原題はThe Dauphin。←昔のフランス王太子の称号だそうで。今現存してるのでゆうなら「プリンス・オブ・ウェールズ」(英皇太子)みたいなもんか・・。
ウェスリーの初恋物語。彼が恋愛指南を求めたのが、まずジョーディー。しかし忙しかった為断られ(例え忙しくなかったとしても、彼は適任ではないでしょうけど・・)、誰に訊くんかと思いきや、ウォーフ(笑) どう考えても人選的にミスマッチでショ!そうこうしてるうちにやっと適任者(?)ライカーにたどり着きますが、ガイナン相手にお手本を見せるつもりが夢中になるライカー&それにうっとり聞き入るガイナン・・(笑) ガイナンも「女」なのよねぇ・・というか。ライカーは、「名選手、必ずしも名監督ならず」ってやつでしょうか・・?彼のテクニックは初心者(ウェスリー)にはまだまだ、早かったようで・・。
しかし真面目な話、サリアは指導者として上手くやっていけるのでしょうか?指導者になるべく教育を受けてきて、彼女自身もその運命を受け入れた訳ですが、それで解決するほど、事は容易ではないような・・。ま、そこまで心配する義理はエンタープライズ側には無い訳ですけれど。
最後のガイナンの台詞が渋い!「恋にリバイバルなんて無いのよ」 ←♪恋はいつでも初舞台(by梅沢富美男「夢芝居」)ってやつですね・・(作詞作曲が小椋佳とは知りませんでした)
原題はTHE CHILDREN OF HAMLIN(そのまんま)
謎の異星人艦から攻撃を受ける連邦の艦を救ったエンタープライズ。生存者の中の、宇宙連邦大使を名乗る男によると、異星人は数十年前の大事件「ハムリンの虐殺」の犯人・コライー人で、その事件で遺体の見つからなかった子供達が今もなお、コライー艦に捕らわれたままだという。結局、エンタープライズがその大使と共に残りの子供達の救出に向かうことになるのですが・・。
小説オリジナル。重いテーマのお話で、面白くないこともなかったですが、個人的にはちと、いまいち。やはり、エンタープライズ側のメインキャラに濃密・・濃厚な人間ドラマが無いと物足りない・・(ビバリーやディアナは結構、ズタボロになりますけど。精神的に)
以下、ややネタバレ気味・・読み終わった方向け感想。
原題はUnnatural Selection。
医師としての使命感からの行動で結果死に至るウイルスに感染したドクターポラスキーを、救おうとしたピカードがその過程で彼女が実は自分のファンで、志願してエンタープライズに、自分のもとにやってきたことを知り、以前にも増して熱心に、なんとか彼女を救おうとする・・。自分の女性ファンは決して見捨てない男(笑)、ピカード・・。まじめな話、確かに知ってしまったらなおさら、喧嘩別れみたいな状態で永訣したくはないわなぁ・・。似た者同士=自己の信念を譲らない頑固者同士ゆえ、ぶつかることも多かった2人ですが、これを契機に仲良くなっていくんでしょうね。多分。
ドクターを救うため、健康だった頃のD.N.A.が要る・・と、彼女の部屋を荒らしまくるライカー&データは、傍目にはただの変質者(下着ドロ?)にしか見えませんでした・・(笑)
オブライエン、ミーティング初参加?だんだん、よく出てくる&重要な役割果たすようになってきましたね。
やはり下手に人間のD.N.A.いじったあかん・・という話。あの子供達自身もかわいそうに・・。学者がなんとか手立てを考えつかない限り、子供達だけで隔離されて暮らしていかなければならない訳で・・。
原題はLoud as a Whisper。
ライカーと2人で、リバがディアナを気に入ったらしい・・と話してる時のピカードの表情が妙。なんでしょう?娘が男に気に入られた時の、父親の複雑な心境のようなもの?
調停の場に、「あまり刺激したくない」と最低限の人間しか連れて行かなかったことで結果、半身に等しい通訳達を失ったリバ。勿論、大勢連れて行ってればそれだけ保安部員に死傷者が出たかもしれない訳で、通訳達の命も保安部員の命も双方同等に等しいことを思えば仕方がない結果と言えましょうが、それにしてももうちょっと策は無かったのか?リバ・・という感じ。
原題はThe Schizoid Man。
データを乗っ取った博士はヤな人でしたが、良心を捨て切っていなくて幸いでした。
最後、記憶が無いデータを、これ幸いとばかりライカーがからかう・・「ドクターポラスキーを口説いたことを覚えているか?」、それに対するデータのカエシ・・「落ちましたか?」が最高(笑)
原題はThe Outrageous Okona。
絵に描いたような遊び人の色男(?)・オコーナーが、スタトレ・・というかTNGらしからぬ感じがして少々面食らいましたが、実はロミオとジュリエットの仲をとりもっていたいい「兄貴」だった・・自由と引き換えの孤独も受け入れて生きる、泰然自若、悠々自適(←?)な好漢と分かってよかったです。
オコーナーが最初にコナをかける転送係の女性士官美人やな・・と思ったら、彼女を演じてたのって最近「デスパレートな妻たち」で人気のテリー・ハッチャーなんですね。
で、オコーナー演じてた人って「ロケッティア」の主役の人なんですね・・ってことはジェニファー・コネリー(現:ポール・ベタニー夫人)の元婚約者・・ということか・・。
データ、笑いの真髄はなかなか理解し得なくても、何でも笑うホロの観客には傷付く・・もしくは違和感は感じ取れる訳で、単なる「判断」としか言えないかもしれませんが、それでもある意味「誇り」「自尊心」とでも呼べそうな、そんな感じが。
原題はTHE PATRIAN TRANSGRESSION・・「パトリア人の(犯)罪」
作者はサイモン・ホークというあんまし聞かない人。そのせいなのかは分かりませんが、本作はちと、いまいちでした。それなりに面白い部分もあるんですが、なんかあまりスタトレらしからぬ?感じがする・・強いてスタトレでやんなくても、他のSF作品でも成立しそうな筋?というか・・。とにかくなんかこう、しっくりこない感じがするのです。「スタトレ色が薄い」というか・・。
エンタープライズサイドの主要キャラに、あまり味わい深い人間ドラマ、苦悩・・等々が無かったのも敗因(?)のひとつか・・。ラブストーリーもなんかとってつけたように唐突でしたし。
これから訪れる異星の食事を予習するシーンとかは面白かったんですが。
原題はElementary, Dear Data。
これは昔、KBS京都だかで見た話。ドクターポラスキー、データファンからスカンを喰らいそうな言動ではありますが、まだあれでもマシな方なのかも・・もっと露骨にヤなことゆってくる人の方が現実には多そうな・・。モリアーティには通用してませんでしたが、とるべき態度をとってたあたりはさすが士官・・という感じ。お菓子で胸焼け・・なんてとこもお茶目でかわいい。しかしホロデッキの飲食物(で胸焼け)って一体・・?
ささやかではありますが、ライカーのウォーフいぢりも微笑ましい(?)というか(一歩間違えたらいじめですけど) ライカーなりの愛情表現の一環?
コギトエルゴスム・・「我思うゆえに我あり」。ジョーディーの気まぐれな一言が偶然、ひとつの「意思」、ひとつの「存在」を生み出した訳で、昔書いた感想とカブりますけど、我々人類も、神とでもいうべ存在のほんの「気まぐれ」で偶然、誕生し、存在しているのかも・・と思うとモリアーティの気持ちもよく分かるというか。
結局、最後にライカーが言う「君子危うきに近寄らず」、その一言に尽きる話。
冒頭のウォーフの発散運動+それに付き合うライカー・・は、後で繋がってくるんかいなと思いきや、特に関係無くて肩透かし。
オブライエンが若い!
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