危険な領域までアーチャーを追っかけてきたデュラス・・思わず「来週も、アーチャーと地獄に付き合ってもらう」と呟いたり(「来週」まで、もちませんでしたけど・・) となると、今回のアーチャー(達)の選択は「アーチャー、あえて火中の栗を拾うか」(ボトムズご存知の方しか分からないネタで恐縮)
それにしてもアーチャー・・。デュラスに「地獄に堕ちろ!」(お前はブラックエンジェルズか!)とか、その後、「・・今だ」と魚雷を発射させる時の台詞の言い方とか、非常にヒールチック(笑)・・ってか、完膚なきまでにバード・オブ・プレイを破壊=乗員のクリンゴン皆殺し!アーチャーの辞書に「手加減」という文字は無い!まぁ、そうしなきゃこっちがやられてた訳ですけど、あとで問題にならないんですかねぇ。
アーチャーはよくシリックの見分けがつきますね・・(スリバンは皆、同じに見えるんですけど・・)
アーチャーとトゥポルの間が、もうちょっと盛り上がってくれたらよかったんですが(アーチャーが彼女を下船させるのにこだわるとか)・・って、あれでも十分盛り上がってましたけど。つーかもう、完全に恋人同士ですね(←抱き合う位しろよ!・・って、そんなことやってる場合じゃないですけど) 少佐×トゥポルもよかったと思うんですけど(未練) いや、アーチャー×トゥポルも好きですけどね・・。
それにしてもまさか少佐が、身内が他者(異星人)に殺されるというヘヴィな不幸を背負ってしまうとは・・(哀) トラヴィスの父さんが死んだのは病死・・仕方がないことでしたからまだあきらめもついたでしょうけど、今回はねぇ・・。しかし、年代的に「今後」となるシリーズ達に、異星人によって700万人もの地球人が死んだ大事件・・ってなの(の影響)を匂わせるのはなかったような・・(私が見た限りでは) 結局、時間冷戦だか何だか知りませんが、そういうので「無かったこと」にならないんでしょうかね、今回の事件(さすがに都合が良すぎるか?)
それにしても「マルチテクニック」・・(笑)
な・・長い・・。スペシャルだからしょうがないんでしょうけど、ちょっと話が長くてダレました。オチの宇宙人は・・まんま、クラゲやないですかっ!「もう離さない!」・・ディアナがちょっと怖かったり。
菌のせいで偶発的に始まってしまったトゥポ子(←?)のポンファー・・。ドクターの貞操がピンチに陥る訳ですが(笑)、しかしあれ、ドクターやからこそもった・・他の人やったら奪われていたのでは・・という気も。リードは絶対、タッカーには話してしまうでしょうし(リードと一緒に捕まえにいった部下2人は、さすがに知らされないとは思いますけど)、アーチャーも立場上、事後報告は受けるでしょうし(そして、その時現場に居合わせられなかったことを激しく後悔したりして・・(笑))、少なく見積もっても最低4人の人間にはポンファーのことを知られてしまったトゥポルが可哀想・・。ポンファー自体は別に、無くてはならないものな訳ですから、恥ずべきことではないですけど、彼女(達)自身は「恥ずかしい」と思ってて、他星人にはナイショにしてる、そんな「秘め事」を知られた、それで「発情した自分」を見られてしまった・・ってことが、ねぇ。その時の記憶は無いみたいですけど、彼女の性格上、どんな「不適切なこと」をしたのか、確かめようとするでしょうし。
それにしても、ゴロスの船からの脱出劇は結構無茶・・そう上手くいくかぁ?という気も。もうちょっと、納得出来るクライマックスを用意して頂きたいというか。
やはり、思い出さずにはいられないのは・・つーか、この話自体、ENT版「両性具有ジェナイ星人」ですよね。描いてる問題点・論点はかなり違いますが。「ジェナイ星人」では、「個人の性を特定(規定)するのは、遺伝子でも社会でもなく、その個人自身の自覚に拠るべきだ」という理念を描いていて、かつ、艦隊側の人間(ライカー)が相手に恋をしましたが、今回は、性の特定は問題ではなく(最初から「第3の性」ゆうてますもんな)、それ以前の問題・・知性を育む素地を持ちながら、人格を持った「人」としては扱われず、ただ生殖の為にだけ必要とされる「共同親」に、少佐が同情、知性の「手ほどき」を始めて・・。
少佐は、決して「共同親」に異性としての恋心を抱いた訳で無く、人としての同情心から知性を授ける・・。少佐の、その感情の動き自身は、人として至極真っ当・・優しい、本当に優しい、いい人な訳ですけど、「共同親」を個人(異性)として愛して、一生面倒みる・・って訳でもなかったのですから(勿論、例えそうだったとしても、結局は「共同親」は船に帰されて、同じ結果になったでしょうけど)、その覚悟もなしに、「共同親」を「ただの生殖の道具」から、意志を持った個人・・「チャールズ」に変えてしまったのは・・罪深いよなぁ・・。とても優しくて、それ故に残酷な人です。少佐。ただ誰でも・・ほとんどの人が、少佐と同じ立場に立ったら、「共同親」に同情はするでしょうし。地球人の、まともな感性の持ち主なら。自分可愛さで、少佐までのアクションは起こさない・・心の中で同情するに留めるでしょうけどね。・・・・やっぱそう考えると、少佐の向こうみずな優しさは、少佐を少佐たらしめている、大事な要素といえばそうですね。結果、相手を苦しめ、傷つけてしまったとしても。勿論、今回の件をふまえ、後先考えて行動するようにはなって欲しいですけど、かといって、優しさそのものは失ってほしくないものです。
重い話ではありましたが、少佐の、「男女のケースにはそれなりに詳しいが」には・・(笑) あと、珍しい・・というか初めて、大尉が異星人女性からコナをかけられる話があって爆笑。結局、終盤は「共同親」の話に集約されていくので、大尉があの戦術主任と「食前の行為」を営むシーンは描かれませんでしたが・・(ちょっと残念) まぁ(「共同親」抜きなら)孕む心配が無いってのは気楽でいいでしょうね(下世話・・) あと最後、船長が少佐を叱責する際に、「いつも衝動的すぎる!」とゆった際、「お前にゆわれたくない」(もしくはジミーちゃん口調で「お前もな~」)と、多数の視聴者がツッコんだのではないかと思うのですが・・。
それにしても「共同親」・・。「全人口の3%」とゆってましたが、とにかく3%いるということは、出産の際に、男でもなく女でもなく、「共同親」が生まれてくることもある訳で、その場合どうする・・個人としての自由や権利・・教育は与えずとも、少なくともじっと家で大人しくして、自分の身の回りのこと(食事や排泄の最低限のマナーとか)は自分で出来るようしつける必要があるでしょうし、そういうことは(生まれる頃には「共同親」は他所行ってるので名実とも)両親が教えるのか・・いや、多分違うでしょうね・・。生まれるとすぐ施設かどっかに送られて、そこでしつけられそうな・・。だいいち、子供を作るのに結構苦労してる社会らしい(←「共同親」をかなり待たなければいけない・・ということは)・・そんな、待ち望んでやっと生まれた子が、自分達が人間扱いしていない「共同親」だったら、どんな扱いをするのか・・考えただけで恐ろしい・・勿論、繁殖には必要ですから、殺しはしない訳ですが。
一度、人としての自覚・・尊厳に目覚めた「チャールズ」が、そりゃ、そんな扱いの世界に戻って生きていける訳がないわな・・。ただ、少佐に出会わなかったら・・そういうものを教えられず、ただただ生殖の道具として生きていったとして、それで「生きた」と言えたのか・・?でも、そんな考えも地球的な押し付けといえば押し付け・・知性・自覚・尊厳・・そんなもの知らずとも、「共同親」達はそれなりにずっとヴィシアの歴史の中で生きてきた・・「ご飯が美味しい」とか、そんなこと(だけ)にささやかな幸せを感じて・・。でもやっぱ、それは「人」の幸せやない・・彼らは「人」でないんでしょうけど。ヴィシアにとっては。・・・・というか、今現実のこの世界でも、思えば「共同親」レベルの扱いしか受けていない人もいる訳ですよね。虐待(死)の子供や、性産業に供される少女とか・・。決して、「作り話」で済む話ではない・・。
で、そういうふうにパソをしながら見てたので、見落としがあるのかもしれませんが・・・・結局、何故、船長(だけ)がクリンゴンに捕捉されたのかが、描写されてなかったような気がするんですが・・?
「ただのお節介」には爆笑・・た、たしかに、そう言われちゃぁ、(今回の件はともかくとして)基本的に「お節介」が過ぎることはありますもんね・・。言いえて妙というか。
最後、アーチャー達と一緒に逃げ出さなかったコロスは偉かった(今まで自分がしてきたこと・・いや、「してこなかった」ことに対する責任を果たそうとする姿勢が)ですけど、しかしあの老体で、しかも戦士ではないとなると・・そう、長くはもたんでしょうねぇ。かといって本人の意志を無視して連れ出す訳にもいかなかったでしょうし。難しいところです。
少佐「パパと落穂拾いをした」・・「パパ」(笑)、か、かわい過ぎる~!原語では何て言ってた・・やっぱ「ダディ」なんでしょうかね。
今回、キャットウォークの中には例の光が入ってこれないことを発見したトラヴィス・・ちょっとは見せ場あってよかった・・と思ったら、直後、暴走した少佐を止められず・・(泣) それにしてもキャットウォーク、前の、放射能から逃れる為の時といい、結構重宝しますね。
暴走少佐を止める為、外したパネルで彼をどつこうとしたドクター・・仕方がないことでしたし、結局不発で済みましたが・・しかしまともに喰らっていたら、少佐どうなってたんよ・・とも思ったり。
船長の、パイロットとしての腕が重要な役割を果たす訳ですが・・それなら、見せ場のないトラヴィスに、この役割ふってくれよ~と思いつつ・・でも、悪党と渡り合うのは、船長位経験豊富な人やないと無理なんでしょうねぇ。そして結局、今回も船長と少佐に、おいしいとこもっていかれる訳で。少佐の隣りの、口うるさい異星人は、なんだかいかにもスタトレっぽいキャラやったというか。「うるさい」とキレても結局、言い過ぎたと謝る少佐がかわいかったです
未来へ行くか、過去へ行くか・・という話のくだりの少佐と大尉も、性格の違いが如実に表れてて、面白かったですね。未来に行けて、「○○と結婚して幸せに暮らしました」と知ることが出来れば、余計な手間が省ける・・過程がどうあろうと、結果として幸福が待っているならそれでいいじゃないですか・・という、とことん合理的な大尉と、そんなの「愛した」といえない・・過程こそが大事なんだという、ロマンチストな少佐。過去に行ったら、「ステゴザウルスを見たかったんだ」やし・・かわいいよなぁ(笑) 大尉の、合理性を重んじる性格もさっぱりしてそうで好きですけど。
それにしても、ソリアンはヒューマノイドではない・・とのことで、あの、エンタープライズのドアを焼き切ろうとしていたのは、一体どんな姿やったんでしょうねぇ・・(気になる) で、スリバンは全滅してもぅたとのことで、あの指揮官(シリックと見分けつかん)も戦死したってことなんですよね。かろうじて、今んとこまだ、エンタープライズサイドには死者は出ていない(?)ように思いますが(私が見逃した回で、あったかもしれませんが)、いつ自分に死亡フラグがたってもおかしくない職場・・(嫌) それでもやはり、人類にとって未知の世界を探査するというのは、抗い難い魅力あふれる仕事なんでしょうかね。クルー達にとっては。
耳の話の時の、トゥポルの「うらやましいんですよ」・・(笑) たしかにこの一言は地球人ライク。まさに「朱に交われば赤くなる」
それにしてもソヴァル大使、狙撃されても狙撃し返す&(手当ての後ですが)交渉も続ける・・いくらヴァルカン丈夫やゆぅても、無理があるような・・。
アンドリア船とヴァルカン船の間、割り込むやろうな~と思ってましたが案の定。警告音(改良版?)が鳴らせて、リードは満足やったんではないかと。タッカー「戦闘態勢に入ればいかなる船も攻撃する。フェイズ砲は」、リード「…いつでも撃てます」・・彼がゆうと、とってもデンジャースメルを感じる台詞です。
ちなみに、シュランを裏切った副官タラーは、TNGでウォーフの恋人(=アレキサンダーの母)のケーラー、VOYでレディQ・・等を演じてた女優さんやそうです。そして、原題「Cease Fire」の意味は「停戦」・・そのまんまやないけっ!(ヒネリなさい~×2)
しかしほんま毎回ゆぅてるような気がしますが、今回も全く見せ場ナッシングなトラヴィス・・(哀) 台詞自体、受け答えしかなかったような・・まだ、牛追い祭り(?)の話が出来てただけ、前回の方がマシ?ドクターやリードやホシは、毎回それなりの出番&台詞があるから別にいいんですけど。
それにしても・・最後のシュランの台詞と立ち位置(ポジション)は・・。
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