチャコティの対立・・もしくは「断絶」の描かれた前後編ではありましたし、最後の2人はもう、完全に上官と部下に隔たれた・・「男女」となる可能性を断ち切ってしまったかのようにも思えますが、それでも、傷付いた艦長がチャコティに「クルーを家に帰らせて・・」と指揮を任すシーンと、意識の無い艦長へチャコティが「あなたは俺にとって、大切な友だ」と語りかけるシーンは各々、美しかった・・。
以下、最終話に関するネタバレありですんでご注意。
艦長をボーグに人質にとられた状態で、ドクターやベラナにはまだ、冗談を言う余裕もありましたが(ベラナの、ハリーへの「まだ鼻からツル出てるわよ」はナイス)、こんなとんでもない状況で留守を預かるチャコティはテンパり気味。
ドクターから、ケスの幻覚が「困ったことになりました」と言われた際の、「もう何を聞いても平気だ・・」 お察しします・・。
目的の為なら悪魔(ボーグ)とでも手を結ぶ!という艦長。ここら辺(第4シーズン)から本格的に艦長の無茶がおっ始まるのかもしれませんが、状況が状況ですもんねぇ。その無茶っぷりを孕んだ指揮でもってして、ヴォイジャーをぐいぐいひっぱっていく訳で。
勿論、艦長がいついかなる時も正しい判断を下した(下す)とは思わない・・これからも多かれ少なかれ、間違いは起こすかもしれませんが。
批判も受けるでしょうし迷いもする。部下に諮ることは出来ても最後は自分が決断を下すしかない。それも、自分の命だけならまだしも、140数名の部下の命がかかってる・・。艦からも艦長という座(責任)からも、決して降りる訳にはいかない・・これからまだまだ、重い鎧を着て個人としての自分を包み隠して生きていかざるを得ない彼女に、心底同情するというか。
艦長とチャコティの対立・・もしくは「断絶」の描かれた前後編ではありましたし、最後の2人はもう、完全に上官と部下に隔たれた・・「男女」となる可能性を断ち切ってしまったかのようにも思えますが、それでも、傷付いた艦長がチャコティに「クルーを家に帰らせて・・」と指揮を任すシーンと、意識の無い艦長へチャコティが「あなたは俺にとって、大切な友だ」と語りかけるシーンは各々、美しかった・・。
以下、最終話に関するネタバレありですんでご注意。
最終回(の前編)で、ジェインウェイ「提督」が下した大胆極まりない決断も、勿論トゥヴォックやセブンの為でもありましたが、チャコティの為でもあった・・この回(生命体8472)で、艦長はチャコティに(自分の代わりの)指揮官としてはいくらか失望したかもしれませんが、士官として、そして何より人間個人としての彼にはなんら失望などしていない・・。
指揮官とその代行を行う副長としては対立してしまった2人ですが、お互い人間個人としてはいい人で、そのことをお互い認め合っている・・かけがえのない友だと思いあっている・・。それだからこそ余計に、その対立が悲しい・・というか。
デルタ宇宙域をさまよいつつ故郷を目指すという厳しい状況下で結ばれた2人の絆。しかし、その厳しい状況下だからこそ、隔たりをも生まれてしまう・・。アルファ宇宙域にいたままなら出会うことも無かったでしょうが、2人ともが艦長と副長という、途中で降りれない立場に立ち、意見が平行線を辿ることも無かった・・普通の男女として愛し合うこともあったのかもしれない・・と思うと・・。
勿論、厳しく意見を戦わせても、男女のそれにならなくても、艦長とチャコティの友情は続いた・・そのことをジェインウェイは最期まで、誇りこそすれ後悔することはないでしょうし、「提督」のおかげで早期に帰還が叶った後、ジェインウェイは艦長という立場にしばられることなく、新しい恋を見つけたかもしれませんが・・。
ボーグとの共同戦線の為には副長すらも拘禁するのか・・と思わせて、実は対ボーグ(セブン)の切り札だったんですね。
ヴォイジャークルーで最初にセブンに会ったのは艦長とトゥヴォックですけど、彼女の内の「人間アニカ」としての核の部分に、最初に触れたのはチャコティだったんですね。後のことを知ってから見ると感慨深いものがあるというか(まぁ、ヴォイジャークルーに限らなければ、既にユニマトリックスの恋人がアニカに接触してる訳ですけど・・)
しかしその前に、デッキごと減圧して彼女を含むボーグを放り出そうとしたのもチャコティな訳で(笑)
指揮官とその代行を行う副長としては対立してしまった2人ですが、お互い人間個人としてはいい人で、そのことをお互い認め合っている・・かけがえのない友だと思いあっている・・。それだからこそ余計に、その対立が悲しい・・というか。
デルタ宇宙域をさまよいつつ故郷を目指すという厳しい状況下で結ばれた2人の絆。しかし、その厳しい状況下だからこそ、隔たりをも生まれてしまう・・。アルファ宇宙域にいたままなら出会うことも無かったでしょうが、2人ともが艦長と副長という、途中で降りれない立場に立ち、意見が平行線を辿ることも無かった・・普通の男女として愛し合うこともあったのかもしれない・・と思うと・・。
勿論、厳しく意見を戦わせても、男女のそれにならなくても、艦長とチャコティの友情は続いた・・そのことをジェインウェイは最期まで、誇りこそすれ後悔することはないでしょうし、「提督」のおかげで早期に帰還が叶った後、ジェインウェイは艦長という立場にしばられることなく、新しい恋を見つけたかもしれませんが・・。
ボーグとの共同戦線の為には副長すらも拘禁するのか・・と思わせて、実は対ボーグ(セブン)の切り札だったんですね。
ヴォイジャークルーで最初にセブンに会ったのは艦長とトゥヴォックですけど、彼女の内の「人間アニカ」としての核の部分に、最初に触れたのはチャコティだったんですね。後のことを知ってから見ると感慨深いものがあるというか(まぁ、ヴォイジャークルーに限らなければ、既にユニマトリックスの恋人がアニカに接触してる訳ですけど・・)
しかしその前に、デッキごと減圧して彼女を含むボーグを放り出そうとしたのもチャコティな訳で(笑)
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
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