原題はThe First Adventure。
タイトル通り、カークの、エンタープライズでの最初の指令の物語。カークと同時にエンタープライズに新任でやってくるのはズールーとマッコイ。つまりスポック、ウーラ、スコットは前艦長パイクの時代からの居残り組で、優秀だったパイクに未練がある彼らの、新艦長を値踏みする目付きは当然、厳しい訳で・・。
そんな、お互い「はじめまして」ゆえの、様々な齟齬・衝突が新鮮で面白いんですが、その持ち味は同時に、諸刃の剣でもある・・後々、「カーク一味」と言ってもいい程のチームワークを発揮する、打てば響く・・ツーといえばカーな彼らのフレンドリーさ加減こそ、TOSの持ち味な訳で、当たり前ですがまだそうなる以前の物語・・皆結構カークに冷たくて、読んでてストレスたまるとも言える・・。
そう、かなりカーク散々なんですよね。大怪我負うわキャロルとの恋は破れるわ副長になって欲しかった親友は意識不明で連れて行けないわ与えられた任務は意外なものだわ前述通り部下は生意気で自分に従わないわ告白しないうちに失恋するわ・・。
しかし、そんなフラストレーションを一気にはらすかのように、クライマックスでカークのとったオットコマエな行動×2はかっこよくて溜飲が下がります(その後で、一瞬、弱さ・脆さを垣間見せるも、グッとこらえて「艦長」に戻るとこもいいです)
で、部下達も各々、だんだんカークを認めてくるんですよね。カークがじゃじゃ馬達を乗りこなすようになるまでの物語(彼自身もかなりのじゃじゃ馬な訳ですが)
スポックが、ブリッジに「闖入者」があったことで、「パイク艦長時代にはこんなことは無かったのに・・」とうんざりして転属願いを作成し始めるシーンがあるんですが、「こんなん、ほんの序の口・・これからもっとえげつない『闖入者』くるでぇアンタ!(スカロス星人、デッカー准将、エラン王女、アイモルグ、エイブラハム・リンカーンetc。順不同、敬称略) こんなんでいちいち転属願いしとったら追いつかんでぇ」と笑えます。まだまだうぶ(?)なスポック・・。
ちなみにマッコイのブリッジ初登場シーンも笑える・・(「エコス・ナチスの恐怖」の転送降下シーンと似た「路線」というか) TOSのお茶目キングめ!という感じです。
以下小説内容&映画3に関するネタバレ感想ですのでご注意。
タイトル通り、カークの、エンタープライズでの最初の指令の物語。カークと同時にエンタープライズに新任でやってくるのはズールーとマッコイ。つまりスポック、ウーラ、スコットは前艦長パイクの時代からの居残り組で、優秀だったパイクに未練がある彼らの、新艦長を値踏みする目付きは当然、厳しい訳で・・。
そんな、お互い「はじめまして」ゆえの、様々な齟齬・衝突が新鮮で面白いんですが、その持ち味は同時に、諸刃の剣でもある・・後々、「カーク一味」と言ってもいい程のチームワークを発揮する、打てば響く・・ツーといえばカーな彼らのフレンドリーさ加減こそ、TOSの持ち味な訳で、当たり前ですがまだそうなる以前の物語・・皆結構カークに冷たくて、読んでてストレスたまるとも言える・・。
そう、かなりカーク散々なんですよね。大怪我負うわキャロルとの恋は破れるわ副長になって欲しかった親友は意識不明で連れて行けないわ与えられた任務は意外なものだわ前述通り部下は生意気で自分に従わないわ告白しないうちに失恋するわ・・。
しかし、そんなフラストレーションを一気にはらすかのように、クライマックスでカークのとったオットコマエな行動×2はかっこよくて溜飲が下がります(その後で、一瞬、弱さ・脆さを垣間見せるも、グッとこらえて「艦長」に戻るとこもいいです)
で、部下達も各々、だんだんカークを認めてくるんですよね。カークがじゃじゃ馬達を乗りこなすようになるまでの物語(彼自身もかなりのじゃじゃ馬な訳ですが)
スポックが、ブリッジに「闖入者」があったことで、「パイク艦長時代にはこんなことは無かったのに・・」とうんざりして転属願いを作成し始めるシーンがあるんですが、「こんなん、ほんの序の口・・これからもっとえげつない『闖入者』くるでぇアンタ!(スカロス星人、デッカー准将、エラン王女、アイモルグ、エイブラハム・リンカーンetc。順不同、敬称略) こんなんでいちいち転属願いしとったら追いつかんでぇ」と笑えます。まだまだうぶ(?)なスポック・・。
ちなみにマッコイのブリッジ初登場シーンも笑える・・(「エコス・ナチスの恐怖」の転送降下シーンと似た「路線」というか) TOSのお茶目キングめ!という感じです。
以下小説内容&映画3に関するネタバレ感想ですのでご注意。
それにしても、クライマックスでカークのとったオットコマエ行動その2・・。(実際行える勇気がある人は稀でしょうけど)とにかく人としての倫理感にてらせば当然、行うべきことをした訳で、カークは一生、あの選択を誇りこそすれ、決して後悔はしないでしょうけど、それでももし、あの行動をとらなかったら将来、彼の息子デービッドが殺されることも無かったかもしれないと思うと複雑・・数え切れない程の多くの星と人を救ったことで結果、この世にたった一人きりの息子を将来失うのか彼は・・と。
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●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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