原題はThe Arsenal of Freedom。
武器商人のホログラム、見た瞬間に「あんた、『こちらブルームーン探偵社』に出てたやろ!」と思って後で調べてみたら案の定、トピストが好きなミステリ作家の企画「殺人列車」に乗る回で恋に落ちるロドニー役の人でした。顔特徴的ですもんね~。ちなみにVincent Schiavelliという人で、残念ながら去年…2005年にlung cancer(肺がん)で亡くなったそうで。合掌。48年生まれですから享年57才。
地上では上陸班が進化型兵器に襲われビバリーが重症、惑星軌道上ではエンタープライズも兵器に襲われ軌道離脱を余儀無くされる…という同時進行でハラハラ。特に、慣れない指揮で難局を切り抜けなければならないという状況に陥ったジョーディーが、迷いつつ、それでも皆の力を借り、若手を励まし、乗り切っていく姿が良かったです。彼もいつか艦長になることを思えば(VOYの、チャコティとハリーだけが帰還出来た…という未来の中では艦長になってましたが)いい訓練になったというか。
円盤部を切り離したエンタープライズは、アイスラッガーを投げた後のウルトラセブンのようでやはり変…しっくりこない。
行方を絶ったライカーの友人、ポール・ライス艦長の名前を聞いて次姉が一言「美味そうな名前やな」…パールライスちゃいますよ!!(笑)←次姉の、ちょっと力技(?)の強引なボケに、不覚にもバカウケしてしまった次第。
それにしてもあんな簡単な一言でプログラム止められたんかい…と、ちょっと拍子抜け。
武器商人のホログラム、見た瞬間に「あんた、『こちらブルームーン探偵社』に出てたやろ!」と思って後で調べてみたら案の定、トピストが好きなミステリ作家の企画「殺人列車」に乗る回で恋に落ちるロドニー役の人でした。顔特徴的ですもんね~。ちなみにVincent Schiavelliという人で、残念ながら去年…2005年にlung cancer(肺がん)で亡くなったそうで。合掌。48年生まれですから享年57才。
地上では上陸班が進化型兵器に襲われビバリーが重症、惑星軌道上ではエンタープライズも兵器に襲われ軌道離脱を余儀無くされる…という同時進行でハラハラ。特に、慣れない指揮で難局を切り抜けなければならないという状況に陥ったジョーディーが、迷いつつ、それでも皆の力を借り、若手を励まし、乗り切っていく姿が良かったです。彼もいつか艦長になることを思えば(VOYの、チャコティとハリーだけが帰還出来た…という未来の中では艦長になってましたが)いい訓練になったというか。
円盤部を切り離したエンタープライズは、アイスラッガーを投げた後のウルトラセブンのようでやはり変…しっくりこない。
行方を絶ったライカーの友人、ポール・ライス艦長の名前を聞いて次姉が一言「美味そうな名前やな」…パールライスちゃいますよ!!(笑)←次姉の、ちょっと力技(?)の強引なボケに、不覚にもバカウケしてしまった次第。
それにしてもあんな簡単な一言でプログラム止められたんかい…と、ちょっと拍子抜け。
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原題はHome Soil。
無生物かと思いきや実は生命体で知性まであり、自分達に害をなす人間を殺す・・コブラでこんな話あったなぁ~(懐) あの、「ウサギ」をおっかけての異次元レースの話。
部屋を暗くされた生命体が「光を!」とかいうシーンで、視聴者の多くが「ゲーテかよ!」と突っ込んだのではないかと。
それにしてもTNGの他人様の感想読んでるとTOSを貶してるように感じられるのがあってナンダカナーな気分に(TOSもTNGも両方好きな人間が読むこと想定してんないんかい?) 私も、スタトレの感想を書く際に、他のシリーズと比較してどうこう・・という感想を書かないこともないですけど、全シリーズ各々にそれなりの愛情&愛着を持ってますし、特定のシリーズ(だけ)が突出して好きな方もおられるでしょうから、あまり特定のシリーズを貶めるようなことは書かないよう、多少配慮はしているつもり・・。
人の感想を読むのは、多様性に満ちた意見、視点に接することであり、楽しいのですが、そういう気分の悪い思いもするので複雑・・というか。
TOS、TNG(以降)派にしてみれば「古臭い」「人が死に過ぎ」とかあるんでしょうけど、TOSが無ければTNG(以降のシリーズ)は生まれなかった・・いわば「親」なんですから、生みの親に対する最低限の敬意は払って欲しいというか。TOSはTOSなりのよさがありますし。騙されたと思っていっぺん見て欲しい・・カーク&スポック&マッコイの3人組+その他クルー達(の冒険)は、いつまで経っても色あせることのない魅力に満ち満ちている・・。
無生物かと思いきや実は生命体で知性まであり、自分達に害をなす人間を殺す・・コブラでこんな話あったなぁ~(懐) あの、「ウサギ」をおっかけての異次元レースの話。
部屋を暗くされた生命体が「光を!」とかいうシーンで、視聴者の多くが「ゲーテかよ!」と突っ込んだのではないかと。
それにしてもTNGの他人様の感想読んでるとTOSを貶してるように感じられるのがあってナンダカナーな気分に(TOSもTNGも両方好きな人間が読むこと想定してんないんかい?) 私も、スタトレの感想を書く際に、他のシリーズと比較してどうこう・・という感想を書かないこともないですけど、全シリーズ各々にそれなりの愛情&愛着を持ってますし、特定のシリーズ(だけ)が突出して好きな方もおられるでしょうから、あまり特定のシリーズを貶めるようなことは書かないよう、多少配慮はしているつもり・・。
人の感想を読むのは、多様性に満ちた意見、視点に接することであり、楽しいのですが、そういう気分の悪い思いもするので複雑・・というか。
TOS、TNG(以降)派にしてみれば「古臭い」「人が死に過ぎ」とかあるんでしょうけど、TOSが無ければTNG(以降のシリーズ)は生まれなかった・・いわば「親」なんですから、生みの親に対する最低限の敬意は払って欲しいというか。TOSはTOSなりのよさがありますし。騙されたと思っていっぺん見て欲しい・・カーク&スポック&マッコイの3人組+その他クルー達(の冒険)は、いつまで経っても色あせることのない魅力に満ち満ちている・・。
原題はWhen the Bough Breaks(fromマザー・グース)
子供が欲しいなら、何も最新鋭艦エンタープライズから誘拐しなくても、もっと機能の低い&根性の無さそう(?)な船を狙えば、事はアルデアの思惑通りに済んだんじゃ?・・という気も。フェレンギなら、値段さえおりあえば売ってくれそうな・・(←おいおい) 勿論、それではアルデアも根本的な問題に気づかず、救われないまま滅びた・・エンタープライズだったからこそ、双方いい結果に解決した訳ですけど。
それにしてもあれほどの優れた文明・技術を持ちながら、ビバリーがあっさり気づくような原因に長年気づかないとは・・。
ラシェラが、アレクサンドラをユニットに渡すように言われて「絶対に渡さない」・・その時に、アレクサンドラを奪われた実母と同じ気持ちになっていることにラシェラ自身が気づいていない・・。鬼子母神じゃないですど、わが子を奪われて初めて、誰にとっても子供がいかに大事か気づく・・きっと、子供達がエンタープライズに帰った後で、ラシェラもアレクサンドラの母の気持ちを真に理解するのではないかと。
で、そのラシェラに結構なついていたアレクサンドラも、当然ながら「ママのところに帰りたい」となり、最後、転送で艦に帰る時にラシェラと挨拶すらしないのを見て、次姉「挨拶ぐらいしろよ~!・・でもまぁ、子供って結構残酷やからな・・」と独りで勝手に納得してました。実子こそいなくても、姪甥に熱烈に慕われていて日ごろよく面倒みている彼女の、実感のこもった一言・・。
エンタープライズの助力で繁殖能力を取り戻したアルデアの人々。一番若いラシェラはたくさん子供を産まなあかんな・・でも相手に手ごろな人おるんかいな・・という話になって次姉、「ライカーが種付けして廻ったらええやん!!」 まじめな話、あんな優れた星なら移住希望者はあとを絶たないでしょうから、ラシェラの相手に困ることはないような。
勿論、シールドも遮蔽装置も使えなくなったあの星には、下心を持った悪い人達もやってくるでしょうから、これからいろいろと困難も待ち受けてそうですが、そういう様々な問題に対処していくことでこそ、社会は膠着せず、進歩していくんでしょうし。
子供が欲しいなら、何も最新鋭艦エンタープライズから誘拐しなくても、もっと機能の低い&根性の無さそう(?)な船を狙えば、事はアルデアの思惑通りに済んだんじゃ?・・という気も。フェレンギなら、値段さえおりあえば売ってくれそうな・・(←おいおい) 勿論、それではアルデアも根本的な問題に気づかず、救われないまま滅びた・・エンタープライズだったからこそ、双方いい結果に解決した訳ですけど。
それにしてもあれほどの優れた文明・技術を持ちながら、ビバリーがあっさり気づくような原因に長年気づかないとは・・。
ラシェラが、アレクサンドラをユニットに渡すように言われて「絶対に渡さない」・・その時に、アレクサンドラを奪われた実母と同じ気持ちになっていることにラシェラ自身が気づいていない・・。鬼子母神じゃないですど、わが子を奪われて初めて、誰にとっても子供がいかに大事か気づく・・きっと、子供達がエンタープライズに帰った後で、ラシェラもアレクサンドラの母の気持ちを真に理解するのではないかと。
で、そのラシェラに結構なついていたアレクサンドラも、当然ながら「ママのところに帰りたい」となり、最後、転送で艦に帰る時にラシェラと挨拶すらしないのを見て、次姉「挨拶ぐらいしろよ~!・・でもまぁ、子供って結構残酷やからな・・」と独りで勝手に納得してました。実子こそいなくても、姪甥に熱烈に慕われていて日ごろよく面倒みている彼女の、実感のこもった一言・・。
エンタープライズの助力で繁殖能力を取り戻したアルデアの人々。一番若いラシェラはたくさん子供を産まなあかんな・・でも相手に手ごろな人おるんかいな・・という話になって次姉、「ライカーが種付けして廻ったらええやん!!」 まじめな話、あんな優れた星なら移住希望者はあとを絶たないでしょうから、ラシェラの相手に困ることはないような。
勿論、シールドも遮蔽装置も使えなくなったあの星には、下心を持った悪い人達もやってくるでしょうから、これからいろいろと困難も待ち受けてそうですが、そういう様々な問題に対処していくことでこそ、社会は膠着せず、進歩していくんでしょうし。
原題はToo Short a Season。←切ないタイトルですね・・。
TNG版「A Private Little War(邦題:カヌーソ・ノナの魔力)」?←かなり問題の度合いが違いますけど。「A Private Little War」の時は村住民に既にクリンゴンが武器提供していた為、カークが山住民に武器提供しなければ一方的虐殺の危機があった訳ですが、今回のジェイムソン提督の場合、対立する2勢力両方に武器を与えてしまったという・・(そりゃあかんわな~)
で、結果40年でしたか内乱が続き、その償いを果たそうとするジェイムソンが薬を飲んでどんどん若返っていく・・特殊メイクの老人から、若い、俳優の素顔になっていく訳ですが、その、素顔のかっこよさにちょっとびっくり(笑)(こういう「不意打ち」に弱い・・)←残念ながら現在はちょっとはげちゃったようですが。若返りに伴う急激な変化に身体がついていけなくて死にかけ・・汗だくになりながら必死でカーナスと対峙する姿はちょっと色っぽかったり(笑) そんなルックスとあいまって声(吹き替え)が故・富山敬ってのがまた、ポイント高し。「提督+富山敬」って、ヤン・ウェンリーかよ!って組み合わせですね。
それにしても最後、人質を傷つけることなく解放したカーナスですが、人質をとってた事実は事実・・。連邦はなんらかの報復措置をとるんでしょうかね。
TNG版「A Private Little War(邦題:カヌーソ・ノナの魔力)」?←かなり問題の度合いが違いますけど。「A Private Little War」の時は村住民に既にクリンゴンが武器提供していた為、カークが山住民に武器提供しなければ一方的虐殺の危機があった訳ですが、今回のジェイムソン提督の場合、対立する2勢力両方に武器を与えてしまったという・・(そりゃあかんわな~)
で、結果40年でしたか内乱が続き、その償いを果たそうとするジェイムソンが薬を飲んでどんどん若返っていく・・特殊メイクの老人から、若い、俳優の素顔になっていく訳ですが、その、素顔のかっこよさにちょっとびっくり(笑)(こういう「不意打ち」に弱い・・)←残念ながら現在はちょっとはげちゃったようですが。若返りに伴う急激な変化に身体がついていけなくて死にかけ・・汗だくになりながら必死でカーナスと対峙する姿はちょっと色っぽかったり(笑) そんなルックスとあいまって声(吹き替え)が故・富山敬ってのがまた、ポイント高し。「提督+富山敬」って、ヤン・ウェンリーかよ!って組み合わせですね。
それにしても最後、人質を傷つけることなく解放したカーナスですが、人質をとってた事実は事実・・。連邦はなんらかの報復措置をとるんでしょうかね。
原題は11001001。
ホログラムの美女に向かってライカーが一言「色気が足りない」(絶句)・・おいおい、あれで駄目なら、君にとって女性の95%は「色気が足りない」ことになるんじゃないのか?ウィリアム・トーマスよ・・(まぁ、あれは彼が「ジャズの酒場において」求める女性像・・シチュエーション次第で求めるものは変わるんでしょうけど) でもそんな、ど真ん中ばっかり狙って打ってるのかと思いきや、敬遠のボールを無理矢理ヒッティングのような真似もするからあなどれません、この副長・・。
艦を乗っ取られて、敵に奪われる位なら自爆させようとするのや、その後、コントロールを奪回する為にブリッジ転送する際の、実体化するまでに数秒かかるからその間に撃たれて死ぬ・・しかし2人がかりなら確率的にどっちかは助かるだろう・・と考えて即行動に移すのとかは、艦長&副長の軍人らしい「覚悟」が感じられてよかったです。
勿論、こういう方向(艦には、「敵」以外味方は自分達2人しかいないから、誰も余計な巻き添えにはしない)の覚悟はいいですけど、民間人巻き込んだりとか、そういう方向に思い切られたらたまんない・・。フォース(「力」「軍隊」)は常に、そういう危険を孕んでる訳で。
艦が非常事態に陥った際にブリッジにいなかった・・絵を描いていたことを反省・後悔するデータはとても人間らしかったような。
ホログラムの美女に向かってライカーが一言「色気が足りない」(絶句)・・おいおい、あれで駄目なら、君にとって女性の95%は「色気が足りない」ことになるんじゃないのか?ウィリアム・トーマスよ・・(まぁ、あれは彼が「ジャズの酒場において」求める女性像・・シチュエーション次第で求めるものは変わるんでしょうけど) でもそんな、ど真ん中ばっかり狙って打ってるのかと思いきや、敬遠のボールを無理矢理ヒッティングのような真似もするからあなどれません、この副長・・。
艦を乗っ取られて、敵に奪われる位なら自爆させようとするのや、その後、コントロールを奪回する為にブリッジ転送する際の、実体化するまでに数秒かかるからその間に撃たれて死ぬ・・しかし2人がかりなら確率的にどっちかは助かるだろう・・と考えて即行動に移すのとかは、艦長&副長の軍人らしい「覚悟」が感じられてよかったです。
勿論、こういう方向(艦には、「敵」以外味方は自分達2人しかいないから、誰も余計な巻き添えにはしない)の覚悟はいいですけど、民間人巻き込んだりとか、そういう方向に思い切られたらたまんない・・。フォース(「力」「軍隊」)は常に、そういう危険を孕んでる訳で。
艦が非常事態に陥った際にブリッジにいなかった・・絵を描いていたことを反省・後悔するデータはとても人間らしかったような。
原題はTIME FOR YESTERDAY。
「タイムマシンの危機(原題:All Our Yesterdays)」でのスポックとの出会いの結果、後にザラベスが彼の息子・ザールを産んでいた・・という設定で書かれた小説「過去から来た息子」の続編。
是非「過去から来た息子」を読んでから読みたかったのですが、地元の図書館には「過去から~」が無く、仕方なしにこの「時の壁を超えて」から先に読むことに(で、読み終わった今、古本通販で買った「過去から~」を読んでる最中)
結論から先に申し上げますと、かなり良かったです。グー!今まで読んだ(って、まだたいした冊数ではありませんが)スタトレ小説の中では「スポックの世界」が一番好きかな・・と思ってましたが、並びました。同率首位。奇しくも(?)時代設定がほぼ同じなんですよね(映画Ⅰの後) そのせいかナラートとかハマルキ人とか、カブるキャラが何人か(ナラートの階級が違いますし、ハマルキ人は「時の~」では会話の上でしか出てきませんけど)
なんでしょう、テーマの深遠さ?高尚さ?そういうのは「スポックの世界」の独り勝ちでしょうけど、「時の壁を超えて」はスポックの息子がその後どんな人生を送ったのかという、私的で、だからこそエモーショナルで「俗な」面白さに満ちたお話・・というか。
で、そのスポックの息子・ザールがいいんですわ!「過去から来た息子」時代の、「素直な子」という評判(?)は聞きつけていたんですが(←何処でだよ)、愛する者を喪い、また、そのことを予知できるがゆえの恐怖をも背負い、戦いの連続、肉体的苦痛、統治者としての苦悩・・そんないっさいがっさいの辛い日々を経て、それでも優しい心を失わず、民への責任と義務を果たそうと、不自由な片足を引きずりつつ歩み続ける彼・・。敵の巫女に自分の死が予言されても、むしろやっと終わりに出来る・・とまで思う(泣)
本当にもう、すごくいい人。「鬼平」の小柳かよ!と言いたくなるような過去もありーの(ここのくだりの痛ましさはもぅ・・)で、小説だけにしとくのは勿体ない・・こんなキャラこそ映像で見せてよねという感じ。
作者は筋金入りのトレッキーとのことで、まさにトレッキーの、トレッキーによる、トレッキーのためのお話。ザールの人柄のキュートっぷり、悲壮な生き様等々のメインストーリー以外にも、カークやマッコイ達の台詞や行動も痒いところに手が届く・・という感じ。異星サルペイドンの馬=ヴァイカーを、初めてでも見事に乗りこなすカークの台詞「いい娘(こ)だ」・・やっぱり、馬でも人間でも、女(牝)なら上手く乗りこなせるのね貴方・・(笑) で、その馬から上手く降りられないマッコイの悔し紛れな一言もいい感じ。そして毎度のことですが、捕まって牢にブチこまれたマッコイの、「毎度」がゆえの台詞が最高。
勿論、痒いところに手が届き過ぎている(?)きらいもないではない・・特にスポックがちょっと感情的過ぎるかな・・という気もしますけど、息子が死ぬかも・・となればこれくらい当たり前か・・。スポック&ザールに影響されて、カークが自分の息子・デービッドにあれこれ思いをめぐらす描写もあるんですが、あるシーンでミラマネと、彼女の胎内の子にもちゃんと思いを馳せていて、よかったです。
ちなみに話の最初の方でカークが連邦軍長官の下で直接航宙艦の操舵をする・・というシーンがあり、新鮮でした。今までカークがファラガットでの少尉時代何をしてたことになってるのか知りませんでしたが(少なくとも機関部員&科学部員でないことは分かってましたが)、やはりというか操舵担当だったんですね。
続編とはいえ、これ単独でも読めますしとても面白い・・とにかくザールがいい!ので、機会があれば是非読んで欲しい二冊(←上下巻)
「タイムマシンの危機(原題:All Our Yesterdays)」でのスポックとの出会いの結果、後にザラベスが彼の息子・ザールを産んでいた・・という設定で書かれた小説「過去から来た息子」の続編。
是非「過去から来た息子」を読んでから読みたかったのですが、地元の図書館には「過去から~」が無く、仕方なしにこの「時の壁を超えて」から先に読むことに(で、読み終わった今、古本通販で買った「過去から~」を読んでる最中)
結論から先に申し上げますと、かなり良かったです。グー!今まで読んだ(って、まだたいした冊数ではありませんが)スタトレ小説の中では「スポックの世界」が一番好きかな・・と思ってましたが、並びました。同率首位。奇しくも(?)時代設定がほぼ同じなんですよね(映画Ⅰの後) そのせいかナラートとかハマルキ人とか、カブるキャラが何人か(ナラートの階級が違いますし、ハマルキ人は「時の~」では会話の上でしか出てきませんけど)
なんでしょう、テーマの深遠さ?高尚さ?そういうのは「スポックの世界」の独り勝ちでしょうけど、「時の壁を超えて」はスポックの息子がその後どんな人生を送ったのかという、私的で、だからこそエモーショナルで「俗な」面白さに満ちたお話・・というか。
で、そのスポックの息子・ザールがいいんですわ!「過去から来た息子」時代の、「素直な子」という評判(?)は聞きつけていたんですが(←何処でだよ)、愛する者を喪い、また、そのことを予知できるがゆえの恐怖をも背負い、戦いの連続、肉体的苦痛、統治者としての苦悩・・そんないっさいがっさいの辛い日々を経て、それでも優しい心を失わず、民への責任と義務を果たそうと、不自由な片足を引きずりつつ歩み続ける彼・・。敵の巫女に自分の死が予言されても、むしろやっと終わりに出来る・・とまで思う(泣)
本当にもう、すごくいい人。「鬼平」の小柳かよ!と言いたくなるような過去もありーの(ここのくだりの痛ましさはもぅ・・)で、小説だけにしとくのは勿体ない・・こんなキャラこそ映像で見せてよねという感じ。
作者は筋金入りのトレッキーとのことで、まさにトレッキーの、トレッキーによる、トレッキーのためのお話。ザールの人柄のキュートっぷり、悲壮な生き様等々のメインストーリー以外にも、カークやマッコイ達の台詞や行動も痒いところに手が届く・・という感じ。異星サルペイドンの馬=ヴァイカーを、初めてでも見事に乗りこなすカークの台詞「いい娘(こ)だ」・・やっぱり、馬でも人間でも、女(牝)なら上手く乗りこなせるのね貴方・・(笑) で、その馬から上手く降りられないマッコイの悔し紛れな一言もいい感じ。そして毎度のことですが、捕まって牢にブチこまれたマッコイの、「毎度」がゆえの台詞が最高。
勿論、痒いところに手が届き過ぎている(?)きらいもないではない・・特にスポックがちょっと感情的過ぎるかな・・という気もしますけど、息子が死ぬかも・・となればこれくらい当たり前か・・。スポック&ザールに影響されて、カークが自分の息子・デービッドにあれこれ思いをめぐらす描写もあるんですが、あるシーンでミラマネと、彼女の胎内の子にもちゃんと思いを馳せていて、よかったです。
ちなみに話の最初の方でカークが連邦軍長官の下で直接航宙艦の操舵をする・・というシーンがあり、新鮮でした。今までカークがファラガットでの少尉時代何をしてたことになってるのか知りませんでしたが(少なくとも機関部員&科学部員でないことは分かってましたが)、やはりというか操舵担当だったんですね。
続編とはいえ、これ単独でも読めますしとても面白い・・とにかくザールがいい!ので、機会があれば是非読んで欲しい二冊(←上下巻)
原題はAngel One。
ラムジー達が、出て行かない限り処刑されるとなってもあの星に留まろうとした気持ちが理解できない・・。自分達だけ追放で妻子と生き別れ・・ってんならともかく、彼女達も連れていけたというのに。ラムジー達自身には、社会を変革しようとか、結果そのために「殉教者」となってもかまわない・・とかいう意思は強いて無かったように見受けましたし。妻子達にとっては生まれ故郷・・離れるに忍びなかった?しかし何はともあれ、命あってのものだね・・。留まれば夫が死ぬというなら、どんな異国にだって行こう・・ってのが妻だと思うんですけど(その逆もまた然り)
艦長、副長が胸毛露出で揃い踏み・・(今回、胸毛祭りか?) 病気の艦長に薬を飲ませるビバリー・・彼女は時々、艦長の「お母さん」になりますよね・・(しかしその後すぐ、「医者」に戻って艦長ほったらかして出て行きましたけど)
ラムジー達が、出て行かない限り処刑されるとなってもあの星に留まろうとした気持ちが理解できない・・。自分達だけ追放で妻子と生き別れ・・ってんならともかく、彼女達も連れていけたというのに。ラムジー達自身には、社会を変革しようとか、結果そのために「殉教者」となってもかまわない・・とかいう意思は強いて無かったように見受けましたし。妻子達にとっては生まれ故郷・・離れるに忍びなかった?しかし何はともあれ、命あってのものだね・・。留まれば夫が死ぬというなら、どんな異国にだって行こう・・ってのが妻だと思うんですけど(その逆もまた然り)
艦長、副長が胸毛露出で揃い踏み・・(今回、胸毛祭りか?) 病気の艦長に薬を飲ませるビバリー・・彼女は時々、艦長の「お母さん」になりますよね・・(しかしその後すぐ、「医者」に戻って艦長ほったらかして出て行きましたけど)
原題はDatalore。
データの故郷&兄のロア初登場。ロア自体は後の方の話で見たことがありましたが、まさか彼を組み立てたのがエンタープライズ(のクルー)だったとは知りませんでした。邪悪と分かってるので、「組み立てるな~」「独りにさすな~」と絶叫しまくり。データと入れ替わってハラハラドキドキ・・なかなか面白い回でした。
ロアとの会話でデータが、「確かに私は人間らしくなくてよく失敗する」とかゆぅてましたけど、ここで視聴者の多く(特に女性)が、「そこがいいんじゃな~い!!」と突っ込んだはず・・。
最後、艦外に転送されたロア。しかしまた出てくる以上助かった訳で、ウェスリー、奴の転送パターンばらばらにしてまえばよかったのに・・と思ったり(まぁ、とっさのことでそこまでは無理だったのかもしれませんが)
データの故郷&兄のロア初登場。ロア自体は後の方の話で見たことがありましたが、まさか彼を組み立てたのがエンタープライズ(のクルー)だったとは知りませんでした。邪悪と分かってるので、「組み立てるな~」「独りにさすな~」と絶叫しまくり。データと入れ替わってハラハラドキドキ・・なかなか面白い回でした。
ロアとの会話でデータが、「確かに私は人間らしくなくてよく失敗する」とかゆぅてましたけど、ここで視聴者の多く(特に女性)が、「そこがいいんじゃな~い!!」と突っ込んだはず・・。
最後、艦外に転送されたロア。しかしまた出てくる以上助かった訳で、ウェスリー、奴の転送パターンばらばらにしてまえばよかったのに・・と思ったり(まぁ、とっさのことでそこまでは無理だったのかもしれませんが)
原題はThe Big Goodbye。
この後も結構ホロデッキは命懸けのトラブルがあったような・・。VOYの時代には住民反乱まで(笑) まぁある程度の危険は「遊び」には付き物か・・。
本格的にホロデッキを取り上げるのはこの話が最初?既にしてホログラム登場人物の「悲哀」を描いてる辺りはさすがというか。
はしゃぎまくる・・キスマークつけたまま艦内を歩くピカードがかわいい・・。そしてそのキスマークを手でぬぐってあげるビバリーは「お母さん」って感じ。ビバリーといえば、ホロデッキでの衣装が似合ってて綺麗でした。
この後も結構ホロデッキは命懸けのトラブルがあったような・・。VOYの時代には住民反乱まで(笑) まぁある程度の危険は「遊び」には付き物か・・。
本格的にホロデッキを取り上げるのはこの話が最初?既にしてホログラム登場人物の「悲哀」を描いてる辺りはさすがというか。
はしゃぎまくる・・キスマークつけたまま艦内を歩くピカードがかわいい・・。そしてそのキスマークを手でぬぐってあげるビバリーは「お母さん」って感じ。ビバリーといえば、ホロデッキでの衣装が似合ってて綺麗でした。
原題はJustice。
当たり前ですが、法は万能では無い・・。大事ですし(定められた以上)守っていかなければいけないものですけど、悪法だって確かに存在しますし、だいいち、定めた側(体制)が常に正しいとは限らない訳ですし。
明智抄先生の漫画の台詞だったかで、「『事実』がひとつだけあり、それに関わった人間の数だけ『真実』があるのだ」というのがあるんですが、人間(もしくは国家)の数だけ「正義」もあるんでしょうね・・。
麻薬密輸とかで、欧米や日本だと懲役刑なのが、東南アジアだったかだと死刑にもなる・・という、あの問題と同じ・・。勿論麻薬はいけませんし、その罪は重いでしょうけど、いきなり死刑はちょっと・・。しかし(今回の話のウェスリーのように)知らなかったならともかく、死刑になる罪だと知った上で犯したのなら、それはそれで重いですよね。
引き上げざるを得なくなり、ひとはたあげよう(?)と意気込んでいたであろう植民団の皆さんが気の毒・・。まぁ、あんな危なっかしい「神」の影響を受けるかもしれない星になんて、おっかなくて暮らしていけませんけど。
それにしてもイドの男性住民の服はキモかった・・(苦笑) 女性はかわいかったんですけどね~。しかしあそこの住民に老人はいないんでしょうか?(走れなくなったらアウト?)
当たり前ですが、法は万能では無い・・。大事ですし(定められた以上)守っていかなければいけないものですけど、悪法だって確かに存在しますし、だいいち、定めた側(体制)が常に正しいとは限らない訳ですし。
明智抄先生の漫画の台詞だったかで、「『事実』がひとつだけあり、それに関わった人間の数だけ『真実』があるのだ」というのがあるんですが、人間(もしくは国家)の数だけ「正義」もあるんでしょうね・・。
麻薬密輸とかで、欧米や日本だと懲役刑なのが、東南アジアだったかだと死刑にもなる・・という、あの問題と同じ・・。勿論麻薬はいけませんし、その罪は重いでしょうけど、いきなり死刑はちょっと・・。しかし(今回の話のウェスリーのように)知らなかったならともかく、死刑になる罪だと知った上で犯したのなら、それはそれで重いですよね。
引き上げざるを得なくなり、ひとはたあげよう(?)と意気込んでいたであろう植民団の皆さんが気の毒・・。まぁ、あんな危なっかしい「神」の影響を受けるかもしれない星になんて、おっかなくて暮らしていけませんけど。
それにしてもイドの男性住民の服はキモかった・・(苦笑) 女性はかわいかったんですけどね~。しかしあそこの住民に老人はいないんでしょうか?(走れなくなったらアウト?)
●2001年7月から某所で書いていた感想日記の移植版です。
●基本的にテレビ本編&映画の感想はネタバレ有、小説の感想はネタバレがある場合「続きを読む」で・・というスタンスです。
●ブログ内の画像の無断転載・二次使用はお控え願います。
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